html5のcanvasの可能性

もう3年前になるけど、html5のcanvas要素を使って、画像ファイルを極力使わずにWebサイトをリッチな見た目にする方法を考えていた。当時、スマホやタブレット、ノートPCなどのモバイル端末は、日を追うごとに画面が解像度化、演算能力は向上していった。このまま進むと「ボトルネックとなるのはマシンの演算能力よりもデータ通信速度じゃないか?」って思うようになった。

端末の画面の高解像度化に伴って、より高解像度に耐えうるWebサイトが必要とされ、サイトに掲載される画像の容量は増え、ストレージを圧迫し、ダウンロードにも時間がかかる。そう考えると、大容量の画像ファイルを通信回線に載せるよりも、描画アルゴリズムだけを通信すれば良いんじゃないかって。CGで言うところのプロシージャルテクスチャのような手法を使えば、クライアント側のマシンパワーでリッチな背景を生成できるんじゃないかと。

html5のcanvasを使えば、CGを描画するのと同じように、ブラウザ上に自由にグラフィックを描画できる。当時、すでにこういうものが登場していた↓
canvasでキラキラした背景を作る方法
背景を画像ではなく乱数を使ってcanvasに円を描画する、広義のプロシージャル手法ってこと。
当時はjavascriptも知らなかったのでこれで全体像を勉強した。↓
Javascript ビジュアル・リファレンス 改訂版

さらに最近ではWebGL環境も整ってきて、ブラウザ上で手軽にCGが描画できるライブラリも出てきた。
jsdo.itのページ

ということで、こういう考えでWordPressテーマを自作したいのであった。

関連記事

ブログのデザイン変えました

3分の動画でプログラミングを学習できるサイト『ドットインスト...

オープンソースの顔の動作解析ツールキット『OpenFace』

PyMC:Pythonのベイズ統計ライブラリ

OpenCV 3.1のsfmモジュールを試す

HerokuでMEAN stack

OpenAR:OpenCVベースのマーカーARライブラリ

Raspberry PiでIoTごっこ

WordPressのサーバ引っ越し方法を考える

UnityからROSを利用できる『ROS#』

OpenCV 3.3.0-RCでsfmモジュールをビルド

生物の骨格

Python for Unity:UnityEditorでP...

Raspberry Pi 2のGPIOピン配置

OpenCV 3.1のsfmモジュールのビルド再び

OpenCV

Javaで作られたオープンソースの3DCGレンダラ『Sunf...

Unityで学ぶC#

SONYの自律型エンタテインメントロボット『aibo』

ManimML:機械学習の概念を視覚的に説明するためのライブ...

Mitsuba 3:オープンソースの研究向けレンダラ

C#で使える遺伝的アルゴリズムライブラリ『GeneticSh...

Kaolin:3Dディープラーニング用のPyTorchライブ...

現在公開されているWeb API一覧

ArUco:OpenCVベースのコンパクトなARライブラリ

Multi-View Environment:複数画像から3...

『日本の巨大ロボット群像』を見てきた

変形ロボットのデザイン

Unreal Engineの薄い本

Python拡張モジュールのWindows用インストーラー配...

タマムシっぽい質感

AmazonEC2のインスタンスをt1.microからt2....

Deep Learningとその他の機械学習手法の性能比較

Point Cloud Utils:Pythonで3D点群・...

フォトンの放射から格納までを可視化した動画

Pythonのソースコードに特化した検索エンジン『Nulle...

BlenderProc:Blenderで機械学習用の画像デー...

網元AMIで作ったWordpressサイトのインスタンスをt...

Swark:コードからアーキテクチャ図を作成できるVSCod...

ブログをGoogle App EngineからAmazon ...

TeleSculptor:空撮動画からPhotogramme...

trimesh:PythonでポリゴンMeshを扱うライブラ...

コメント