ZBrushで人型クリーチャー

ブログにはほとんど投稿してなかったけど、オリジナルキャラクターのモデリングを始めて1年半、上半身はだいぶイメージが固まってきた↓



SubToolを分割して各部をもっとブラッシュアップしないと。



もともとは学生の頃ノートに描いたラクガキが元ネタ。人体アニメーション練習用の素体を作るつもりでなんとなくツルッとシンプルなデザインを目指した。



自分なりにウルトラマン的な人間を抽象化した造形を目指してみたけど、立体化していくうちに物足りなくなって結局どんどんディティールを増やしてしまった。当初身体はミシュランマン的なイメージだったけど、力強さや鋭さが欲しくなって要所要所でエッジを立てた。

ブログ記事にはしていなかったものの、作り始めた当初からZBrushのヒストリーを録画した動画は定期的にYouTubeにアップしていた。
ZBrushでUndo Historyを動画に書き出す
ちょっと遅いけど、ZBrush 2019にアップグレードした。で、バージョン2019の新機能とは全然関係なく(笑)、最近になってZBrushのUndo Historyを動画にできることを知った。Undo History Moviesモデルの...




今回、今までのように球体からフルスクラッチで形状を作っていくようなことはせず、ZBrushに用意されているMeshをベースに作り始めた。頭はHeadPlanes_Male、身体はMaleを使用した。そのおかげで、基本的な人体構造の形状再現に時間と労力を取られず、時短で破綻の無い人型クリーチャーを簡単に作れる。

このやり方は、MLW CreativeというYouTubeチャンネルの人型クリーチャーのモデリング方法を真似てみた↓



仮面ライダーBLAK SUNも同様のやり方で時短を狙った。(結局その後続いてないけど)
ZBrushで仮面ライダーBLACK SUNを作る 頭部~バストの概形
10月末に配信が始まった「仮面ライダーBLACK SUN」全10話を視聴し終えて、(ストーリーはともかく)登場する造形物のカッコ良くてフィギュアが欲しくなった。しかし、予約合戦に負けてS.H.Figuarts 仮面ライダーBLACK SUN...


自分の創る衝動を逃さないための省力・時短方法は節操なく色々活用すべきだと感じるようになった。学生の頃はオリジナリティ、フルスクラッチにやたら拘って結局未完成で終わることが本当に多かった。

ZBrushで初めて完成させたオリジナルキャラクターも人型クリーチャーではあったけど、人体のベースモデルは使わずに作ったから身体のバランスがかなり歪になってしまった。
クリミア・エンゲルス
一応、いったん完成ということにする。大学生の頃、世界史(だったと思う)の授業中に描いた怪人の顔のラクガキを基にイメージを膨らませながらZBrushで立体化を試みた。昔描いたラクガキをモデリングのモチーフに選んだのは、ZBrushの使い方を習...


一応まとめページ↓
素体
学生の頃、人間のアニメーションの練習をしようと思って、なぜかオリジナルの素体のデザインから始めてしまい結局モデリングすら終わらなかった。これはその頃ノートに描いたデザイン。ノートの罫線が見えますね。特に名前も無い。強いて言えば「素体」だろう...

関連記事

トランスフォーマー/ロストエイジのメイキング

「ドラゴンボールZ 復活のF」を観た

Iridescence:プロトタイピング向け軽量3D可視化ラ...

GAN (Generative Adversarial Ne...

書籍『メイキング・オブ・ピクサー 創造力をつくった人々』を読...

BlenderでPhotogrammetryできるアドオン

Faceshiftで表情をキャプチャしてBlender上でM...

マルチタスクに仕事をこなせる人とそうでない人の違い

BlenderProc:Blenderで機械学習用の画像デー...

FreeMoCap Project:オープンソースのマーカー...

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 壊れたデータの救...

リメイクコンテンツにお金を払う歳になった

酒井ゆうじ 造形コレクション『ゴジラ1999』を購入

3Dスキャンしたテクスチャから照明を除去するUnityツール...

Siggraph Asia 2009 カンファレンスの詳細

CGWORLD CHANNEL 第21回ニコ生配信は『シン・...

UnityのTransformクラスについて調べてみた

ドラマ『ファーストクラス』のモーショングラフィックス

Digital Emily Project:人間の顔をそっく...

書籍『メモの魔力』読了

SIGGRAPH論文へのリンクサイト

触れば分かる ユニバーサルデザインな腕時計『The Brad...

Runway ML:クリエイターのための機械学習ツール

レンダラ制作はOpenGL とか DirectX を使わなく...

ヒトデの骨格のような構造物を作成するシステム『KINEMAT...

UnityでLight Shaftを表現する

あの頃で止まった時間

仮面ライダークウガ 20周年

『特撮のDNA ウルトラマン Genealogy』を見てきた

MFnDataとMFnAttribute

フリーのUV展開ツール Roadkill UV Tool

ZBrushで基本となるブラシ

変身ベルト

Houdiniのライセンスの種類

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のVFXブレイクダウン ...

MetaHumanの頭部をBlenderで編集できるアドオン

Stanford Bunny

今夜の金曜ロードショーはヱヴァだね

Point Cloud Utils:Pythonで3D点群・...

仮面ライダーアギト 20周年

ラクガキの立体化 背中の作り込み・手首の移植

日本でMakersは普及するだろうか?

コメント