バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム 表面処理・下地塗装

大雑把な工作を終えたので、表面処理に入って行く。



まずはパーツにサーフェイサーを吹く。今回はMr.プライマーサーフェイサーをエアブラシで吹くことにした↓

Mr.プライマーサーフェイサー (ビンタイプ) 1000 SF287

手元にあったビンのサーフェイサーがたまたまプライマー入りだっただけで、別に普通のサーフェイサーで良いです。(エアブラシじゃなくて缶スプレーでも良い)

もともと、プラモデルはサーフェイサー無しで直接塗装してもちゃんと塗料が食いつきます。塗料の溶剤がプラモデル表面を少し溶かすので、そのまま溶着してくれる。
レジンのような素材はそのままでは塗料が食いつかないので、その下地処理としてサーフェイサーが重要な役割を果たします。

今回のようにプラモデルに吹くサーフェイサーの目的は、下地の色を均一にすること。
特に、表面の色をグレーに統一すると、人間の目で見て凹凸が分かりやすくなり、歪みや細かい傷を発見しやすくなる。また、下地の色を統一することでその上から塗る塗料の発色をコントロールできます。



ということで、まずは全パーツにざっとサーフェイサーを吹いて表面の状態を確認しましょう。特に白いパーツは表面の状態が見えづらいので、グレーにして確認したい。




サーフェイサーを吹く

表面の状態を確認するために吹くサーフェイサーのことを「捨てサフ」と呼ぶ人もいますね。
サーフェイサーを何度も吹いてしまうと表面のモールドを潰してしまうこともあるけど、1000番ぐらいのきめの細かさならたぶん大丈夫。

プライマーサーフェイサーを吹いた↓





サフを吹いてみると、パーツ成形上発生してしまうヒケ、パーティングライン、ゲート跡、パーツ同士の接着の合わせ目が残っている箇所が結構見つかった。

ヒケや段差になっている合わせ目部分は、いったん溶きパテ(500番のサーフェイサー)を筆塗り。

【 サーフェイサー500 ビン入り 】 40ml csSF285/ 下地の目止め、キズの修正に適してます! Mr.ホビー

パーツ同士の段差が残っている合わせ目に溶きパテを塗る↓



溶きパテは、乾いて溶剤が揮発すると多少体積が減る(肉痩せする)ので、ちょっと多めに見えるぐらい塗っておきます。
パーツの接続ピン裏に発生したヒケ部分にも溶きパテを塗る↓



溶きパテが乾いたら、600番のサンドペーパーで削って均す。ゲート跡も合わせて削ってしまう。



この段階でのペーパーがけは、表面を磨くような感覚ですかね。



腕や脚パーツも結構ゲート跡や合わせ目が残っていた。









接着したパーツは大体磨く必要があった。サーフェイサーを吹かなければ気づかなかったな。



工作が丁寧な人は、この段階で浅くなっているモールドを彫り込んで深くする加工をするみたいです。(オイラはズボラなのでやりません)

サーフェイサー・下地塗装

サンドペーパーをかけたので再びサーフェイサーを吹くわけですが、ここからはベースとなる下地塗装も兼ねたサーフェイサーを吹く。
今回は、グレーから白で立ち上げてその上からパール塗装したいので、暗いグレーのサーフェイサー メカサフ ヘヴィを使う。

ガイアノーツ モデラーズプロデュース NAZCAシリーズ メカサフ へヴィ 50ml 模型用塗料 NP001

このサーフェイサーの色をそのまま影色として利用する。

全パーツにメカサフ ヘヴィを吹く↓







一応、合わせ目跡などが消えていることも確認。(消えてなかったらまた表面処理からやり直しなので)







ん? うっすら残ってる? いや、これぐらいは気にしない(笑)



よし、下地塗装まで完了したので、次から本格的な塗装作業に入って行こう。

このキットの制作記事まとめページ↓


関連記事

顔のモデリング

ビオゴジがついにS.H.MonsterArts化!

コトブキヤ 『エヴァンゲリオン初号機 TV Ver.』 接着・後ハメ加工

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン マーキング塗装

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 パーツの継ぎ目をエポキシパテで埋める

模型制作の環境を考える

『S.H.Figuarts 仮面ライダー3号』が発売された

DeAGOSTINI『週刊 ゴジラをつくる』創刊

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』 表面処理

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン ウェザリング

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン ハイライト塗装

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 背びれの接着

映像ビジネスの未来

ゴジラ・フェス オンライン 2020

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 腹甲・甲羅の塗装

アニゴジ関連情報

酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』の塗装再開

ワンダーフェスティバル2016[冬]に行ってきた

ビークルモデル スター・ウォーズ『ミレニアム・ファルコン』ベース塗装

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』 パーツの継ぎ目・気泡のパテ埋め

酒井ゆうじ 造形コレクション『ゴジラ1999』を購入

第62回 全日本模型ホビーショーに行ってきた

海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』口内の塗装

海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 口内のレタッチ

ゴジラのガレージキットの塗装

TOHO MONSTERS KIT メカゴジラ (1993) 電飾の検討

海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 全身のグラデーション塗装

酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 表面処理 その2

バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ

ミニ四駆にステアリングを仕込んだ人

海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 口内の塗装

ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン コックピットの塗装

『酒井ゆうじ造型工房 20cm ゴジラ 2000ミレニアム』のドライブラシ

『機動戦士ガンダム展』に行ってきた

S.H.Figuarts 仮面ライダーアマゾンズ

ゴジラ2000 ミレニアム ひな形のレプリカが発売されるぞ!

バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム 完成

ワンダーフェスティバル2017[冬]に行ってきた

ビークルモデル スター・ウォーズ『ミレニアム・ファルコン』下地処理

スター・ウォーズ ビークルモデル『レイザー・クレスト』 キャノピー部のレタッチ

ジュラシック・パークのメイキング

バンダイスピリッツ EG 1/144 RX-78-2 ガンダム 基本工作

コメント