ZBrushでカスタムUIを設定する

ZBrushにも、Mayaで言うところのシェルフみたいに、ユーザーがGUIをカスタマイズできる機能があることは知ってたんだけど、今まではオイラの使っていたディスプレイの解像度が低すぎて狭かった(1600×1200)ので試していなかった。
ゴールデンウィークにやっとディスプレイを新調して4K化したので、初めてZBrushのカスタムUIを設定することにした。

I-O DATA 28型ワイド液晶ディスプレイ (HDMI端子4K/60Hz・HDCP2.2、DisplayPort搭載、5年フル保証) LCD-M4K282XB

ZBrushのカスタムUI機能では、様々なメニューやボタン配置をカスタマイズできるけど、とりあえず自分が良く使うブラシにすぐアクセスできるようにアイコンを並べてみることにする。LightBoxに入っているSlashブラシもここに配置してみた。


スポンサーリンク


スポンサーリンク

ZBrushのカスタムUIでブラシを配置する方法

UIを編集するにはまず、PreferrencesConfigEnable Customize ボタンを押してUI編集モードをONにする。

EnableCustomize

その状態で、BrushパレットからAlt + Ctrlキーを押しながらブラシのアイコンをドラッグすると、キャンバス以外の任意の場所へアイコンを配置することができる。操作を間違えても、アイコンをキャンバスへドラッグアンドドロップすれば削除できる。
オイラは画面のフッター部分によく使うブラシを並べることにした。4Kワイドなので結構たくさん並べられる。

customUI

UIの編集が済んだら、さっきのEnable Customize ボタンを押してUI編集モードをOFFにし、PreferrencesConfigSave Uiを押す。すると、カスタムUIの情報が.cfgファイルに保存できる。

SaveUi

ここで保存した.cfgファイルは配布することもできるので、便利なUI設定を他の人と共有することも可能。こちらの書籍では著者作成のカスタムUIも配布していますね。↓

ZBrushフィギュア制作の教科書

配布の際には、配布元と自分の環境の画面解像度の違いに注意した方が良いかも。

現在表示しているカスタムUIを、次回ZBrushを起動した際に表示するよう設定するには、PreferrencesConfigStore Configを押す。

StoreConfig

設定が済んだら、試しにZBrushを再起動。

カスタマイズしたUI

あれ、一応起動時にカスタムUIが表示されるようになったけど、Slashブラシが消えてる。。。
LightBox内のブラシって起動時に読み込まれないのかな。。。

ただ、これで作業効率がアップするのは間違いない。


スポンサーリンク

関連記事

BlenderProc:Blenderで機械学習用の画像データを生成するPythonツール

Houdiniのライセンスの種類

TensorFlowでCGを微分できる『TensorFlow Graphics』

Mayaのプラグイン開発

Unreal Engine Tokyo MeetUp!へ行ってきた

天体写真の3D動画

OpenCV 3.3.0 contribのsfmモジュールのサンプルを動かしてみる

オープンソースの人体モデリングツール『MakeHuman』のAPI開発プロジェクトがスタート

UnityでPoint Cloudを表示する方法

Photoshopで作る怪獣特撮チュートリアル

Deep Fluids:流体シミュレーションをディープラーニングで近似する

OpenCV 3.1のsfmモジュールのビルド再び

Mayaのレンダリング アトリビュート

Unite 2014の動画

Phongの表現力パネェ 材質別のPhong Shader用パラメータ一覧

Geogram:C++の3D幾何アルゴリズムライブラリ

PS4用ソフト『Marvel's Spider-Man』

3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリを作っている

CLO:服飾デザインツール

clearcoat Shader

第20回 文化庁メディア芸術祭『3DCG表現と特撮の時代』

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる おでこ(?)のバランス調整

Polyscope:3Dデータ操作用GUIライブラリ

Subsurface scatteringの動画

フリーのUV展開ツール Roadkill UV Tool

ZBrush 2018へのアップグレード

CGWORLD CHANNEL 第21回ニコ生配信は『シン・ゴジラ』メイキングスペシャル!

『PIXARのひみつ展』に行ってきた

TVML (TV program Making language)

ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 Clay Polish

ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 リファレンス画像の表示

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 全体のバランス調整

ゴジラ(2014)のディティール制作の舞台裏

Shader.jp:リアルタイム3DCG技術をあつかうサイト

ラクガキの立体化 目標設定

BlenderのRigifyでリギング

『シン・ゴジラ』のコンセプトアニメーションのメイキング動画が公開された

Alice Vision:オープンソースのPhotogrammetryフレームワーク

Mitsuba 2:オープンソースの物理ベースレンダラ

Unreal Engine 5の情報が公開された!

第1回 3D勉強会@関東『SLAMチュートリアル大会』

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 口のバランス調整

コメント