UnityのGameObjectの向きをScriptで制御する

オブジェクトの向きを、あるルールに従って制御したいような場合に使える方法。

基本的にGameObjectTransformを使う。Transformの持つforward, right, upがそれぞれX(), Y(), Z()の各軸みたいに対応している。
Transform

forward: ワールド座標系でのtransformの青軸。
right: ワールド座標系でのtransformの赤軸。
up: ワールド座標系でのtransformの緑軸。


スポンサーリンク

これらは読み取り用として以下のように、使うこともできるけど、


スポンサーリンク
using UnityEngine;
using System.Collections;

public class ExampleClass : MonoBehaviour {
    void Example() {
        rigidbody.velocity = transform.forward * 10;
    }
}

例えば、以下のような感じで、transform.upの値を毎フレーム更新することで、常に一定の方向を向き続けさせることができる。
この例では、GameObjectがどんなに動いても、絶対に上下がひっくり返ったりしないようになる。

using UnityEngine;
using System.Collections;

public class ExampleClass : MonoBehaviour {
    void Update() {
        this.GameObject.transform.up = new Vector3(0, 1, 0);
    }
}

その他、transform.LookAtを使うと、特定の位置座標を注視するように向きを制御することができる。

using UnityEngine;
using System.Collections;

public class ExampleClass : MonoBehaviour {
    public Transform target;
    void Update() {
        transform.LookAt(target);
    }
}

これでカメラが常に1つのオブジェクトをフレームに捉えるような実装ができる。
この方法は、向きを数値入力でなく、他のオブジェクトとの位置関係で制御できるので操作がGUI上で直観的に行えるのでお勧め。


スポンサーリンク

関連記事

ZBrushCoreのTransposeとGizmo 3D
BlenderのRigifyでリギング
iPhoneアプリ開発 Xcode 5のお作法
ZBrushのキャンバスにリファレンス画像を配置する
OpenMVSのサンプルを動かしてみる
C++ 標準テンプレートライブラリ (STL)
hloc:SuperGlueで精度を向上させたSfM実装
Mask R-CNN:ディープラーニングによる一般物体検出・Instance Segmentatio...
BlenderのGeometry Nodeで遊ぶ
アニゴジ関連情報
Structure from Motion (多視点画像からの3次元形状復元)
UnityからROSを利用できる『ROS#』
第20回 文化庁メディア芸術祭『3DCG表現と特撮の時代』
3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリを作っている
Mitsuba 2:オープンソースの物理ベースレンダラ
openMVG:複数視点画像から3次元形状を復元するライブラリ
Unityで画面タッチ・ジェスチャ入力を扱う無料Asset『TouchScript』
フォトンの放射から格納までを可視化した動画
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 爪とトゲを追加
オープンソースハードウェア Arduino (アルドゥイーノ)
Digital Emily Project:人間の顔をそっくりそのままCGで復元する
CGALDotNet:計算幾何学ライブラリ CGALのC#ラッパー
MB-Lab:Blenderの人体モデリングアドオン
ファンの力
シン・ゴジラのファンアート
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のVFXブレイクダウン
Autodesk CompositeとAutodesk MatchMoverが無料
素敵なパーティクル
Multi-View Environment:複数画像から3次元形状を再構築するライブラリ
PureRef:リファレンス画像専用ビューア
Dlib:C++の機械学習ライブラリ
ROSの薄い本
OpenCVの超解像(SuperResolution)モジュールを試す
書籍『OpenCV 3 プログラミングブック』を購入
書籍『ゼロから作るDeep Learning』で自分なりに学ぶ
ArUco:OpenCVベースのコンパクトなARライブラリ
PythonでBlenderのAdd-on開発
ZBrushのZScript入門
注文してた本が届いた
Accord.NET Framework:C#で使える機械学習ライブラリ
Autodesk Mementoでゴジラを3次元復元する
Kaolin:3Dディープラーニング用のPyTorchライブラリ

コメント