海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 口の塗装と接着

下地処理が終わったので、本格的に塗装作業に入る。



まずは口の中を塗装して、下アゴのパーツをさっさと接着してしまいたい。
口の中の塗装は、基本的に以前ビオゴジ出現を塗った時と同じ手順で行こうと思う。
ゴジラのガレージキットの塗装
本格的にビオゴジ出現の塗装を始めた。ゴジラって、基本的に色味の少ないキャラクターなので、塗装の山場が顔周りに集中する。目と口ね。今回は口の中の塗装を段階を追って記録しておく。塗料それぞれの溶剤の強さの違いを利用して重ね塗りする。基本的に模型...


もっと良いやり方は無いものかとも思うけど。



サーフェイサー エヴォ ブラックを吹いた真っ黒な状態からスタート。

真っ黒な上アゴ

真っ黒な下アゴ

最初に牙の色を塗る。牙用に、Mr.カラーのホワイトに、クリアーイエロー少量、クリアーオレンジ少量を様子を見ながら混ぜてアイボリーっぽい色を作る。ちょっとクリーム色っぽいかな。
Mr.カラーは何で「アイボリー」がラインナップされてないんですかね。

自作のアイボリー色(クリームっぽいか?)

アイボリーを牙だけでなく歯茎も含めて口内全体に塗ってしまう。

上アゴにアイボリーを塗る

下アゴにアイボリーを塗る

次に、Mr.カラーのピンクとライトグレー FS36495を混ぜて、彩度を落として明度を上げたピンクを作り、歯茎の色とする。キンゴジの歯茎は割と明るめで色味が少なかった気がするので、こんな感じの色に。

歯茎を塗る

キンゴジなので、下アゴは歯茎というか下唇の範囲を広めに塗る。

歯茎を塗る

次に、タミヤカラーアクリル塗料のブラウンとレッドブラウンを適当に混ぜた色を牙とその周辺に塗りたくる。

牙にブラウンを塗る

牙にブラウンを塗る

これを墨入れの要領で、牙の生え際にブラウンが残るようにアクリル塗料の溶剤で拭き取る。
実際には、溶剤の性質上、Mr.カラー(ラッカー系塗料)の上に塗ったタミヤカラー アクリル塗料(アクリル系塗料)を完全に拭き取ることはできないんだけど、それを逆に利用して歯茎にブラウンの色ムラを残してやるのです。

ブラウンを拭き取る

ブラウンを拭き取る

次に、タミヤカラー エナメル塗料のハルレッド、クリアーレッドを混ぜて濁ったクリアーレッドを作る。溶剤多めで。

歯茎の色

そして、濁ったクリアーレッドで口内全体にウォッシングする。こうすれば良い感じに情報量が増えてくれる。

ウォッシング

「ソフビにエナメル塗料を使うとベタベタして乾かなくなる」という話もありますが、下地にサーフェイサー、ラッカー系塗料を塗った上であれば問題無いですよ(経験談)

ウォッシング

それが乾いたら、牙の頭部分だけはエナメル塗料の溶剤で拭き取り、歯茎のコントラストを保つ。

白い歯を強調

白い歯を強調

塗装が乾いたら、下アゴのパーツを接着する。

下アゴのパーツを瞬間接着剤で接着

パーツの隙間に瞬間接着剤を流し込んでしっかりと接着する。

接着

接着したパーツの隙間はエポキシパテで埋める。

隙間はエポキシパテで埋める

モールドに違和感が無いようにそれなりにテイストを合わせる。

モールドをつなぐように

その上から溶きパテを塗ってエポキシパテを馴染ませる。

溶きパテ

溶きパテ

溶きパテが乾いたら、ほかの部位と同様に上からサーフェイサー エヴォ ブラックを吹いて下地を合わせる。

サーフェイサーを吹いた

雰囲気は良い感じではないでしょうか。

割と雰囲気は良い気がする

あれ、ちょっと下アゴが片方に寄っちゃってるかな?

正面顔

次は身体の塗装だ。

追記:制作記事まとめページ作りました↓
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』
2016年7月にSci-Fi MONSTER soft vinyl model kit collectionとして再販された海洋堂の20cmサイズのゴジラのソフビキットシリーズの1つ。

関連記事

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のバランスを探る

シリコーンゴムによる型取りとレジン複製

映画『ゴジラ-1.0』 メイキング情報まとめ

メカコレクション ジェットビートル クリアーホワイトを重ね吹き

ビリケン商会 メカゴジラⅡ 電飾の手直し

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 腹甲・甲羅の塗装

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 甲羅・皮膚の仕上げ塗装

コトブキヤ 『エヴァンゲリオン初号機 TV Ver.』 接着・後ハメ加工

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン コックピットの塗装

ゴジラムービースタジオツアー

大人の知識で玩具の改造

バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム 墨入れ・クリアーコート

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 赤のグラデーション塗装 その1

ゴジラ2000 ミレニアム ひな形のレプリカが発売されるぞ!

Photon Light Module System:スマホで制御できる照明・撮影ブースセット

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 爪の塗装 やり直し

メカコレクション ウルトラホーク1号 メタリック塗装

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 失敗箇所のレタッチ

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 瞬間接着剤でパーツの接着

一番くじのシン・ゴジラ ソフビフィギュアが新たなカラーリングで登場

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 パーツの洗浄・煮沸 そして接着

映画『ゴジラ-1.0』を4DX SCREENで鑑賞 (ネタバレあり)

模型制作の環境を考える

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 つや消し失敗!?

S.H.MonsterArtsをターンテーブルで

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 電飾のための工作 その1

GMKゴジラの爪の塗装

ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼をくり抜く

各種サイズの初代ウルトラマン(Cタイプ)フィギュア

アオシマ 『MFS-3 3式機龍』 仮組み

ロボットクリエーター

映画『ゴジラvsコング』を観てきた! (一応ネタバレ無し)

S.H.MonsterArts ゴジラ (2016) 発売

ミニ四駆ブーム?

2017年 観に行った映画振り返り

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 欠けた牙の修復・口内の塗装

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 背びれパーツの軸打ち

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 電飾のための工作 その3

ガレージキットの「やり過ぎ」の精神

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』の塗装再開

『特撮のDNA 東京タワーSOS ゴジラ・モスラ・東宝特撮』を見てきた

ワンダーフェスティバル2017[夏]に行ってきた

コメント