下地処理が終わったので、本格的に塗装作業に入る。
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 続・下地処理 ベース塗装もう10月になったけど、相変わらず雨降りだったり湿度が高かったりで、塗装に向かない天気が続くね。前回、1度サーフェイサーを吹いてから、再びパテ盛りしてしまったので、またサーフェイサーを吹くの巻。再びMr.プライマーサーフェイサーを全体に吹い...
まずは口の中を塗装して、下アゴのパーツをさっさと接着してしまいたい。
口の中の塗装は、基本的に以前ビオゴジ出現を塗った時と同じ手順で行こうと思う。
ゴジラのガレージキットの塗装本格的にビオゴジ出現の塗装を始めた。ゴジラって、基本的に色味の少ないキャラクターなので、塗装の山場が顔周りに集中する。目と口ね。今回は口の中の塗装を段階を追って記録しておく。塗料それぞれの溶剤の強さの違いを利用して重ね塗りする。基本的に模型...
もっと良いやり方は無いものかとも思うけど。
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サーフェイサー エヴォ ブラックを吹いた真っ黒な状態からスタート。




最初に牙の色を塗る。牙用に、Mr.カラーのホワイトに、クリアーイエロー少量、クリアーオレンジ少量を様子を見ながら混ぜてアイボリーっぽい色を作る。ちょっとクリーム色っぽいかな。
Mr.カラーは何で「アイボリー」がラインナップされてないんですかね。


アイボリーを牙だけでなく歯茎も含めて口内全体に塗ってしまう。




次に、Mr.カラーのピンクとライトグレー FS36495を混ぜて、彩度を落として明度を上げたピンクを作り、歯茎の色とする。キンゴジの歯茎は割と明るめで色味が少なかった気がするので、こんな感じの色に。


キンゴジなので、下アゴは歯茎というか下唇の範囲を広めに塗る。


次に、タミヤカラーアクリル塗料のブラウンとレッドブラウンを適当に混ぜた色を牙とその周辺に塗りたくる。




これを墨入れの要領で、牙の生え際にブラウンが残るようにアクリル塗料の溶剤で拭き取る。
実際には、溶剤の性質上、Mr.カラー(ラッカー系塗料)の上に塗ったタミヤカラー アクリル塗料(アクリル系塗料)を完全に拭き取ることはできないんだけど、それを逆に利用して歯茎にブラウンの色ムラを残してやるのです。




次に、タミヤカラー エナメル塗料のハルレッド、クリアーレッドを混ぜて濁ったクリアーレッドを作る。溶剤多めで。


そして、濁ったクリアーレッドで口内全体にウォッシングする。こうすれば良い感じに情報量が増えてくれる。


「ソフビにエナメル塗料を使うとベタベタして乾かなくなる」という話もありますが、下地にサーフェイサー、ラッカー系塗料を塗った上であれば問題無いですよ(経験談)


それが乾いたら、牙の頭部分だけはエナメル塗料の溶剤で拭き取り、歯茎のコントラストを保つ。




塗装が乾いたら、下アゴのパーツを接着する。


パーツの隙間に瞬間接着剤を流し込んでしっかりと接着する。


接着したパーツの隙間はエポキシパテで埋める。


モールドに違和感が無いようにそれなりにテイストを合わせる。


その上から溶きパテを塗ってエポキシパテを馴染ませる。




溶きパテが乾いたら、ほかの部位と同様に上からサーフェイサー エヴォ ブラックを吹いて下地を合わせる。


雰囲気は良い感じではないでしょうか。


あれ、ちょっと下アゴが片方に寄っちゃってるかな?


次は身体の塗装だ。
追記:制作記事まとめページ作りました↓

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』
2016年7月にSci-FiMONSTERsoftvinylmodelkitcollectionとして再販された海洋堂の20cmサイズのゴジラのソフビキットシリーズの1つ。
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