バンダイ 1/12 グリーヴァス将軍 サフレス塗装

結構前に「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」に登場するグリーヴァス将軍を再現したバンダイのプラモデルを購入していた。

スター・ウォーズ グリーヴァス将軍 1/12スケール プラモデル

仮組み・基本工作

実はだいぶ前から手を着けていて、仮組みしたり、パーティングライン・ゲート跡の処理、肉抜き穴埋めや接着などは進めていた。



スネパーツの合わせ目を消す過程で間違って足首の関節まで接着しちゃったので、つけられるポーズはだいぶ制限されてしまった。。

タミヤ 光硬化パテを使ってみたりした。



タミヤ 光硬化パテを使ったのは時間短縮が狙いだったけど、それだけでは不足に感じて結局その上からポリパテを盛ってしまったのであんまり意味が無かった。
プラモデルの肉抜き穴を埋める方法は色々あるけど、イマイチ最適なやり方が分かっていない。
プラ板を貼り込む、エポキシパテを盛る、ポリパテを盛る、ラッカーパテを塗り込む、どれが良いかは場合によるだろうけど。



胴体部のクリアーグリーンのパーツが劇中のイメージと違うので、どう処理するか悩んでいた。
こちらの書籍に載っている作例では型取り複製して完全な透明パーツに置き換えていたな↓

スター・ウォーズ モデリング アーカイヴII

劇中のグリーヴァス将軍の胸は、透明パーツも無しに内臓がむき出しだった気もするけど。
UVレジンを使って見ようかな。

外装パーツの塗装

外装っぽい乳白色(?)のパーツは、映画公開当時のCG WORLDに載っていた特集記事で「Subsurface Scatteringを使っている」と書かれていたのが記憶に残っている。Subsurface Scatteringが無いと顔が顔に見えなかったらしい。

なので、プラスチック素材の透け感をそのまま活かし、サフレスでクリアーカラーを塗り重ねてSubsurface Scattering風の質感に仕上げたい。
ガイアノーツのクリアーホワイトで少し濁らせたクリアーカラーを塗り重ねればSubsurface Scatteringっぽくなるんじゃないかと。

ガイアカラー 050 クリアーホワイト

実はG3ガメラの時の爪の塗装は、クリアーカラーの塗り重ねで透明感が出せるかのテストでもあったのだ。


塗装(失敗)

いったん大まかに以下のような塗装プランを考えた。

  1. クリアーオレンジ+クリアーレッド少量
  2. クリアーイエロー+クリアーホワイト

のだけど、1度塗装に失敗したのでした。。。
思いの外クリアーホワイトの効果が薄くて、クリアーカラーが濁らずに重なって濃くなり過ぎてしまった↓



いったん塗装を全部落としたくて、とりあえず手もとにあったMr.フデピカリキッドに漬けたりしてみたけど、その後ちゃんと調べてペイントリムーバーを使った。

その後、中性洗剤で洗浄して自然乾燥↓


再塗装

失敗を踏まえ、再び塗装プランを考える。
想定よりもクリアーホワイトの濁り(隠ぺい力)が弱かったので、普通のホワイトを混ぜて調整することにした↓

  1. クリアーオレンジ+クリアーレッド少量
  2. クリアーイエロー+クリアーホワイト+ホワイト
  3. クリアーホワイト

第1段階

パーツの縁を中心にクリアーオレンジ+クリアーレッド少量を吹く。



つまり、裏から光が当たった時に内部の色が強く透けそうな部分に多めにクリアーカラーを乗せる。


第2段階

クリアーイエロー+クリアーホワイト+ホワイトで作った濁ったクリーム色を吹き重ねて内部散乱風の質感を作っていく。



mentalrayのスキンShaderのデフォルト設定はこんな雰囲気だった気がする。



クリアーホワイトを吹き重ねていると、赤い塗料は入っていないのにだんだん赤っぽくなってきた。これってひょっとして夕焼けと同じようにレイリー散乱が起こっている?

この段階で小さいパーツを1つ紛失してしまった。。。上腕というか脇部分の小さいパーツ。

第3段階

ただのクリアーホワイトを吹いて赤味を抑える。



ちょっと白く戻しすぎたかな?



この上からさらにアクリル系のクリアーカラーでウォッシングして調子を整えたり凹凸を強調しようと思う。

このキットの制作記事まとめページ↓


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