コトブキヤ 『エヴァンゲリオン初号機 TV Ver.』 仮組み・後ハメ加工

ここ半年あまり気力が無く、無計画にプラモデルに手を着けてダラダラとパチ組みしていた。



1つのキットをとりあえずパチ組みで最後まで完成させるわけでもなく、途中で別のキットに手を着け始めては放置したりと、かなりダラダラと過ごした。
仕事で疲れて、模型に全く触れずに1ヶ月ぐらい過ごした時期もあった。作業する気が起きなかったのは冬になって特に寒さが厳しかったのもあるかもな。

なんとなく手を着けたキットの内の1つが、長らく積んでいたコトブキヤのエヴァ初号機(TV版)だ↓

新世紀エヴァンゲリオン エヴァンゲリオン初号機 TV Ver. 全高約190mm NONスケール プラモデル

https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000002200/

積んでいる間に再販されたりもしてた(笑)


スポンサーリンク

仮組み

何も考えずに説明書の手順に沿ってランナーから切り離してパチ組みし始めたけど、それを後から眺めて「仮組み」的に捉えることにする。

ランナーから切り出したゲート跡処理もあまり気にせずパチパチと組んでいく。
このキットは基本的に色プラでパーツの塗り分けが表現されており、目の白色、アゴの先端の緑色など一部のパーツは塗装済みになっている↓



内部骨格や腕、膝などの黒いパーツはABS樹脂で、関節の軸受けはポリパーツでできている。最近手を着けたアオシマの機龍と似た構成だな。



パーツのダボの接続ピンを少し短く切断して緩めて、後からバラしやすいようにしながら全体を組み上げた↓



ガンプラのような(やや過剰な)ディティールアップ解釈を加えるわけでもなく、純粋にアニメに登場するエヴァ初号機を立体化しているように見える。
以前組んだバンダイのLMHGと比べると、カラーリングこそTV版だけど、全体のプロポーションは新劇場版でリファインされた肩幅の狭いイメージに近い。
バンダイ LMHG エヴァンゲリオン初号機
新劇場版の方ではなく、1995年に放送されていたテレビシリーズの「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するエヴァンゲリオン初号機を再現したバンダイのプラモデル。テレビシリーズ放送と同時に発売されたわけではなく、放送終了後1996年9月に発売された...

後ハメ加工

何も考えずにパチ組みするのは楽だけど、プラそのままの質感はやっぱりショボいので塗装したい。
キットの全体像が分かったので、塗装しやすいように後ハメ加工していく。

胴・腰

胴と腰の紫色のパーツは、ABS製の黒い内部フレームを左右から挟み込む形式。そのままだと正面に紫のパーツの合わせ目が出てしまう。
そこで、左右分割になっている紫のパーツをいったん接着し、側面のモールドラインに沿って切断して前後分割に変更した↓



と、簡単に言っているけど割と慎重に作業を進めた。
内部フレーム側にマスキングテープを貼り、紫のパーツをハメてタミヤセメント(流し込みタイプ) 速乾で仮止めして角度がズレないように接着した。

タミヤ タミヤセメント(流し込みタイプ) 速乾 ITEM 87182 (6本セット)

ある程度固まったら裏からタミヤ リモネンセメントでべったりと接着した。

リモネンセメント 40ml

エヴァの特徴的な肩パーツは、黒いABSパーツで紫のプラパーツを挟み込む作りだったので、黒いABSパーツを接着・合わせ目消し後に紫のパーツをハメ込めるように後ハメ加工↓



スポンサーリンク

前腕

前腕は黒いABSパーツで紫のヒレ(?)を挟み込む作りになっている↓



ABSパーツに塗装するかは別として、黒い前腕パーツの合わせ目は消したいので、接着後に紫のヒレパーツを差し込めるように後ハメ加工する↓



左右逆のパーツの写真撮っちゃったな。

ABS製の前腕パーツ(とついでに肩パーツ)はABS用接着剤で接着して、乾いたら合わせ目を400番のヤスリスティックで削って均す。



ヤスリスティックは本当に便利だ。ゲート跡の処理や、接着の合わせ目を均すのが短時間で済む↓

ウェーブ ヤスリスティック SOFT2 細型 400 10枚入り プラモデル用工具 HT-616

膝関節

脚は、プラの脚パーツがABSの膝関節パーツを左右から挟み込む作りになっている↓



紫の脚パーツを接着して合わせ目を消してから膝関節パーツをハメ込めるように後ハメ加工する。
バンダイのLMHGも膝関節は大体同じ構造だったけど、LMHGを組んだ時は脚パーツ側の軸を短く削って対応したら、関節がユルユルになって自立できなくなってしまったので、今回は黒い膝関節パーツ側を切り込んで後ハメにする。
これで後からパチッとハメられるはず↓



膝の何て読んだら良いのかよく分からないパーツも、脚パーツで挟み込む形式になっているので後ハメ加工しよう↓



このパーツはLMHGを組んだ時と同様の後ハメ加工で大丈夫なはず↓



ん、ABSパーツへの塗装は推奨されないはずなのに、このパーツのオレンジ色の部分は塗装しないと再現できないぞ。

ついでに、緑色のパーツも後からハメられるように受け側の紫パーツのダボを切り込んでおいた↓



膝部分の後ハメ加工がこのキットの工作の山場なのではないだろうか↓



まだ胸と頭のパーツの構成をちゃんと見てないけど、たぶん大きく後ハメ工作が必要なのはこれぐらいじゃないだろうか。
ボチボチ表面処理を進めていこうと思う。

実はエヴァでずっと試したいと思っている塗料を買っているのだ。ガイアノーツのプリズムメタリック ブルーバイオレット。曲面の多い形状ほどこの手の塗料は栄えるはず。下地をグロスブラックで整えればキレイに仕上がるだろうか。

ところで、実は並行してバンダイスピリッツのRGエヴァ初号機にも手を着け始めてたりする↓



しばらく模型記事を書かないでいたので忘れかけていたけど、自分が作業した手順をちゃんと言語化して記録しておくと、自分の中で方法論として引き出しが増える実感があるな。

まとめページ↓
コトブキヤ エヴァンゲリオン初号機 TV Ver.
まだ組み立て途中… アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビシリーズに登場するエヴァンゲリオン初号機を再現したコトブキヤのプラモデル。2016年に発売されたキットだけど、2020年1月に再販されるようです。


スポンサーリンク

関連記事

アート・オブ・コロッサス シン・仮面ライダー 予約受付開始
東京おもちゃショー2017
バンダイ メカコレクション 『ウルトラホーク1号-α号・β号・γ号』 接着・後ハメ加工
酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 パーツのバリ取り・脱脂
酒井ゆうじ造型工房 23cm シン・ゴジラ レジンキットが届いた!
まだまだ積んでるキット達
エヴァのネタバレがこわい
模型SNSまとめ
スター・ウォーズ ビークルモデル『レイザー・クレスト』 マスキング・シルバー塗装
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 全身の塗装
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』 完成
酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 表面処理 その1
バンダイ ビークルモデル 001 スター・ウォーズ スター・デストロイヤー
海洋堂の20cm ガメラ ソフビキットも再販
DeAGOSTINI『週刊 ゴジラをつくる』創刊
海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 洗浄・煮沸
酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 ベース塗装
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 甲羅の接着とパテ埋め
海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 パーツの洗浄・煮沸・下半身にレジン充填
酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』の塗装再開
ビリケン商会 メカゴジラⅡ ベースのシルバー塗装
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 首パーツの接着・爪と全身のベース塗装
ワンダーフェスティバル2018[夏]に行ってきた
メカコレクション ジェットビートル デカール貼り・半光沢仕上げ
ゴジラ 2000 ミレニアムの背びれの塗装
バンダイ『Human size ゴジラ (1991北海道ver.)』の詳細が発表された
ラクガキの立体化 塗装と破損個所の修復 そして完成
メカコレクション『ウルトラホーク3号』 表面処理
メカコレクション ウルトラホーク1号 完成!
バンダイ HGCC 1/144 ターンエーガンダム パール・キャンディ塗装
ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン マスキング・表面処理
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 背びれ・眼の塗装
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 全身のグラデーション塗装 その2
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 筆でレタッチ
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 口内の改造
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 完成
ワンダーフェスティバル2017[夏]に行ってきた
ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコンの制作再開
ビリケン商会 30cm メカゴジラⅡ ソフビキットを組み立て始める
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1999』 爪の塗装
酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 洗浄
ワンダーフェスティバル2016[夏]に行ってきた

コメント