あっという間に2017年も最終日だ。毎年やってる1年の振り返り。
この1年でやりたかったこと、心がけようとしたけどできなかったことが結構ある。
仕事で思うこと
昨年もそうだったが、今年も仕事面ではなんだかモヤモヤと過ごした。
自分は前へ進みたくても、大多数の人達は今の状態を維持したいようなのだ。これは仕事に対する感覚のギャップなのだろうか。
前進・進歩ではなく、維持・継続こそが多くのサラリーマンの労働観なのかもしれない。
観察
ただ、職場で他の人達と比べて、自分特有の癖みたいなものに気づくことができた。どうやらオイラは「観察」が好きなんだ。
以前から妙に執着心があることには気づいていたけど、その執着心が思考を継続させてくれるようで、他人よりも長く対象を観察、というか洞察できる。
ビビリな性格もあって、状況がよくわからないままだと怖くて行動できない反面、仕事では盲目的にならずに済んでいる。そういう点で、観察・洞察する時間を死守するのも仕事の内だと思うようになった。自分の特性を活かす意味でも。(ノロマと紙一重ですが)
サラリーマンという生き物
そんなわけで、他の人達、特に上の世代が盲目的に働いている姿に少し違和感もある。
滅私奉公なんて言葉があるように、かつてサラリーマンというのは盲目的になれなければ務まらなかったのかもしれないが、状況の認識があまりにアバウトというか、自分と他人の仕事の相互作用に無頓着過ぎるように思える。
目標があやふやだったり、ゴールへの道のりが長過ぎると、その場で足踏みを続けてしまう。素振りのような働き方。
本質的に、人間は同じことを繰り返す生き物なのかもしれない。模範が見出せないと習慣に頼ってしまう。従来から大勢でやってきた人は孤独に耐えられず、焦点を絞らないまま人数を増やしてしまう。
それと、締め切り直前にならないと動き出せないタイプの人は社会人でも大勢いることを実感した。だが、そのアウトプットはあまり知的なものにならない。
http://blog.tinect.jp/?p=45312
締め切りギリギリに仕上げて目的を見失ったようなアウトプットが散見される。プログラムにしても、ドキュメントにしても。
学生の頃の卒業論文や修士論文は、他人を理屈で説得する訓練だったのだと今になって実感する。
英会話
2016年度に始めた英会話も、もう2年ぐらい経とうとしている。少しずつ上のレベルのクラスへ移り、最近は以前ほどビビることもなくなった。会話で文法の乱れをあまり気にしなくなっちゃった気もするけど。
ただ、残念ながら仕事では英文を読むぐらいで、会話する機会が無かった。
趣味
ちょうど1年前に掲げた「スクラッチで模型を作りたい」という目標は、3Dプリンターの力を借りて一応達成。
本当は年内にもう1つくらい作りたかったけど、作ったものの反省点をリファインするのか、完全新規で作り起こすのか、どっちつかずになって進まなかった。
なるべく負荷の少ないやり方で数をこなして訓練したいところ。ZBrush上でコンセプトモデルをいくつか作って、その中から1つ選んで3Dプリント用に作り込むとか。
今はUnityのレンダリング機能が優秀なので、ボーンを入れて動かす映像も作れそうで、妄想が広がる。
既存のキャラクターの立体化もやりたいし。
やってみたいことは沢山あるのに、時間、というか体力が足りない。新しいおもちゃを買っても、遊ぶ時間が取れない。
最近、趣味にのめり込んでる影響なのか、感覚が中学生ぐらいの頃へどんどん回帰しているような気がする。あの頃やりたかったことをどんどん思い出しているというか。
自分を知る
自己分析というわけでもないけど、自分の特性にもっと自覚的になった方がストレス無くパフォーマンスも上がるんじゃないかと思って、自分の認知特性を調べたりもした。
オイラの認知は視覚にかなり偏っていた。高校生の頃、学習方法についての先生のアドバイスが自分には全然効果が無かったのも腑に落ちた。
認知特性を知ることで、自分に合った勉強方法を模索する良い指針になった気がする。
性格も含めて、自分の特性を上手く飼いならせると良いんだけど。
WISC-Ⅲ 知能検査ってやつも受けてみたいと思い始めた。
毎月の振り返り
今年は1ヶ月ごとの振り返りもやってみた。時間で区切ることで強制的にまとめる機会を作ってみたんだけど、やっぱり言語がはそれほど得意じゃないので、上手く文章にまとまらなくて翌月に持ち越した言葉の断片が結構あった。
以下、2017年の1ヶ月ごとの振り返り記事一覧。
2018年の抱負
2018年は色々とケリをつけたい。仕事にしても趣味にしても。
もういい年齢だし、ダラダラと過ごし続けるわけにもいかない。チャンスを得るためにはきちんとアウトプットした方が良いし、そのためにはノルマのようなものを設定してアウトプットに繋がる行動を積み重ねないといけない。
年齢的に、もう体力任せに突っ走ることはできない。少し出費がかさんでも良いからアウトプットしやすい環境を整えて、なりたい自分へ近づこう。
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