Zibra Liquids:Unity向け流体シミュレーションプラグイン

ZibraAIという会社(?)のUnity用流体シミュレーションプラグイン。
まだ一般公開前だけど、ユーザー登録するとアーリーアクセスが試せるらしい。

追記:Asset Store無料版有料版が公開されました。

Zibra Liquids

Zibra Liquidsは、ゲーム開発者向けのリアルタイムでクロスプラットフォームな物理的に正しい流体シミュレーションプラグインです。

Zibra Liquidsは、最先端の物理ソルバーと機械学習ベースのニューラルオブジェクト表現の相乗効果により、さまざまな種類の流体を任意の形状のオブジェクトで使用できます。
物理的に正しいソルバーによって、スマートフォン・タブレットからハイエンドGPUまであらゆるデバイス上で、数百万ものパーティクルによる高速な流体シミュレーションとレンダリングが可能になります。

主な機能:

  • リアルタイムシミュレーション
  • シンプルで直感的なユーザーインターフェイス
  • 視覚的・物理的な複数のプリセット
  • 重力制御
  • AIで高速化された複雑なオブジェクト間の相互作用
  • 力の相互作用

Zibra Liquidsは、大まかに以下3つで構成されています:

  1. GPUベースのマテリアルポイント方式
  2. パーティクルシミュレーション向け。

  3. サーバーベースのニューラルSDF(符号付き距離関数)表現の生成
  4. UnityのメッシュフィルターオブジェクトにVoxel Colliderコンポーネントを追加すると、複雑なオブジェクトの表現を生成できます。


    スポンサーリンク
  5. 流体表面(境界面)のレンダリング
  6. 任意のキューブマップを使った反射と屈折に対応し、複数の視覚的パラメータで調整可能。

公式のYouTubeチャンネルで動画がいくつか公開されている。


スポンサーリンク


このリアルタイムシミュレーションがスマートフォンでも動くってホントかな?
iPhone 7で動いてる↓



2022年10月追記:Unreal Engine版もリリースされた↓



https://80.lv/articles/a-new-fluid-simulation-plugin-for-unity/
https://indiegamesjp.dev/?p=4071

流体シミュレーションと機械学習と言うと、バックグラウンドはこういう技術なのだろうか↓
Physics Forests:機械学習で流体シミュレーションを近似する
CG分野(特にレンダリング)では、現実の物体・現象の性質をモデル化して扱う。計算リソースには限りがあるので、大抵の場合は視覚に大きく影響する要素だけをモデル化して関数などで表現する。 実測値や物理法則に基づいた計算を行う「物理モデル」に対し...

Deep Fluids:流体シミュレーションをディープラーニングで近似する
チューリッヒ工科大学(ETH Zurich)、ミュンヘン工科大学、Pixarによるディープラーニングで流体シミュレーションを近似する研究 Deep Fluids: A Generative Network for Parameterized...


https://physicsbaseddeeplearning.org/diffphys.html



スポンサーリンク

関連記事

CNN Explainer:畳み込みニューラルネットワーク可視化ツール
TVML (TV program Making language)
GoogleのDeep Learning論文
R-CNN (Regions with CNN features):ディープラーニングによる一般物体...
立体視を試してみた
Physics Forests:機械学習で流体シミュレーションを近似する
オープンソースの物理ベースレンダラ『Mitsuba』をMayaで使う
天体写真の3D動画
UnityユーザーがUnreal Engineの使い方を学ぶには?
法線マップを用意してCanvas上でShadingするサンプル
タイミングとクオリティ
参考書
Unityで学ぶC#
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 目元だけ作り込んでバランスを見る
ポリゴンジオメトリ処理ライブラリ『pmp-library (Polygon Mesh Process...
映画『シン・ウルトラマン』 メイキング記事まとめ
Photoshopで作る怪獣特撮チュートリアル
Adobe Photoshop CS4 Extendedの3Dモデル編集機能
HTML5・WebGLベースのグラフィックスエンジン『Goo Engine』
Arduinoで人感センサーを使う
ZBrush キャラクター&クリーチャー
オープンソースの顔の動作解析ツールキット『OpenFace』
CGレンダラ研究開発のためのフレームワーク『Lightmetrica (ライトメトリカ)』
書籍『仕事ではじめる機械学習』を読みました
トランスフォーマー :リベンジのメイキング (デジタルドメイン)
フリーで使えるスカルプト系モデリングツール『Sculptris 』
顔モデリングのチュートリアル
Photo Bash:複数の写真を組み合わせて1枚のイラストを制作する
第1回 3D勉強会@関東『SLAMチュートリアル大会』
海外ドラマのChromaKey
ZBrush用トポロジー転送プラグイン『ZWrap Plugin for ZBrush』
SVM (Support Vector Machine)
機械学習に役立つPythonライブラリ一覧
リアルタイム レイトレーシングAPI『DirectX Raytracing (DXR)』
UnityでOpenCVを使うには?
色んな三面図があるサイト
ジュラシック・パークの続編『ジュラシック・ワールド』
映像ビジネスの未来
UnityでARKit2.0
iOSデバイスのためのフィジカル・コンピューティングツールキット『konashi(こなし)』
AR (Augmented Reality)とDR (Diminished Reality)
UnityでPoint Cloudを表示する方法

コメント