坂本浩一監督の仕事歴についてまとめた書籍「映画監督 坂本浩一 全仕事 ~ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊を手がける稀代の仕事師~」を読んだ。
ここ数年のウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊他特撮作品で、かなりの高頻度で名前がクレジットされている坂本浩一監督。
日本での本格的な監督活動は2009年公開の「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」から。
それまではパワーレンジャーのアクション監督、監督、プロデューサーを務めてきた坂本監督の、色々な国・制作現場を経て培った独特のやり方が垣間見える本書。
割と短い期間の間にいくつもの作品にクレジットされているイメージがあったけど、やっぱり複数の企画・監督を並行して進めていることが多かったのね。1人で3話連続で監督したり、限られたスケジュール・予算の中で効果的・効率的な演出プランを構築するのが得意らしい。
冬のライダー映画では役者のスケジュールに合わせて1つのシーンのカット割りをパズルのように組み立て、本人と代役を上手く使い分けたり、ウルトラマンでは望遠カメラの画作りでミニチュア特撮の手間を減らし、スケジュール・予算内で撮れるカット数を増やしたり。
映像作品として成立するクオリティと量産のための効率化のバランス感覚はホントにプロフェッショナルだなぁ。
過去の有名作品の続編やリメイク、あるいは過去のキャラクターが新作へ客演する際の元ネタの使い方にとても作品愛を感じる。冬のライダー映画での客演ライダー達の全フォーム見せとか、ウルトラファイトオーブのウルトラ6兄弟の対戦とか。
ウルトラ6兄弟の世界観の延長にあるウルトラマンベリアル初登場作と、8年後にその息子の物語も監督したのも印象深い。
最近は、シリーズもの以外での単発リメイクや新機軸の特撮・アクション作品が制作される時は大抵坂本浩一監督な印象。
GUNBLADE
本書を読んで、今までいまいち詳細が分からなかったこの「GUNBLADE」についても分かった↓
韓国オリジナルの特撮作品として企画を進めていた作品で、坂本監督によるパイロット映像だったのね。(ペンディング中らしいです)
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