OpenCVでiPhone6sのカメラをキャリブレーションする

世間ではiPhone7が発売されていますが、オイラは引き続きiPhone6sを使います(笑)

1年前にiPhone6Sへ機種変更してからiPhone6sのカメラで結構たくさん写真や動画を撮ったので、画像・動画がだいぶ溜まった。
それらの画像・動画のレンズの歪みを補正したいんだけど、良い方法が他に思いつかないので、OpenCVでやってみることにする。(最新のPhotoshopとかだとできたりするんだろうか)

例のごとく、OpenCV 3.1に同梱のサンプルコードでできてしまう。

opencv/samples/cpp/calibration.cpp

OpenCVに実装されているのはZhangのキャリブレーション手法(A Flexible New Technique for Camera Calibration)
Zhangのキャリブレーション手法では、既知の幾何形状として平面のチェッカーパターンを3枚以上撮影する必要がある。(OpenCV3.1公式のサンプルの方にはチェッカーパターンだけでなく、円形のパターンを使用した例も入っている)

こちらの書籍にもっとシンプルなサンプルが載っている。↓

OpenCV 3 プログラミングブック

どうでも良いですが、書籍97ページの出典論文の記載箇所、何故か論文タイトルの”Fl”が抜けて”exible”という謎の単語になってますね。



で、まあ、iPhoneでチェッカーパターンを撮ってやってみることにした。チェッカーパターンはOpenCVで生成しても良いし、ネットで拾っても良い。オイラはここにある10×7のチェッカーパターンを使わせてもらった。
印刷したチェッカーパターンをとりあえず4K(3840×2160)解像度の動画で色んな角度から撮影した。ところで、気になっているのが、iPhoneだと静止画と動画で撮影画角が変わること。何で動画撮影時は狭くなるんだろうな。

cv::calibrateCamera関数を使ってカメラの内部パラメータと歪み係数を求めた。
その結果を使って動画の歪みを補正してやる。
http://qiita.com/tunepolo/items/76058121238be386bb21

また例の動画で試してみた。



って、これキャリブレーション失敗なのか?しかもファイル書き出しミスって動画の尺が半分になった。。。

関連記事

Pythonの自然言語処理ライブラリ『NLTK(Natural Language Toolkit)』

定数

HD画質の無駄遣い その2

Unityで学ぶC#

TeleSculptor:空撮動画からPhotogrammetryするツール

Iterator

OpenCV 3.3.0-RCでsfmモジュールをビルド

COLMAP:オープンソースのSfM・MVSツール

HD画質の無駄遣い

顔追跡による擬似3D表示『Dynamic Perspective』

Fast R-CNN:ディープラーニングによる一般物体検出手法

Russian3DScannerのトポロジー転送ツール『WrapX』

Mean Stack開発の最初の一歩

ポイントクラウドコンソーシアム

機械学習について最近知った情報

OpenMayaのPhongShaderクラス

Raspberry Pi 2を買いました

OpenCV 3.1のsfmモジュールのビルド再び

写真に3Dオブジェクトを違和感無く合成する『3DPhotoMagic』

機械学習で遊ぶ

ディープラーニング

MLDemos:機械学習について理解するための可視化ツール

顔検出・認識のAPI・ライブラリ・ソフトウェアのリスト

自前Shaderの件 解決しました

第25回コンピュータビジョン勉強会@関東に行って来た

C++ 標準テンプレートライブラリ (STL)

UnrealCLR:Unreal Engineで.NET Coreを利用できるプラグイン

PythonでBlenderのAdd-on開発

ブログが1日ダウンしてました

UnityからROSを利用できる『ROS#』

オープンソースの顔の動作解析ツールキット『OpenFace』

Web経由でRaspberry PiのGPIOを操作したい

PyMC:Pythonのベイズ統計ライブラリ

OpenCVで動画の手ぶれ補正

Twitter APIのPythonラッパー『python-twitter』

Netron:機械学習モデルを可視化するツール

スクレイピング

Pix2Pix:CGANによる画像変換

Googleが画像解析旅行ガイドアプリのJetpac社を買収

fSpy:1枚の写真からカメラパラメーターを割り出すツール

NeRF (Neural Radiance Fields):深層学習による新規視点合成

WordPressのテーマを自作する

コメント