ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 目元だけ作り込んでバランスを見る

衝動的に作り始めたGMKゴジラだけど、



作り始めてみてから資料不足に気づいたので、昔買ったムックを引っ張り出した。
この書籍は映画公開当時に購入したもの(!)↓

ゴジラモスラキングギドラ大怪獣総攻撃 (ソノラマMOOK)

怪獣系は映画劇中の映像だと大体アオリの画が多いので、頭頂部の形状が分かるアングルが割と少ない。
造形物の展示イベントでも、頭頂部を見下ろせることがほとんどないので、こういったムックに頼ることになる。
『特撮のDNA』を見てきた
蒲田でやっている「特撮のDNA」東京展に行ってきた。 特撮のDNA—『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで— 会期:2018年12月19日(水)〜2019年1月27日(日) ※1月12日(土)のみ休館 会場:日本工学院専門学校「ギャラリー鴻」 ...

『大ゴジラ特撮王国』を見てきた
5月22日から始まった「大ゴジラ特撮王国 オールゴジラ大集結 in 東京ドームシティ」に行ってきた。結果として、会期のほとんどが緊急事態宣言下になってしまったな。 大ゴジラ特撮王国 オールゴジラ大集結 in 東京ドームシティ 会期:2021...



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DynaMeshの解像度を一気に256まで上げて、目の周りを中心にディティールを入れて印象が似ているかどうか確認する。



低解像度で全体像を作っていくセオリーからは外れている気もするけど、自分のスキル的に、顔が似ているかどうかはある程度ディティールを入れて見ないと判断ができないのだ。

サイドや後頭部はまだ全然作り込んでいない。たぶん、頬の皮膚はもっとダブついて横幅の広い輪郭にした方が良い。



この角度から見た雰囲気は割と似てませんか?


作業の振り返り



アヴァン・ガメラの経験が活きたのか、単にGMKゴジラの形状をよく知っているからなのか、意外とスムーズに雰囲気を似せられてきている気はする。それともこの実感はまだ観察が浅い故の錯覚かな。

資料として使いやすい写真の撮り方も何となく分かってきた。表面の細かい陰影よりも、概形を掴みやすい影が落ちていた方が参考にしやすいんだな。

もっと資料を集めたい。
小学館の超全集はKindleで販売されていることに気づいた↓

ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃超全集

3月にはGMKコンプリーションも発売されるらしいぞ↓


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フィギュアがあまり発売されていないアヴァン・ガメラと違って、GMKゴジラは立体物が沢山出ているので立体資料が豊富。
酒井ゆうじ氏制作のGMKゴジラもいくつか発売されている↓





劇中に登場するゴジラのスーツを制作した品田冬樹氏自身が原型を手掛けたソフビ↓



昔を思い出したのでちょっと自分語り。
映画公開当時、発売されたソフビをシリコーンゴムで型取りし、レジンで複製してからディティールアップして胸像みたいなものを作ろうとしたことがあった。
途中で挫折したけど↓



当時発売されていたソフビは、今思うと小学館の超全集に掲載されていた全身写真の印象とそっくりだったな。

まとめページ↓
ゴジラ 2001
まだ作り途中… 2001年公開の映画「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」に登場する通称GMKゴジラをZBrushでモデリング中。 過去何度か、このゴジラの実際の造形物を見る機会があった。映画公開半年後に岡本太郎美術館で開催された「...


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