バンダイ『Human size ゴジラ (1991北海道ver.)』の詳細が発表された

東京おもちゃショーのバンダイブースや、横浜で開催された大ゴジラ特撮王国 YOKOHAMAでも展示されていた着ぐるみサイズのゴジラのフィギュアの詳細が発表された。

Human size ゴジラ (1991北海道ver.)

Human size ゴジラ (1991北海道ver.)

11月7日(月) 限定10体 抽選販売受付開始
価格:4,482,000円(税込み)

シリアルナンバー付き監修証明書
本商品は、1体1体を全て酒井ゆうじ氏による度重なる監修を経て、最終の承認が下りた状態でのみ出荷します。酒井ゆうじ氏お墨付きのクオリティ、さらに世界に10体しかない証明としてシリアルナンバー付の証明書が付属。

サイズ
全高(台座底部からしっぽの先までの高さ):約194cm
尻尾込み奥行き(尻尾を付けた状態での最大奥行き):約305cm
頭頂高(台座底部から頭頂までの高さ):約192cm
台座サイズ直径:約130cm 厚み約7cm
幅:約130cm



2016年10月28日(金)・29日(土)・30日(日)に秋葉原で開催されるTAMASHII NATION 2016でも展示されるようです。



限定10体で、しかも抽選販売ですか。というか、コレ、色んな意味で買える人って限られそうですね。約450万円か。

原型からのスキャン

Human size ゴジラ(1991 北海道ver.)は酒井ゆうじ氏による原型をスキャンすることから、その制作が始まった。一般的に3Dスキャンはハンディスキャナなどでフォルムをデータ化するが、Human sizeではさらに一歩踏み込み、産業用X線CTによる透過スキャンをも駆使。口内や背びれといった入り組んだ形状、各部の詳細なディテールまでをデータ化している。このデジタル化はすべて工学的な理論に基づいており、デザインココのエンジニアリング技術と経験値をベースに、ゴジラのイメージ、そして酒井ゆうじ氏の圧倒的な造形力を数値として解析。この高精度の3Dデータ化により、Human size ゴジラ(1991 北海道ver.)の圧倒的な存在感を実現している。


3Dデータからの出力

3Dデータからの出力にはデザインココが等身大フィギュアのために独自開発した高精度3Dプリンター「COCO MIYAGI 76」が用いられている。このプリンターはフレーム構造と駆動部を一体化させた新構造によって圧倒的な造形領域を誇り、最大で縦600㎜×横600㎜×高さ700㎜サイズの出力を可能とする。この国内最大級の造形寸法をもつ3Dプリンターを用いて、酒井ゆうじ氏の原型をスキャンした3Dデータを細かくパーツ分割して出力。このパーツ分割により、部分ごとの形状確認が幾度も行われた。
特に“顔”部分の造形に関しては、幾度となくトライ&エラーが繰り返されて、ゴジラのイメージを具現化させている。さらにこの3Dプリンターで作った造形に対し、テクスチャーを追加するなどのブラッシュアップが行われ、抜き型を仕上げている。通常、造形物の大型化に伴い“エッジ”は甘くなってしまうのだが、Human size ゴジラ(1991 北海道ver.)では“エッジ”にもこだわり、牙や爪、背びれなどシャープさのある造形を再現。圧倒的な迫力でゴジラを立体化している。

2017年7月 追記:酒井ゆうじ氏による監修風景記事が公開された↓
http://tamashii.jp/column/74/

以下は東京おもちゃショー2016での展示の写真。

HUMAN SIZE ゴジラ(1991 北海道Ver.)

HUMAN SIZE ゴジラ(1991 北海道Ver.) 顔のアップ

HUMAN SIZE ゴジラ(1991 北海道Ver.)の原型

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