酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 パーツのバリ取り・脱脂

前回、パーツを洗浄して表面の離型剤を落とした。

年末年始に本格的に作業したいので、そろそろこのシン・ゴジラのキットに手を付ける。レジンキットは久しぶりだ。 開封してパーツの梱包を解く。白いレジン製なんですね。

次はパーツのバリを取り除き、それぞれのパーツの接合部に真鍮線で軸打ちするための穴を開けていく。真鍮線で軸打ちするのは、レジンの自重を支えるための補強。

レジンキットのバリは、主に「湯口」と呼ばれるシリコン型にレジンを流し込むための通り道の跡や、型の合わせ目に発生するパーティング。
赤く示したところがパーティングライン。



真っ白なレジンだと、パーティングラインが非常に見えづらいので、オイラは作業時に分かりやすいようにチェック段階で赤ペンでマークしておくことが多い。(水性ペンです)


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シン・ゴジラは尻尾が長いので、尻尾のパーツが多い。



尻尾は比較的シンプルな形状なのでパーティングラインもシンプル。







腕や足のパーツになるとパーティングラインがちょっと入り組んでくる。





頭のパーツは唇(?)まわりにパーティングラインがあった。後頭部の湯口は慎重に削らないとな。



オイラはバリ取り作業にデザインナイフとハンディールーターを使ってる。

ウェーブ ホビーツール ハンディールーターMk.1-AC プラモデル用工具 HT-190

軽いパーティングラインなんかはデザインナイフでカンナ削りすれば取れるけど、モールドに入り組んでいるものはハンディールーターで削った方がキレイに仕上がる。

パーツ接合部の裏打ち補強

酒井ゆうじ造型工房のキットは、真鍮線やアルミ線で軸打ちすることを想定して穴を開ける箇所のガイドがあるので楽ちんです。
このキットでは尻尾の接合部に2箇所軸打ちした方が良いみたいですね。



ガイドの穴にそのままドリルの刃を当てて穴を開け、直径2mmの真鍮線を通す。穴は真鍮線を通したままパーツが上手くはまるか確認しながら掘り進める。
尻尾は自重で力がかかりそうな箇所なので真鍮線を長めにした。



腕や頭などの小さいパーツの接合部には少し細い直径1.5mmの真鍮線を使った。


ちなみに、頭は仮組するとこんな感じです。



真鍮線軸打ち用の穴を開け終わった。
一応それぞれパーツごとに真鍮線の長さを合わせたので、後で分からなくならないように並べた。


レジンの脱脂

バリ取りと裏打ち用の加工を終えたこの段階で、もう1度パーツの洗浄、というか「脱脂」をする。
こちらの記事を読んだら、どうやらレジンキットは表面の洗浄だけでは不十分で、レジン内部の油を抜く「脱脂」を行った方が良いそうです。↓

よくレジンパーツやキットの説明で「組立前には洗って離型剤を落とす」などと書かれていますが、これは半ば誤りです。 いわゆる■レジンキャストは素材自体が油脂分を含んで■おり、離型剤など使用していな...

脱脂しておかないと、レジンという素材そのものの性質上、時間と共に内部から油が染み出してきてしまい、せっかくの塗装が剥がれてしまうらしい。
レジンの塗装でサーフェイサーが重要となるのは、「塗料を食いつかせる」ということに加えて、「油の染み出しを抑える」という役割もあるようだ。

ということで、パーツをもう一度ご機嫌クリーナーに漬け、その後さらに熱湯で煮てみた。
レジンを煮るのは初めて。有毒そうな気がしたので食用とは別にお鍋を用意しました。



もう豚骨スープかってレベルでギトギト油が浮いてきたぞ。
煮た後、再び中性洗剤と歯ブラシでゴシゴシしました。レジンは脱脂も含めて2回洗浄した方が良いのかもな。
これでまた自然乾燥。

オイラは今までレジンキットを組み立てる時、表面の洗浄しかしてなかった。それで特に問題にならなかったのは、購入してすぐ組立てずに何年か積んでたからかな?
内部の油が何年経って表面に染み出してしまった状態で洗浄したからだろうか。

気が早いけど、制作記事まとめページ作った↓

https://blog.negativemind.com/portfolio/sakai-yuji-zokei-kobo-23cm-shin-godzilla-resin-kit/


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関連記事


Also published on Medium.

コメント

  1. 原さんのアンギラス欲しい! より:

    初めまして。
    キットを作るのに参考にさせていただいてます。
    自分も沢山の洗浄の仕方を見てきましたが、2度洗浄しなくても、この方法なら1度で済む方法を見つけました。
    自分はソフビもレジンも同じやり方です。

    沸騰する直前のお湯にキットを入れ、15分煮る
    粗熱が取れたら、「キッチン用泡タイプマジックリン」でまんべんなく吹付、普通にゴシゴシ(力を入れる必要はありません)
    水を張った鍋に一昼夜そのまま漬け込み(泡が消えますが、追加する必要はありません)
    これでほぼ完全にガス抜き、中の油も抜けるはずです。
    この方法だと、マジックリン1本で済みますし、中性洗剤とクレンザーを混ぜる手間も省けます。
    お試しあれ。

    • NegativeMind より:

      おお!有益な情報ありがとうございます。泡タイプのマジックリン + 一晩漬け込み 良さそうですね。

      レジンキットはまだ数えるほどしか組み立てたことが無く、ちゃんと洗浄できているか不安でいつも 専用の洗浄剤に漬ける + 中性洗剤でゴシゴシ という2度手間でやっていました。
      レジンを茹でたのはこの23cmシン・ゴジラが初めてで、出てくる油の量に驚き、脱脂の重要性に気づきました。

      この23cmシン・ゴジラの時に使った「ご機嫌クリーナー」は、レジン用に強力になっているだけらしく、マジックリンでも長時間漬ければ同様の効果が得られるらしいと最近ネットで知ったところでした。
      (普通の液体の方のマジックリンを購入しちゃいましたが)

      ところで、表題は原詠人さんの初代アンギラスのことですかね?

      • 原さんのアンギラス欲しい! より:

        はい!そうです。
        原詠人さんの初代アンギラスです。
        20と30センチがあるらしいのですが、ソフビではなくレジンです。
        特に30センチの方は何と針を1本づつ接着するそうです!
        ヤフオクに出品されていますが、私には高いので手が出ません。
        完成品は時たま出るんですけどね。
        未組立キットが欲しいですね。
        でも今年はギャレゴジを買ったので、あっても来年ですね。

        • NegativeMind より:

          私はソフビでも良いから逆襲ゴジラと初代アンギラスが欲しいです。(20cmサイズで)
          そういう点で海洋堂の再販枠「Sci-Fi MONSTER soft vinyl model kit collection」に期待しています。
          ただ、アンギラスのトゲ1本1本が別パーツだったらちょっと辛いかも…

          ギャレゴジ買ったんですか。レジンキットかな?
          レジンキットは値段的にも組み立ての手間的にも、そう易々と何個も買えないので苦しいところですね。(完成品だとすごい値段になるだろうし)

  2. 原さんのアンギラス欲しい! より:

    アンギラス再版のソフビも原氏造型なんですよね。
    逆ゴジのソフビは希少性高いですからね。オクでもなかなか見かけません。
    ギャレゴジはタナカケンイチさんのレジンキットです。
    買う予定は無かったのですが、タナカさんの躍動感あふれる造型に
    どうしても作りたくなり、またタイミングもよく、格安で手に入ったのです。
    ガレキのみの趣味ならそこそこ買えるのですが、もっと大事な趣味にお金をかけたいので
    ガレキは正規価格では買えません。