シリコーンゴムによる型取りとレジン複製

ちょっと模型の思い出話。

高校生の頃、インターネットに疎く、近所にまともな模型店も無かったオイラにとって、東急ハンズは貴重な情報源の1つだった。
というのも、当時からすでに模型雑誌のHow To記事はプラモデル(特にガンプラ)の工作が中心で、スクラッチの情報がかなり少なかった。良質なプラモデルが安く手に入る時代になっていたので、スクラッチで作る情報にはあまり需要がなかったんでしょうね。スポット的に、ガンプラのパーツを一部自作するような記事はたまにあったけど。
書籍をAmazonで探すということもなかったので、書店の棚に並んでいる情報が全てだった。

当時からオイラが1番知りたかったのは、粘土原型の制作と型取り複製の方法だった。粘土原型の制作方法は個人に依存するところが多いようなので未だに体系的な方法を知らないんだけど、型取り複製の方法論はこちらの書籍で学ぶことができた。↓



オイラがこのムック本に出会ったのは、東急ハンズのクラフトコーナーだった。シリコーンゴムとレジンの隣にこの書籍も陳列されていた。


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高校1年の夏休みはこの本を食い入るように読んで自分で試してみた。原型はまだ上手く作れなかったから、ありものの型を取って複製するだけだったけど。
書籍に記載されている通りにやれば良いのに、材料費もあんまりなかったので所々ケチって再現した。これが失敗の元となるんだけど。

原型の片面を覆うための粘土は小学生が使うような油粘土で代用、シリコーンゴムを流し込む木枠の代わりに牛乳パックで枠を作った。後にシリコーンゴムを流し込む枠はブロックを使う方法が登場し、専用のブロックも発売された。



原型にはスプレータイプの離型剤を塗り、シリコーンゴムが固まっても綺麗に剥がれるようにしておく。
初めてやった時はシリコーンゴムの硬化材の量が足りなかったようで、ちっとも固まらなかった。指定通りの分量で混ぜたつもりだったけど、そもそも使っていた測りの精度が悪かったようだ。そして、オイラは牛乳パックで代用したため、型がちょっと歪んだ形で固まった。

一応型ができて、複製の段階に進んで、2液混合タイプの無発泡ウレタン樹脂を流し込んだ。すごい石油臭だった。そして数回で型がボロボロになってしまった。シリコーンゴム製の型の耐久性の低さを知った。
当時、高校の文化祭で小道具作りにこの方法を使ってクラスメイトにドン引きされましたね。

こちらのムックのシリーズは、プラモデルの表面処理やエアブラシ塗装についてまとめた上巻もあります。どちらも10年以上前のものなので中古でないと入手できないっぽい。



身近に師匠になるような人がいなかったので、こういう情報を必死で探して独学してた。後々気づいたんだけど、型取り複製の方法論は模型誌よりも彫刻系の技法書を探せば良かったような気がする。
ただ、この独学の習慣ってのは後々も活きているような気がする。






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