ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の2次原型を作る

はて、記事タイトルにある「2次原型」というのは何なのか。



前回シリコーンゴムの型に流し込んだ透明エポキシ樹脂が固まりました。

固まった

多少気泡が残ってはいるけど、良い感じの透明度だ。



さっそく型から取り出す。

型から取り出した

型が壊れちゃった。。。
やっぱり逆テーパー過ぎるし、離型剤忘れたのもいけなった。余りにも短命な型だったな。

原型に使った頭のパーツと並べてみる。まあ、そこそこ形はとれている。

原型となった頭部パーツと並べる

問題はここからなんです。(型が壊れたのも問題だけどさ)
写真ではわかりづらいけど、一番重要な眼の部分に気泡が入りまくっているんです。↓

気泡が残っている!

眉部分が思いっきり逆テーパーだったから、そこにぶつかって気泡が上手く逃げなかったようだ。つまり型取り複製失敗なわけです。。。

失敗しちゃったものはしょうがないので、気を取り直してリカバー方法を考える。
ここで今回の記事タイトルに行き着くわけです。この注型に失敗した透明エポキシ樹脂の塊を2次原型として再利用しようと思う。
2次原型というのはつまり、これをキレイに整形してもう1度型を取るわけです。次はシリコーンゴムじゃなくて型取り君で簡単に済ませたいので、なるべく型取りくんでやりやすいような形へ整形する。

まず、逆テーパーになりそうな眉などを大きな凸部分を切り飛ばしてしまう。↓

余計な部分を切り飛ばす

そして、もう透明である必要が無くなってしまったので、気にせず溶きパテを盛って気泡を埋める。↓

溶きパテで気泡を埋める

まだだいぶ大きな気泡の影響が残っているので、溶きパテだけじゃ埋められそうにない。エポキシパテを使って大きな気泡、描けている部分を造り足す。

エポキシパテで造り直す

続きはまた次回。

このキットの制作記事まとめページを作りました↓
ビリケン商会 メカゴジラⅡ ソフトビニールキット
まだ組み立て途中…ハマハヤオ氏原型のビリケン商会のソフビキット。映画「メカゴジラの逆襲」に登場するメカゴジラⅡを再現したキットで、下顎には開閉の可動ギミック用のアレンジが施されている。また、手の指(ミサイル)だけはメタルパーツ製。

関連記事

模型制作の環境を考える

チョロQ(Q-eyes)を分解してシフトカーに組み込めるか?

シン・ゴジラの全身ビジュアルがついに公開!

2018年 観に行った映画振り返り

GMKゴジラの口の塗装

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のアタリを作る

怪獣ガレージキット

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 全身のグラデーション塗装

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』 表面処理

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 全身のグラデーション塗装 その2

スクラッチで既存のキャラクターを立体化したい

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 爪の塗装 やり直し

メカコレクション『ウルトラホーク3号』 シルバー塗装・再び表面処理

ゴジラ・フェス オンライン 2020

ムービーモンスターシリーズ ゴジラ 2016 発売

模型用塗料の収納問題

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 筆でレタッチ

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 洗浄・煮沸

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ

ゴジラの口の色

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 電飾の計画

今年も怪獣大進撃

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 筆でレタッチ・全身のウォッシング

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 完成!

ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の2次原型の型取り・複製

大河原邦男オリジナルデザイン『iXine(イグザイン)』

バンダイ ミニプラ 特空機1号セブンガー パーツの接着・合わせ目消し

ふなっしーのプラモデル

ワンダーフェスティバル2017[夏]に行ってきた

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 眼・口の周りのレタッチ

2017年 観に行った映画振り返り

MeshroomでPhotogrammetry

ミニ四駆のラジコン化情報

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 背びれ・下アゴパーツの軸打ち加工

映画『シン・ゴジラ』のワールドプレミア イベント

ゴジラ2000ミレニアムのつや消し仕上げ

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 全身のグラデーション塗装 その2

2023年 観に行った映画振り返り

シン・ゴジラ第四形態の造形

映画『ゴジラ-1.0』を観た (ネタバレ無し)

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン 完成!

プラモデルのパチ組み

コメント