Unityで360度ステレオVR動画を作る

ここ最近3Dキャラクターのリギングを色々勉強していたのは、Unityをレンダラとして動画を作りたかったからなのです。


Maya LTでFBIK(Full Body IK)
Maya LTのQuick Rigという便利機能を知ったので、もうちょっと色々といじってみる。(楽しくなってきた)公式ドキュメントによると、Quick Rigの設定には大きく2通りあって、 ワンクリック(One-Click)で全て自動でスキ...


ゼロから全部作るのはしんどいので、ありもののAssetを組み合わせてリッチな画が作れないかと試してみている↓



Unityが公式に配布しているパーティクルのサンプルがクオリティ高かったのだ↓
https://assetstore.unity.com/packages/essentials/tutorial-projects/unity-particle-pack-127325

パーティクル系は圧縮動画との相性が悪いけど、止め画でもなかなかのクオリティな気がする↓





もっと言うと、せっかく買ったOculus Goで見れるVRコンテンツを作りたくて。



自分でコンテンツを作って楽しまないなんて、いったい何のために買ったんだと。

ただ、ランタイムでリッチな画を描画するのはOculusGoのスペック的に無理そうなので、いったん動画に書き出してから持って行こうと思ってちょっと調べる↓
https://xr-hub.com/archives/3399

ということで、Unityの画を連番静止画・動画へ書き出せる公式Asset Unity Recorderを使う。
https://assetstore.unity.com/packages/essentials/unity-recorder-94079

Windowは結構メニュー奥まった場所にあるのね。



試しに質素なシーンを作って、この設定で録画。



人間の平均的な両眼距離6.5cmがデフォルトで入ってるのね。(ということは、Unity上の単位はメートルだな)
立体視を試してみた
最近、立体視用のモニタ(偏光メガネで見るやつ)を1つ後輩から強奪した譲り受けたんで、適当に視差を作って色々試してみた。(youtubeは立体視にも対応してるんですね)


1024×2048解像度のファイルが出力される。



で、この動画をOculus Goで見てみたら、目に見えて解像度が粗い。



360度、両目分を合わせて1024×2048ってかなり低解像度なのね。でも、これ以上解像度を上げると書き出しに失敗してしまう。Unity側の制限なのか、PCスペックの限界なのか。
そもそも、これぐらい質素ルックならランタイムでもできそうだよな。。。

360度も見まわすことは無いから180度で良いです。。。
180度で書き出すにはひと手間かかるっぽい↓
https://qiita.com/tan-y/items/ea824684077b0a544421

まだ道のりは長そうだな。。。

関連記事

VCG Library:C++のポリゴン操作ライブラリ

トランスフォーマーロストエイジのメイキング

IronPythonを使ってUnity上でPythonのコー...

トランスフォーマーの変形パターンを覚えるのは楽しいと思うんだ

Physics Forests:機械学習で流体シミュレーショ...

adskShaderSDK

ラクガキの立体化 塗装と破損個所の修復 そして完成

Polyscope:3Dデータ操作用GUIライブラリ

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のシルエット出...

KelpNet:C#で使える可読性重視のディープラーニングラ...

Mayaでリアルな布の質感を作るチュートリアル

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 頭の概形作り

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 全体のバランス調...

MetaHumanの頭部をBlenderで編集できるアドオン

Point Cloud Libraryに動画フォーマットが追...

Autodesk CompositeとAutodesk Ma...

Maya 2015から標準搭載されたMILA

MFnDataとMFnAttribute

UnityでOpenCVを使うには?

Alice Vision:オープンソースのPhotogram...

書籍『ゼロから作るDeep Learning』で自分なりに学...

ZBrushの作業環境を見直す

2012のメイキングまとめ(途中)

ファンの力

映画『シン・仮面ライダー』 メイキング情報まとめ

Mayaのプラグイン開発

CGレンダラ研究開発のためのフレームワーク『Lightmet...

UnrealCV:コンピュータビジョン研究のためのUnrea...

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 爪とトゲを追加

『パシフィック・リム: アップライジング』のVFXブレイクダ...

HD画質の無駄遣い その2

3D Gaussian Splatting:リアルタイム描画...

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 脚のトゲの作り直...

Phongの表現力パネェ 材質別のPhong Shader用...

AR (Augmented Reality)とDR (Dim...

SIGGRAPH論文へのリンクサイト

「立場が人を作る」って言ったりするよね

Unityで強化学習できる『Unity ML-Agents』

CycleGAN:ドメイン関係を学習した画像変換

マジョーラ

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 下アゴと頭部を作...

オープンソースのネットワーク可視化ソフトウェアプラットフォー...

コメント