海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 背びれ・下アゴパーツの軸打ち加工

前回は下半身にレジンを流し込んで重心を調整、および立ち姿勢の補強まで行った。



次は細々としたパーツの処理を進める。



下アゴ、背びれは塗装後に接着するつもりなので、真鍮線で軸打ちして後からでもピッタリはまるように加工しておく。



これまでのキンゴジやモスゴジと違って、84ゴジラは背びれの数が多く、密度がグッと上がっている。接着してから塗装するのは難しそうなのです。



ところで、今まで背びれパーツは1つ1つを台座ごとバラバラに切り離した後、デザインナイフで細かいバリを切り取ってたんだけど、よく考えたら普通に台座から1つ1つをデザインナイフで切り取った方が番号が分かりやすくて良いですね。
ということで、今回は背びれパーツを1つずつ台座から切り取り、軸打ち加工してまた台座に刺す、というやり方を取る。

で、やってたら背びれパーツを台座から切り取る際に自分の指も切っちゃった。。。久しぶりに怪我。。。

中央列の背びれパーツを上から順に軸打ち加工していく。
背びれパーツを台座から切り取ったら、基部にピンバイスで穴を開けて、1.5mmの真鍮線を刺し、瞬間接着剤で真鍮線と背びれパーツを接着する。



背中側の同じ箇所にも真鍮線を刺すための穴を開け、軸打ちした背びれパーツが正しい位置に刺さるか確認しながら進める。ズレてたら背中側の穴をいったん広げて、パテで埋めて調整します。



大きい背びれパーツは中が空洞なので、まずエポキシパテで埋める。その後、同様に真鍮線で軸打ち。





全部の背びれパーツの軸打ち加工が終わった。番号が分からなくならないように元の台座に刺しておく。ポロッと取れてバラバラにならないようにガムテープで仮止め。



背びれの軸打ち加工が終わったら、それ以外のパーツの継ぎ目をエポキシパテで埋めておく。特に腕パーツは上半身と下半身接着後には手を入れにくい箇所なので。



続いて、下アゴパーツ。下アゴパーツも空洞をパテで埋めてから真鍮線で軸打ち。今回は固定角度がズレないように2本にした。



胴体側にも刺さる穴を開けておく。写真を撮り忘れたけど、刺した真鍮線がブレないように、内側からエポキシパテを盛って深い穴を作った。



そしてやっと上半身と下半身を接着。



上半身・下半身パーツの接着を軸打ち加工後にしたのは、軸打ち用の穴を開ける際の削りカスが内部に溜まらないようにしたかったからです。

接着したパーツの継ぎ目を大雑把にパテ埋め。



パテが硬化して継ぎ目の穴が埋まったら、改めて皮膚のモールドをつなぐようにパテを盛っていく予定。

これまでの経験上、1回のパテ盛りで全部やってしまおうとすると失敗することが分かっているので。特に、皮膚モールドの流れは1度サーフェイサーを吹いて形状を良く見ながらやった方が良い。

ということで、ちょっと中途半端だけど今回はここまで。次回は気泡と戦うぞ…

このキットの制作記事まとめページを作りました↓
海洋堂 20cmシリーズ 『84ゴジラ』
海洋堂の「Sci-Fi MONSTER soft vinyl model kit collection ゴジラ1984」として再販された酒井ゆうじ氏原型の20cmサイズのソフトビニールキット。1984年公開の映画「ゴジラ」に登場する通称84...

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