Caffe：読みやすくて高速なディープラーニングのフレームワーク

2014.09.13

TwitterでCaffeという単語をチラホラ見かけるようになってたんだけど、何のことかしばらくわからなかった。
どうやらディープラーニングのフレームワークの名前らしい。

Caffe

Caffeはキレイで読みやすく、高速に処理できることを念頭に置いて開発されたディープラーニングのフレームワークです。
Caffeは、Yangqing Jia氏がカリフォルニア大学バークレー校で博士号取得中に開発したもので、現在もBerkeley VisionとLearning Center(BVLC)を中心としたコミュニティ貢献者によって開発が継続されています。
Caffeは二条項BSDライセンスです。
Web画像を分類するデモはこちら。



こういう一般名詞っぽい名前はググりづらいからやめてほしい(笑)
デモページではWeb上の任意の画像URLを入力して試すことができる。そして、当然のようにPythonのインターフェイスを備えている。

これがライブラリ名だと気づいたきっかけは、NVIDIAがリリースした機械学習向けのライブラリcuDNNを知ったから。どうやらCaffeの開発ブランチには、もうこのcuDNNによる高速化実装がコミットされているらしい。
NVIDIAのページでCaffeを使ったベンチマークが載っている。CaffeをベースにcuDNNで14倍ぐらい速くなっちゃったらしい。



NVIDIA:TESLAの機械学習アプリケーションのページ

2014/09/14追記:
Caffeで猫の品種識別を実装した人がいる。
Deep Learningで猫の品種識別:Qiita
ソースコードはこちら

2014/09/16追記:
Yhoo!JapanのデベロッパーネットワークってのにCaffeを使った画像分類の記事が載ってる。↓
Caffeで手軽に画像分類

2014/09/19追記:
CaffeをWindowsで動かしてる人のブログ記事↓
Caffeでdeepな画像認識 (Top)

関連記事

Zibra Liquids：Unity向け流体シミュレーショ...

Mayaのプラグイン開発

MythTV：Linuxでテレビの視聴・録画ができるオープン...

UnityのTransformクラスについて調べてみた

Googleが画像解析旅行ガイドアプリのJetpac社を買収

ポイントクラウドコンソーシアム

GoogleのDeep Learning論文

ZBrushで作った3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリ...

UnrealCV：コンピュータビジョン研究のためのUnrea...

Unityの各コンポーネント間でのやり取り

ManimML：機械学習の概念を視覚的に説明するためのライブ...

WordPress on Google App Engine...

Super Resolution：OpenCVの超解像処理モ...

FCN (Fully Convolutional Netwo...

HD画質の無駄遣い

Konashiを買った

タマムシっぽい質感

WordPressプラグインの作り方

Google Chromecast

iOSデバイスのためのフィジカル・コンピューティングツールキ...

PGGAN：段階的に解像度を上げて学習を進めるGAN

MRenderUtil::raytrace

機械学習手法『Random Forest』

書籍『イラストで学ぶ ディープラーニング』

NeuralNetwork.NET：.NETで使えるTens...

OpenCVの三角測量関数『cv::triangulatep...

Open Shading Language (OSL)

ドットインストールのWordPress入門レッスン

3D Gaussian Splatting：リアルタイム描画...

Physics Forests：機械学習で流体シミュレーショ...

池袋パルコで3Dのバーチャルフィッティング『ウェアラブル ク...

Raspberry PiでIoTごっこ

OpenCVでカメラ画像から自己位置認識 (Visual O...

Pix2Pix：CGANによる画像変換

RefineNet (Multi-Path Refineme...

iPhone・iPod touchで動作する知育ロボット『R...

OpenCV 3.3.0-RCでsfmモジュールをビルド

Mitsuba 3：オープンソースの研究向けレンダラ

2D→3D復元技術で使われる用語まとめ

クラスの基本

Paul Debevec

今年もSSII

コメント