海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』口内の塗装

前回までで口内の加工を終えた。



ようやく塗装作業に入る。再び全体にサーフェイサーを吹いた。



何回サーフェイサー吹いてんだか。。。



下アゴパーツもサーフェイサー。



舌のパーツもちゃんと忘れずにね。


G1ガメラの口内の色

下アゴパーツを接着する前に、まずは口内を塗装していく。色はBlu-rayと、こちらの書籍を参考に。

平成ガメラ パーフェクション (DENGEKI HOBBY BOOKS)

説明書に載っている塗装レシピや、塗装見本の写真では口内がかなり赤くなってるけど、劇中のガメラの印象だとアイボリーよりちょっとオレンジ寄りぐらいの薄い色をしている。

Sci-Fi MONSTER soft vinyl model kit collection ガメラ1995 約200mm PVC製 未塗装組立キット



クリアーカラーを塗り重ねて口内の生物感を出していこうと思う。というか、怪獣の塗装で生物感を意識する箇所ってそれ以外にあんまり無い気もする。
大まかな塗装プランとしては以下。

  1. 口内全体にアイボリーを塗る(ラッカー系)
  2. 口内をウォッシングして歯茎の色に変化をつける(アクリル系)
  3. 口内をオレンジでウォッシングして凹凸を強調(エナメル系)
  4. 牙周辺をブラウンで墨入れ(エナメル系)

あくまでこれは基本方針として、適宜様子を見ながら調整していく。

口内全体にアイボリー塗装

まずはMr.カラーのキャラクターフレッシュ + ピュワホワイトで作ったアイボリーを口内全体に筆塗り。筆塗りで下地のサーフェイサーがちょっと溶け出しちゃったな。





乾いたら舌パーツは接着し、下アゴパーツを仮組みして様子を見る。
作ったアイボリーが肌色に近過ぎて、牙まで粘膜組織っぽく見えるな。。。



ただ、歯茎色として良い感じの透明感ではある。

牙のアイボリー塗装

ピュワホワイト + クリアーイエローでもっと白の強いアイボリーを作り、牙部分を塗り直す。



ついでに下地が溶けだしてしまった歯茎部分も塗り直す。




アクリル塗料でウォッシング

タミヤカラー アクリル塗料のクリアーオレンジをベースにブラウンを加え、クリアーレッドを少量足した色で口内全体をウォッシングする。



溶剤多めでジャブジャブして、モールドの凹部に塗料が多く残るように塗る。意図的に塗りムラを作る感じですかね。



そして溶剤を含ませた綿棒で凸部の塗料を拭き取る。



やっていることはほとんど墨入れみたいだけど、ラッカー塗料の上に塗ったアクリル塗料が完全には拭き取れないことを利用して凸部にも少し色を残すわけです。



ブラウンは顔料系の色を使ったからか、最初の歯茎の透明感が薄れてしまったな。

エナメル塗料でウォッシング

さらにその上からエナメル塗料でウォッシングしていく。タミヤカラー エナメル塗料のクリアーイエローをベースに、クリアーオレンジ、クリアーレッド、スモークを加えて調整した薄くダークなクリアーオレンジを作り、溶剤多めでジャブジャブと塗る。





薄いクリアーオレンジだけじゃちょっと物足りない気もしたので、深い凹部などの要所要所でクリアーレッドを少し増やした。




牙の生え際にエナメル塗料で墨入れ

さらに、牙の生え際にはブラウン + ブラックで作ったくらい茶色で墨入れして、歯茎の粘膜と牙の境目をぼかす。





左右の大きな2本の牙の生え際も墨入れでやろうとしたけど、あんまり自然なグラデーションになってくれない。
レジンキットの場合なら、爪や牙の生え際付近には微細なモールドが入っているから、そこに墨入れのように上手くエナメル塗料が残ってくれるんだけど、ソフビキットはモールドがツルンとしているので上手くエナメル塗料が残ってくれないようだ。



仕方がないので、大きな2本の牙だけは再びMr.カラーのピュワホワイト + クリアーイエローで作ったアイボリーで牙の先端付近からドライブラシして生え際までのグラデーションを表現。







その上からエナメル塗料のクリアーオレンジを重ねて茶色とアイボリーの境目を馴染ませ、仮組みして様子を見る。



ちなみに、白目も塗っておいた。(Mr.カラー ピュワホワイト)



劇中のガメラのイメージだと、大きな2本の牙は歯茎というより緑の皮膚部分から生えている感じなので、まだこの段階では何とも言えないかな。



色々と塗り重ねてしまって、当初の目論見よりもだいぶ歯茎の色味が強くなり過ぎてしまったような気もする。。。赤過ぎるかなぁ。

このキットの制作記事まとめページを作りました↓


関連記事

ゴジラのプラモデルの組立動画

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 下アゴと頭部を作り込む

ミニ四駆にステアリングを仕込んだ人

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 眼の周りのレタッチ

ワンダーフェスティバル2021[冬]はWeb開催

GMKゴジラの口接着

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. LEDテープで面光源を作る

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 赤のグラデーション塗装 その1

メカコレクション ジェットビートル 墨入れ・窓塗装

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 眼の塗装

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 全身のドライブラシ・爪の塗装

『機動戦士ガンダム展』に行ってきた

ワンダーフェスティバル2024[夏]に行ってきた

ハリウッド版ゴジラ 最新クリップ

今年も怪獣大進撃

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』眼の塗装

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 気泡の処理 その1

バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム パール・キャンディ塗装

ワンダーフェスティバル2017[冬]に行ってきた

メカコレクション『ウルトラホーク3号』 表面処理

2023年 観に行った映画振り返り

ゴジラ・フェス オンライン 2020

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコンの制作再開

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 気泡の処理 その2 & 口内の加工

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 全身の黒塗装 その2・その他レタッチ

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』の眼の塗装

海洋堂の20cm ゴジラ ソフビキットが7月に再販

バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム 後ハメ加工

コトブキヤ 『エヴァンゲリオン初号機 TV Ver.』 接着・後ハメ加工

各種サイズの初代ウルトラマン(Cタイプ)フィギュア

海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 気泡の処理 その3

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 全身のグラデーション塗装 その4

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 甲羅・皮膚の仕上げ塗装

続・ゴジラ2000ミレニアムの塗装

Zウィングマグナム

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ No.01 科学特捜隊 ジェットビートル 完成

バンダイ 1/12 グリーヴァス将軍 サフレス塗装

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』パーツの洗浄・煮沸・レジンによる補強

GMKゴジラ完成!

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 頬の突起を作り始める

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 パーツの継ぎ目をエポキシパテで埋める

4K HDR『ガメラ3 邪神覚醒』

コメント