Unityって3Dのグラフィックスは手軽に作れるけど、意外とメニューやボタンといったGUIまわりの作成はあまり充実してなかった。
複雑なGUI作成には外部アセットの「NGUI」を使うのが一般的だった。
そしてついにUnityの次期バージョン、Unity 4.6から新しいGUI作成システム「uGUI」が搭載される。uGUIについては5月に開催されたUniteのセッションで一足先に紹介されていたらしい。
https://vimeo.com/92583144
スポンサーリンク
さらにその後、紹介ビデオが公開された。
uGUIでは新たに「キャンバス」という単位でUIを描画するらしい。キャンバスにはGUIをワールド座標上で表示する「world space」と、スクリーン空間に表示する「Screen Space」があり、切り替えて使用できる。画面サイズが変われば、キャンバスのサイズもリサイズされ、効率化を図るための機能も満載。
画像やテキストなどの配置は「RectTransform」という概念で整理され、画像サイズ・回転・幅・アンカー・ピポットの位置などで座標を指定できる。アンカーはUIの中心点を左上や右下に指定できる。ストレッチ系を指定すると、アンカーの位置を規準に、UIを引き延ばすこともでき、画面全体の比率がかわっても、自動スケーリングや自動リサイズが可能となる。
ボタンをクリックすると色が変わったり、形が変形したりといった、イベント制御機能も強化され、マウスやボタンをクリックしたり、タッチしたりといったタイミングで、登録したオブジェクトに特定のイベントを発信したり、値の変更が可能。特定エリアをマスクする機能もある。遷移図でUIの挙動を管理することもできるようになる。
現状、uGUIのネックは「Tween」に相当する機能が存在しないこと。GUIでアニメーションを活用するには、MecanimBehaviourなどの機能を組み合わせる必要がある。
【GTMF 2014】Unityに待望のメインGUIツールが登場!「uGUI」の革新性とは?
ついでに最近のニュースとして、UnityスクリプトをVisual Studioで開発できるプラグイン「Unity VS」をMicrosoftが買収したので、まもなく無償で利用可能になるらしい。Visual StudioのプラグインはProバージョン以上(Express以外)じゃないと使えないかもだけど。
Microsoft acquires SyntaxTree, creator of UnityVS plugin for Visual Studio
MicrosoftがSyntaxTreeを買収してUnity用プラグインUnityVSをVisual Studioに統合
スポンサーリンク
関連記事
Unityの各コンポーネント間でのやり取り
オープンソースの人体モデリングツール『MakeHuman』のAPI開発プロジェクトがスタート
1枚の画像からマテリアルを作成できる無料ツール『Materialize』
BlenderProc:Blenderで機械学習用の画像データを生成するPythonツール
AndroidもopenGLも初心者さ (でもJavaは知ってるよ)
2012 昨日のクローズアップ現代を見た
konashiのサンプルコードを動かしてみた
BlenderでPhotogrammetryできるアドオン
参考になりそうなサイト
『パシフィック・リム: アップライジング』のVFXブレイクダウン まとめ
『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』のVFXブレイクダウン まとめ
Mitsuba 2:オープンソースの物理ベースレンダラ
Unityで画面タッチ・ジェスチャ入力を扱う無料Asset『TouchScript』
SIGGRAPH 2020はオンライン開催
マイケル・ベイの動画の感覚
Open Shading Language (OSL)
UnityプロジェクトをGitHubで管理する
映画『ジュラシック・ワールド』のVFXメイキング
Structure from Motion (多視点画像からの3次元形状復元)
Windows10でPyTorchをインストールしてVSCodeで使う
Mixamo:人型3Dキャラクターアニメーション制作サービス
Phongの表現力パネェ 材質別のPhong Shader用パラメータ一覧
SIGGRAPH論文へのリンクサイト
ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 Dam Standardブラシでディティールを彫る
立体視を試してみた
日立のフルパララックス立体ディスプレイ
ZBrushでアマビエを作る その2
Raytracing Wiki
写真に3Dオブジェクトを違和感無く合成する『3DPhotoMagic』
JavaによるCGプログラミング入門サイト (日本語)
ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 壊れたデータの救出
書籍『開田裕治 怪獣イラストテクニック』
3Dグラフィックスの入門書
Autodesk Mementoでゴジラを3次元復元する
Mayaのレンダリング アトリビュート
池袋パルコで3Dのバーチャルフィッティング『ウェアラブル クロージング バイ アーバンリサーチ』
ZBrushトレーニング
Deep Fluids:流体シミュレーションをディープラーニングで近似する
Photo Bash:複数の写真を組み合わせて1枚のイラストを制作する
ZBrushで作った3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリを作る
ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 Clay Polish
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のアタリを作る
コメント