またSfM(Structure from Motion)ネタ。
OpenCVのバージョン3.1からSfMのモジュールが追加されている。Google Summer Of Code 2015の成果らしいです。
これをさっそくUbuntuで試した方がいる↓
http://qiita.com/TaroYamada/items/c317555bf46b1e1431f8
http://iwaki2009.blogspot.jp/2016/01/ubuntu-1404.html
http://iwaki2009.blogspot.jp/2016/01/ubuntu-1404_7.html
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このSfMモジュール、公式にはWindows環境でのビルドに対応していないそうですが、どうやら一手間かければVisual Studioでもビルドできるようです。↓
http://qiita.com/SatoshiRobatoFujimoto/items/c87b14cd20cda3c97306
OpenCVのSfMモジュールでは、Googleが開発したロギングライブラリGLogと、同じくGoogleが開発したCeres Solverという非線形最適化ライブラリ、そしてlibmvというSfMのライブラリのlight版(libmv_light)が使われている。libmvの大本は結構古いライブラリのようで、もう4年ぐらい開発が止まっている様子。
OpenCVのSfMモジュール公式チュートリアルを見ると、このモジュールでできることが大体わかる。↓
OpenCV:Structure From Motion
Camera Motion Estimation
Camera motion estimation from a given set of tracked 2d points.
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Scene Reconstruction
Sparse scene reconstruction from a given set of images.
Import Reconstruction
Import a scene reconstruction.
最後のImport ReconstructionだけはOpenCVだけじゃなくBundlerも使う。
Bundler
OpenCVのSfMモジュールでスパース(疎)な3次元復元まではできるようだ。その後の密な点群の復元はBundlerで行う。その辺はOpenMVGと同じような感じ。
そしてビルドに挑戦↓
OpenCV 3.1とopencv_contribモジュールをVisual Studio 2015でビルドするPCを新調してできることが増えたので色々遊び始める。 さっそくOpenCV 3.1をopencv_contribのモジュールも含めてビルドしてみようと思う。目当ては特にSfMモジュール。 Windows環境でx64ビルドするための手順をメモ...
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