ゲーム業界の人間じゃないから3日間有給を取って自腹でCEDECに参加しました。(高かったです。。。)
趣味でCEDECに来ている者だCEDEC 2015が始まった。
コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2015(CEDEC2015)
会期:2015年8月26日(水)~8月28日(金)
会場:パシフィコ横浜 会議センター(横浜西区みなとみ...
CEDEC 2日目昨日に引き続き、趣味でCEDEC 2日目も参加してきました。
2日目は以下のセッションを聴講した。
[基調講演]Data Art and Entertainment
真鍋 大度 (株式会社ライゾマティクス Rhizoma...
3日目(最終日)にオイラが聴講したセッションは以下。
スポンサーリンク
- チーム開発をスムーズにするために何をすべきか
池田 尚史 (『チーム開発実践入門』著者) - プロ野球スピリッツ2015の3Dフォトスキャン活用事例 ~我々は如何にして500名以上もの野球選手のリアリスティックな顔モデルを作成したか~
伊藤義徳 (株式会社コナミデジタルエンタテインメント) ほか3名 - 次世代向け物理ベースマイクロファセットモデルを設計してみる
五反田義治 (株式会社トライエース)
発表スライドはこちらのページから - 映像制作プロダクションによるゲームエンジンを用いた高品質映像制作
今村理人 (マーザ・アニメーションプラネット株式会社) ほか4名 - 双方向パストレーシング(BDPT)の基礎からOpenCLによる実装まで
Takahiro Harada (Advanced Micro Devices, Inc.) ほか1名
スポンサーリンク
はい、朝一番の基調講演「妖怪ウォッチ ゲーム・アニメ・映画・漫画・玩具 ~各界クリエイター共同戦線~」は興味がわかなかったから聴かなかったのです。どうやら広いホールが満席になるほどの人気だったみたいだけど、オイラはゲーム業界の人間じゃないからか、その辺の感覚がズレてるっぽい。
まあ、前日のDevelopers’ Nightで疲れてて朝起きれなかったのもあるんだけど(笑)
「チーム開発をスムーズにするために何をすべきか」で語られていた破綻した現場の例が、あるある過ぎて(笑)
勉強しておきたい知見だな。

「プロ野球スピリッツ2015の3Dフォトスキャン活用事例」は、野球選手の顔を撮影、PhotoScanで3D復元、そのモデルをゲームで使用できるデータにするまでのワークフロー設計をやたらと細かくて、何となく社内共有に使うような情報の粒度のプレゼンだった気がする。こういうノウハウを惜しげもなくオープンにできるのは他の業界ではあんまりない気がする。
ファミ通.comで記事がアップされた。↓
http://www.famitsu.com/news/201509/02087170.html
「次世代向け物理ベースマイクロファセットモデルを設計してみる」は、反射モデルの話が懐かしくて聴講したけど、ちょっと復習しないと。。。
「映像制作プロダクションによるゲームエンジンを用いた高品質映像制作」は、CGWORLDで表紙も飾っていたこちらのUnreal Engineで制作された動画の裏話。↓
「双方向パストレーシング(BDPT)の基礎からOpenCLによる実装まで」は、参考書でしれっと数式で解説されてしまう内容を図解で説明してくれる貴重なセッションだった。
うろ覚えだけど、オイラが双方向パストレーシングという言葉を聞いたのは確かこの書籍だった気がする。↓

いや、CG MAGICだったか?

近年のレンダリング技術についてまとめた日本語書籍が無いのがちょっと残念ね。今なら理論と実装の両方載せても意外と個人の環境で試せそうだし。
スポンサーリンク
関連記事
2012 昨日のクローズアップ現代を見た
2020年7月 振り返り
頭蓋骨からの顔復元と進化過程の可視化
Structure from Motion (多視点画像からの3次元形状復元)
UnityでShaderの入力パラメータとして行列を渡す
OpenVDB:3Dボリュームデータ処理ライブラリ
他人に水面下の苦労は見えない
ZBrushのハードサーフェイス用ブラシ
OpenMayaRender
「ベンジャミン·バトン数奇な人生」でどうやってCGの顔を作ったのか
ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 DynaMesh
書籍『The Art of Mystical Beasts』を購入
無能の作り方
2021年の振り返り
ZBrushでUndo Historyを動画に書き出す
ZBrushのZmodelerとDynamic Subdivisionを学ぶ
MRenderUtil::raytrace
人間の顔をそっくりそのままCGで復元する『Digital Emily Project』
SIGGRAPH 2020はオンライン開催
自分を育てる技術
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 口内の微調整・身体のライン修正
Alice Vision:オープンソースのPhotogrammetryフレームワーク
Javaで作られたオープンソースの3DCGレンダラ『Sunflow』
過程を晒す
2019年6月 行動振り返り
天体写真の3D動画
BSDF: (Bidirectional scattering distribution funct...
ゴジラ(2014)のディティール制作の舞台裏
iPhone欲しいなぁ
ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 失敗のリカバー
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 首回りの修正・脚の作り込み
Zbrushでメカ物を作るチュートリアル動画
Blenderでよく使うaddon
写真に3Dオブジェクトを違和感無く合成する『3DPhotoMagic』
CGWORLD CHANNEL 第21回ニコ生配信は『シン・ゴジラ』メイキングスペシャル!
レンダラ制作はOpenGL とか DirectX を使わなくてもできるんだぜ
Blenderの人体モデリングアドオン『MB-Lab』
ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 Dam Standardブラシでディティールを彫る
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 全体のバランス調整 その2
ZScript
3D復元技術の情報リンク集
粘土をこねるようなスカルプトモデリング
コメント