海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. LEDテープで面光源を作る

仕切り直して方針転換。


透明インナーパーツの作り直し

結局、インナーパーツの作り直すことにした。(何度目だ)
以前は、インナーパーツをスモークして光を拡散させることばかり考えていた。だが、それでは光量が弱くなり過ぎてしまう。
スモークで拡散させるのは諦め、インナーパーツの透明度をなるべく上げて光量を保つことを考える。拡散の問題は、テープLEDをなるべく多く敷き詰めることで対応する。

以前作ったインナーパーツを振り返ってみると、胸部分はもっと薄くて良い気がしてきた。距離が離れ過ぎて光量が弱くなり過ぎてしまう。



薄いインナーパーツは、以前と同様に透明エポキシ樹脂をソフビの内側に流し込んで硬化させる。



「流し込んで硬化させて」角度を変えて「流し込んで硬化させて」を何度か繰り返して、ある程度曲面に沿う形の以前より薄い透明インナーパーツを作った。
作った後から気づいたけど、今時はUV硬化レジンを使えばもっと速く透明パーツを作れたかもね。


スポンサーリンク


脚のパーツの太もも裏にも同様に透明インナーを仕込んだ上で、LEDの間隔を詰めて密にしたLEDテープを当てて様子を見る。



個々のLEDの配置は見えずに良い感じの面光源になっている。



スポンサーリンク

LEDテープの加工

一応、もとから高密度にLEDが配置されたテープライトも探してみた。
こちらを試してみたけど、色が電球色なのと光量がだいぶ弱かったので断念↓

LEDテープライト (1本) 12V 高密度(240LED/m) 防水 1チップ 500cm (黒ベース) 発光色:電球色

結局、以前購入したこちらのタイプのLEDテープを折りたたんで間を詰めて使うことにした↓

LEDテープライト 5m 300灯 12V 両端子 1チップ 薄型 非防水 単体 黄色

ただ、テープを折りたたんで詰めただけではフェニャフェニャで強度が弱くて取り回しが悪いので、0.4mm厚の透明プラ板に貼りつけることにした↓



これならそこそこ丈夫になるし、プラ板なら多少はしなるので曲面にも這わせやすい。ゼリー状瞬間接着剤を使っちゃったからさほど柔軟性は残らなかったけど。

試しにLEDの数を6個、9個、12個にした3パターンのLED面光源短冊を作ってみた↓



デスゴジの身体の各部位にこの3パターンの短冊のどれをいくつ配置するか考えてみよう。
発光位置のリファレンスとして、映画や酒井ゆうじさんの作例を見返す。

ゴジラVSデストロイア

「怪獣大進撃4」には20cmデスゴジの電飾作例、「怪獣大進撃リターンズ」には30cmデスゴジの電飾の作例が載っているのだ↓



なんとな~く考えた構成↓

  • 胸:LED 9個の短冊3本
  • 股間:LED 9個の短冊1本、LED 12個の短冊2本
  • 太もも:LED 9個の短冊1本、LED 12個の短冊1本 (両脚分なので×2)

ちまちまと短冊を作った↓



最初に作ったLED 6個の短冊は今のところ余っているけど、首と肩をほんのり光らせるのに配置するかもしれない。

短冊それぞれに細いリード線をはんだ付けした↓



なんかムカデみたいだな。

仮組み

ここまで作ったLED短冊をソフビの裏から仮止めして光らせてみる。
頭部は以前3mmの砲弾型LEDを仕込んでおいたものに、眼以外をサーフェイサー エヴォ ブラックで遮光した。



全部の配線を9V電池につないだ↓



マスキングテープによる仮止めがあんまり上手くいかなかったので、発光位置はちょっとズレちゃってます。
内側はだいぶ配線が混乱している↓



さらに首と肩にも光源を追加するとして、股間と太ももももうちょっと光源を増やした方が良いかもな。
背びれの発光方法も考えないと。今のところ、背びれ内部を削り込んで3mmの砲弾型LEDを仕込む方法が有力。

このキットの制作記事まとめページ↓
海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer.
まだ組み立て途中… 酒井ゆうじ氏原型で1995年に海洋堂から発売された20cmサイズの「デスゴジ」ソフビキットの再販版 Sci-Fi MONSTER soft vinyl model kit collection ゴジラ1995 の、さらに...


スポンサーリンク

関連記事

ゴジラ(2014)のディティール制作の舞台裏
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 気泡のパテ埋め
酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』の塗装再開
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 失敗箇所のレタッチ
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 頭の概形作り
ワンダーフェスティバル2019[冬]に行ってきた
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 パーツの洗浄・煮沸 そして下アゴの加工
恐竜造形の指南書
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 身体のSubToolを分割
円谷コンベンション2019の円谷ワンフェスに行ってきた
ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン マスキング・表面処理
9月15日(木)に全国26劇場で『シン・ゴジラ』一斉発声可能上映の開催決定!
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』パーツの洗浄・煮沸・レジンによる補強
ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン コックピットの塗装
世界ふしぎ発見!「特撮の神様 円谷英二の世界」
酒井ゆうじ造型工房『23cm シン・ゴジラ』 背びれの接着
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』眼の塗装
ゴジラの音楽
ジュラシック・パークの続編『ジュラシック・ワールド』
S.H.MonsterArts ゴジラ(2016) は7月1日予約開始
イタリアの自動車ブランドFiatとゴジラがコラボしたCMのメイキング
ビリケン商会 メカゴジラⅡ ベースのシルバー塗装
Raspberry Pi 2を買いました
海洋堂 20cmシリーズ『ガメラ 1995』 レタッチと仕上げ
GODZILLAの映画PR用等身大フィギュアのメイキング記事
ゴジラ トレーディングバトル
PS3用ソフト『ゴジラ-GODZILLA-』を買った
ファインモールド 1/144 ミレニアム・ファルコン 影のベース塗装
ビオゴジがついにS.H.MonsterArts化!
2017年 観に行った映画振り返り
シフトカーを改造してラジコン化する人達
モータードライバ
初代ゴジラもS.H.MonsterArts化!
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 電飾の手直し
メカコレクション ジェットビートル クリアーレッドを重ね吹き
恐竜骨格のプラモデル
模型用塗料の収納問題
酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 眼の周りのレタッチ
シン・ゴジラのDVD&Blu-rayは2017年3月22日発売
メカコレクション ウルトラホーク1号 メタリック塗装
映画『シン・ゴジラ』のワールドプレミア イベント
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の2次原型を作る

コメント