ラクガキの立体化 塗装と破損個所の修復 そして完成

前回までで下地処理は一応済んだので色を塗っていく。



そのままだと何かと作業しづらかったので、木の台座を用意し、足の裏から真鍮線を通して固定した。台座は東急ハンズで購入。



さて、このキャラクター、授業中にラクガキした当初は色なんて全然想定していなかったので悩んでしまう。
強いて言うなら、オルフェノクみたいなグレースケールを想定していたけど、それはさすがに寂しいのでちょっとカラーリングを考える。


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眼は赤で、胸のよく分からん突起は金かな?
全体のベースには、ちょっとした実験も兼ねて、まだ試したことのないパール塗装に挑戦してみよう。
ガイアノーツのプリズム ブルーグリーンという偏光パール塗料を使ってみる。この塗料は、見る角度によって色が青から緑へ変化して見えるらしい。響鬼さんみたいだな。

ガイアノーツ ガイアカラー プリズム ブルーグリーン 15ml 模型用塗料 135

と、考えてベースに陰影塗装を施してからパール塗料を吹き重ね、その上からさらにクリアーカラーを重ねたりもしてみたんだけど。。。


破損箇所の修復

途中で頬(?)のパーツが欠けちゃってることに気づいて中断。パテで修復工作。



ついでにもともと気になっていた別の箇所も修復して、表面処理を一部やり直した。



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ベース塗装

再びサーフェイサー エヴォ ブラックを吹いて塗装再開。



下地を真っ黒にした上からプリズム ブルーグリーンを吹く。コガネムシみたいだ。



パール塗料むき出しだと塗膜が弱いので、さらにその上からMr.カラーGX スーパークリアーⅢを吹いてコーティング。

Mr.カラー GX GX100 スーパークリアー 3

筆塗りで仕上げ

ここからは筆塗り作業でアクセントを入れていく。
タミヤカラー アクリル塗料のクリアーレッドを眼に塗り、胸の突起にはクリアーイエローを塗った。それ以外のモールド周りはクリアーブルーをウォッシング気味に塗ってモールドを強調したつもり。





さらにその上からタミヤカラー エナメル塗料のスモーク+クリアーグリーンで作ったダーククリアーグリーンを溶剤多めで溶いてウォッシングして、モールドを暗くしっつ、メタリックにギラつき過ぎている感じをややマイルドに。
ブロンズっぽくも見えてきた。


完成

ということで完成です。



全身メタリックにするなら、もっと外骨格っぽいデザインにすればよかったな。肩は割と筋肉風なので質感からは関節の可動を想像できないチグハグなデザインになってしまった。



緑にも青にも見える。
背中のデザインは特にやっつけなので味気ない。。。



ただ、デジタル造形の勉強になったし、スクラッチで完成まで持って行けて少し自信にもなったので、やってみて良かった。



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