映画の視覚効果で初めてモーフィング技術が使われたのは映画「ウィロー」だとILMのドキュメンタリーで見た記憶がある。
![ウィロー [Blu-ray]](https://images-eu.ssl-images-amazon.com/images/I/51wtQiqypOL.jpg)
まだ3DCGはもちろん、デジタルな視覚効果そのものが珍しかった1988年の映画だ。画像を変形させてシームレスに別の画像へ変化させて見せる「モーフィング」という表現は、旧来のオプティカル合成では到底考えられないビジュアルだった。
邦画でも90年代中頃から結構使われていた気がする。「モスラ2 海底の大決戦」でモスラが水中モードへ変身するビジュアルもモーフィングだ。
https://www.youtube.com/watch?v=JxXZjuw-VPI
当時小学生だったオイラでも「あ、モーフィングだ」と思った記憶があるので、当時でももうそれほど目新しい表現ではなかったかもな。
今見ると、いかにも2次元な処理でのっぺりして見える。

時は流れ、2Dの画像加工はそれほど珍しいものではなくなり、モーフィング処理の演算コストも今時のパソコンなら気にならないレベルだ。最近は、モーフィング表現単体で驚くようなことも無い。AfterEffectsなど、この手のアプリケーションでは当たり前のように搭載されている。
http://tv.adobe.com/jp/watch/335/4863/
単純なモーフィング Creative COWのリーダーであるエラン・スターンがタイムリマップとピクセルモーションを使用して単純なモーフィングを作成する方法をご紹介します。
前置きが長くなったけど、OpenCVとDlibを使って顔画像のモーフィングを実装するチュートリアルを見つけた。ソースコードも配布されています。↓
https://www.learnopencv.com/face-morph-using-opencv-cpp-python/
現在は顔の器官を自動で検出することができるから、顔画像同士のモーフィングを自動で処理できるわけですね。
関連記事
CGのためのディープラーニング
OpenCVでPhotoshopのプラグイン開発
FacebookがDeep learningツールの一部をオ...
『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のVFXブレイクダウン ...
Caffe:読みやすくて高速なディープラーニングのフレームワ...
GAN (Generative Adversarial Ne...
映画『キングコング: 髑髏島の巨神』を観た
Paul Debevec
Iridescence:プロトタイピング向け軽量3D可視化ラ...
DUSt3R:3Dコンピュータービジョンの基盤モデル
Open Shading Language (OSL)
HD画質の無駄遣い その2
機械学習について最近知った情報
チャットツール用bot開発フレームワーク『Hubot』
Swark:コードからアーキテクチャ図を作成できるVSCod...
ニューラルネットワークで画像分類
ニューラルネットワークと深層学習
UnityでOpenCVを使うには?
Amazon EC2ログイン用の秘密鍵を無くした場合の対処方...
OpenCV
Gource:バージョン管理の履歴を可視化するツール
ZBrushのZScript入門
Live CV:インタラクティブにComputer Visi...
Geogram:C++の3D幾何アルゴリズムライブラリ
Faceshiftで表情をキャプチャしてBlender上でM...
iPhoneで3D写真が撮れるアプリ『seene』
株式会社ヘキサドライブの研究室ページ
Model View Controller
池袋パルコで3Dのバーチャルフィッティング『ウェアラブル ク...
U-Net:ディープラーニングによるSemantic Seg...
C++始めようと思うんだ
OpenMayaのPhongShaderクラス
自前Shaderの件 解決しました
統計的な顔モデル
AR (Augmented Reality)とDR (Dim...
Kinect for Windows v2の日本価格決定
OpenCVでカメラ画像から自己位置認識 (Visual O...
Photogrammetry (写真測量法)
BlenderのPython環境にPyTorchをインストー...
UnityのTransformクラスについて調べてみた
iOSで使えるJetpac社の物体認識SDK『DeepBel...
ArUco:OpenCVベースのコンパクトなARライブラリ
コメント