海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 電飾のための工作 その3

前回は、胴体内部に透明なインナーパーツを作ろうとしてあえなく失敗したのでした。


前回の反省

ちょっと反省する。
前回使った透明素材「すけるくん」は、溶剤が揮発することで硬化するタイプの材料だった。(すけるくんの場合は水が溶剤みたいなもの)
そして、溶剤は空気と触れている表面から揮発していくため、体積に対して表面積が少ないと、内側の溶剤が揮発せずに残ってしまう。その結果、硬化不良を起こしてしまった。というのがオイラの予想。

透明粘土でインナーパーツを作る

ということで、使う材料を変えて再びインナーパーツの作成に挑戦。
今回は前回とはまた別の透明な粘土系素材を使ってみる。その名もずばり「透明粘土」。

透明粘土

こいつは、前回使ったすけるくんと違って、2種類の材料を混ぜ合わせると化学反応で硬化するタイプ。なので、体積や表面積に関係なく硬化してくれると睨んだのだ。



ただ、この透明粘土はお値段の割に内容量が少ないのがちょっと残念。
さっそく全部使っちゃおう。この2種類の材料を混ぜ合わせると硬化するわけですね。



説明書によると、最初は少し固いので、まずは練ってほぐす必要があるらしい。



って、固っ!少しどころか結構固いじゃないか。のばし棒に体重かけないと伸びないぞこれ。



汗だぐになりながらそこそこほぐしてから硬化促進剤を全部乗せる。促進剤も完全な透明なのね。



再び体重をかけてのばし棒で練って促進剤をよく混ぜる。やっぱり固い…



十分に混ぜたら、胴体の内側に盛る。
一応、盛る前にソフビの内側にはスプレータイプ離型剤を吹いておいた。硬化後にペリッと剥がせるようにしておきたいのだ。



盛ったら指やスパチュラを使って伸ばし、形を整える。



少し余ったので上腕にも盛っておいた。



完全に硬化するまで1日待てば良いはず。



ということで、硬化した。
透明度とか見た目の変化は無いですね。やや白く曇っている箇所は練った時に混入した気泡だろうか。



今更ながら、腕のパーツの基部に電飾配線用の穴を開けた。


光の拡散度合いのテスト

中に仕込む予定の黄色の帽子型LEDを裏から当てて光の拡散具合を見てみる。



やや光が弱いような気もするけど、良い感じに光源がぼやけてくれている気がする。
光量的に、当初の予定よりも沢山密集させるように配置しても良いかもな。この帽子型LEDを100個も買っちゃったし。



ところで、いくつかの素材で透明インナーパーツ作りを試したけど、グルーガンで良かったような気がしてきた(笑)

goot ホットボンド トリガー付 HB-45

太もものインナーパーツはグルーガンで充填することにしよう。



グルーガン用のスティックを多めに買い込んでおこう。

goot ホットスティック HB-40S クリア

続きは次回。

このキットの制作記事まとめページを作りました↓


関連記事

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 全身の黒塗装 その2・その他レタッチ

バンダイ LMHG エヴァンゲリオン初号機 キャンディ塗装

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 失敗箇所のレタッチ

ゴジラ2000 ミレニアム ひな形のレプリカが発売されるぞ!

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 頭部の加工・口内の塗装

書籍『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』の発売日が2016年12月30日(金)に決定

PS4用ソフト『ゴジラ-GODZILLA-VS』をプレイした

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 電飾のための工作 その2

バンダイ メカコレクション 『ウルトラホーク1号-α号・β号・γ号』 接着・後ハメ加工

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 筆でレタッチ

GMKゴジラのドライブラシ

バンダイスピリッツ EG 1/144 RX-78-2 ガンダム バーニアの交換

各種サイズの初代ウルトラマン(Cタイプ)フィギュア

バンダイ LMHG エヴァンゲリオン初号機 表面処理

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 仕上げ

ゴジラのガレージキットの塗装

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』眼の塗装のやり直し

シン・ゴジラの雛型レプリカの予約受付開始

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 爪の塗装・全身に黒のグラデーション塗装

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 爪の塗装

S.H.MonsterArtsから『ゴジラ(2016)第4形態覚醒Ver.』が出るぞ~!

S.H.MonsterArtsをターンテーブルで

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 パーツの継ぎ目をエポキシパテで埋める

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 洗浄・煮沸

iOSで使えるJetpac社の物体認識SDK『DeepBelief』

模型用塗料の収納問題

初代ゴジラもS.H.MonsterArts化!

『大ゴジラ特撮王国』に行った話

光学式マウスのセンサーを応用すると…

ガレージキットの「やり過ぎ」の精神

バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム グラデーション塗装

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 背びれ・眼の塗装

リニアアクチュエータ

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 瞬間接着剤でパーツの接着

『GODZILLA SHOW SPACE』に行ってきた

『ゴジラ博 in 東京ミッドタウン日比谷』に行ってきた

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 甲羅・皮膚の仕上げ塗装

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 口内のレタッチ

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』口内の加工

ゴジラ 2000 ミレニアムの背びれのレタッチ

ゴジラ・フェス 2018

メカコレクション『ウルトラホーク3号』 仮組み

コメント