ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 頭頂部の作り込み・舌の追加

ここまでのトータル作業時間は14時間ほどだけど、期間で言うともう3ヶ月以上経っている。



7月はちっともZBrushに触ってなかった。
あんまり時間が空くと、何を目指していたのか、何にこだわっていたのかもだんだん分からなくなってしまう。「熱が冷める」とはこういうことなのかもな。

衝動的に始めたことは、気持ちを長期間持続させるのが難しい。本来はもっと短期集中で仕上げまで持っていくべきなのだろう。1ヶ月弱で20時間分の時間をちゃんと確保できれば良かったのにな。
始めたばかりの頃は、ただファイルを開くだけでも良いからなるべく頻繁に触るようにしていたのに。7月はPCを新調してデータ移行作業をしていた分の時間ロスもある。(言い訳)
デスクトップPCを新調した!
色々と準備していたデスクトップPC新調の準備がようやく整った。メーカー在庫が欠品しているものもあって、なかなか必要なパーツが揃わなかったのだ。最終的に以下の構成になった。ケース:ThermaltakeCoreV71TG電源:Seasonic...


DynaMeshの解像度を180まで上げて、目元や鼻の彫りをちょっと調整したり、頭頂部の鱗(?)の分割ラインを探っていた。
頭頂部のラインについては、映画劇中シーンでガメラがギャオスにたかられて倒れたカットが1番参考になった。



横から見たトサカのシルエットもちょっと修正。頭頂部は資料不足なのでなかなか迷いが消えない。


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口内に、舌を作るためにSphereのSubToolを追加。



舌を作ってみると、口内の段差がまだ甘いのが分かるな。バランスを見るためには、歯もとりあえず全部並べてみた方が良いかもな。
下アゴを別パーツに分割しようかどうしようか。



もはや似ているのか何なのかゲシュタルト崩壊中。



身体の方もザクザクと進めてみた。



まだかなり大雑把。


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作業の振り返り

前回からの作業時間は1時間ほど。また1分の動画にまとめてみた↓



これでトータル15時間経過。

頬の突起、鱗のラインはまだ悩んでいる。
特撮のDNAで展示されていたレプリカヘッドの写真をメインの資料にしているけど、レプリカヘッドはなんとなく劇中やスチール写真のスーツと印象が違う気もしている。
『特撮のDNA 平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮』を見てきた
「特撮のDNA平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮」を見てきた。特撮のDNA平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮会期:2019年12月13日(金)~2020年1月26日(日)※2019年12月31日(火)2020年1月1日(水)1月11日(土)は休...


レプリカはパーツ構成の参考にはなるけど、スーツと違って硬質素材(FRP)なので、モールドのエッジの立ち方がちょっと違う。
スーツの方はおそらくウレタンとラテックスなのと、ギミックを仕込む関係なのか、動く部分の彫りは深いように見える。いったんレプリカヘッドの写真とのにらめっこはやめて、劇中シーンとスーツのスチール写真から受ける印象を咀嚼してみた方がよさそう。

モチベーションアップのために、ここで一度頭だけ3Dプリントしてみようかな。あ、まだ歯が揃ってないか。

とにかく続けて完成まで持っていくためにまとめページを作った↓
アヴァン・ガメラ
まだ作り途中…模刻の練習として、映画「小さき勇者たち~ガメラ~」の冒頭に登場する通称アヴァンガメラをモデリング。「特撮のDNA」で撮影したレプリカヘッドの写真を参考に。ZBrushでフォームの作成、ディティールの追加までを一通りやってみる。


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