海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 口内の塗装

前回までで気泡処理を終えました。(もう飽きました)



改めて全体にプライマーサーフェイサーを吹いた。



やっと塗装作業に入れる。
ソフビキットのゴジラの塗装はこれで4回目だけど、未だに組み立てと塗装の順序は模索中。



とりあえず最初は口内の塗装。基本的に、組み立て後だとパーツが入り組んで筆が入らないような箇所は、組み立てる前に塗装する方針。

キンゴジの時は全体に黒サーフェイサーまで吹いた後に口内の塗装に入った。
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 口の塗装と接着
下地処理が終わったので、本格的に塗装作業に入る。まずは口の中を塗装して、下アゴのパーツをさっさと接着してしまいたい。口の中の塗装は、基本的に以前ビオゴジ出現を塗った時と同じ手順で行こうと思う。もっと良いやり方は無いものかとも思うけど。


モスゴジの時は全体にグレーサーフェイサーを吹いた後に口内の塗装を行った。
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 口内の改造・塗装
前回は塗装をやりやすくするための後ハメ加工目的で背びれパーツを真鍮線で軸打ちした。次は口内を小改造。ソフビ成型でエッジがだるくなっている牙を延長して尖らせる。これは難しい加工ではないけど、ソフビキットでやっておくと結構印象がシャープになって...


塗料の明度と隠蔽力の関係で言えば、歯茎のような明るい色を塗る場合、発色を考えると下地も明るい方が良いわけで、キンゴジの時のやり方はナンセンスだったな。

ということで、今回もモスゴジの時と同じように、グレーサーフェイサーの上から口内の塗装を進めていく。



まずは写真集を見ながら84ゴジラの口内を観察。

GODZILLA GRAPHIC COLLECTION ゴジラ造型写真集

見た限り、昭和ゴジラの延長なのか、あんまり凝った塗装がされてなさそうだ。(生物感が強調されるのはビオゴジ以降っぽい)

なので、生物感はあまり意識せず、陰影を強調する方向で塗ることにする。

口内の塗装プラン

大まかに以下のようなプランで口内を塗っていく。(結局いつもとあんまり変わらないかも)

  1. 口内全体にラッカー系のアイボリーを塗る
  2. 歯茎にラッカー系のピンクを塗る
  3. 牙の影色としてアクリル系のクリアーオレンジを塗る
  4. 歯茎の影色としてエナメル系のクリアーレッドを塗る

上アゴ、下アゴ、舌パーツ共にグレーサーフェイサーを吹いた状態からスタート。





Mr.カラーの通常のホワイトよりも隠ぺい力が強いらしいクールホワイトに、同じくMr.カラーのクリアーオレンジ微量、クリアーイエロー微量加えてアイボリー色を作成。



このアイボリーを口内全体に塗っていく。
上アゴの写真撮影失敗…(何だコレ)





塗ったアイボリーが生乾きの状態で、Mr.カラーのピンクにクリアーオレンジを少量加えた色を歯茎に塗る。生乾きのアイボリーと少し混ざった方が情報量が増えて良いじゃないかと。(微妙に下地のサフが溶けちゃってるけど気にしない)



この段階で舌パーツは接着してしまった。



ここでいったん手を止めて乾くのを待つ。仮組みして様子を見てみた。まだ全然雰囲気出てないな。



タミヤカラーアクリル塗料のクリアーオレンジをベースにクリアーブルー少量、クリアーイエロー微量を混ぜて作った濁ったクリアーブラウンを牙の影色として使う。



これを溶剤多めに溶いて口内全体をウォッシング。





ウォッシングした塗料が乾いたら、牙の先端や舌など、凸部分の塗料を溶剤を含ませた綿棒などで拭き取る。





タミヤカラーエナメル塗料のクリアーレッドをベースにクリアーブルー少量、クリアーオレンジ微量で作ったワインレッド(?)で歯茎をウォッシングしていく。







塗料が乾いたら下アゴパーツを接着。



パーツの継ぎ目をエポキシパテで埋める。



パテが硬化したら、剥がれないように瞬間接着剤でしっかりと固定。
パテを盛った箇所、および塗装がはみ出したり垂れちゃってた箇所にプライマーサーフェイサーを筆塗りして均した。



これで口内の塗装完了。
次は眼の塗装かな。

このキットの制作記事まとめページを作りました↓


関連記事

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. LEDテープで面光源を作る

メカコレクション ジェットビートル デカール貼り・半光沢仕上げ

SculptrisとBlenderで作ったGodzilla 2014 (Fan Made)

ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の2次原型の型取り・複製

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 頭の概形作り

『特撮のDNA』を見てきた

ビリケン商会 メカゴジラⅡ 透明化した耳パーツの加工

模型用塗料の収納問題

模型制作の環境を考える

Autodesk Mementoでゴジラを3次元復元する

アニメーション映画『GODZILLA』

ラクガキの立体化 3D出力物の表面処理

ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のアタリを作る

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』の塗装再開

シン・ゴジラのティザーポスターが公開された!

映画『ゴジラvsコング』を観てきた! (一応ネタバレ無し)

ワンダーフェスティバル2024[夏]に行ってきた

各種サイズの初代ウルトラマン(Cタイプ)フィギュア

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 全身のドライブラシ・爪の塗装

ビークルモデル スター・ウォーズ『ミレニアム・ファルコン』墨入れ・ウェザリング

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 完成

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 全身のグラデーション塗装 その2

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 表面処理 その2

ワンダーフェスティバル2017[夏]に行ってきた

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 眼の塗装

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン ウェザリング

2017年 観に行った映画振り返り

エアブラシの思い出

シン・ゴジラの雛型レプリカの予約受付開始

ゴジラの口の色

積みキット進捗

7月にNHK BSプレミアムでゴジラ映画が放送されるぞ

S.H.MonsterArts ゴジラ(2001)はプレミアムバンダイで発売

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 爪の塗装

NHKのゴジラ特番

リメイク版ロボコップスーツのメイキング

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 背びれパーツの軸打ち

黒歴史

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 筆でレタッチ・全身のウォッシング

ゴジラ(2014)の音響効果のメイキング

バンダイスピリッツ EG 1/144 RX-78-2 ガンダム グラデーション塗装

バンダイ ビークルモデル 001 スター・ウォーズ スター・デストロイヤー 墨入れ・完成

コメント