映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」を公開初日に観てきた。オイラはIMAXレーザー 3DのHFR(ハイ・フレーム・レート)で鑑賞。
公開初日の映画館は満席で、(映画館の立地もあるが)色んな言語圏の人で混雑していた。普段映画館を利用しない不慣れな層も多く来場していたようで、上映開始前に色々なトラブルが発生していた(笑)
追記:これって逆に「日本人はあまり注目していない」ということかもな。
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
前作「アバター」の公開が2009年だったわけで、もう13年経ったのか。
前作「アバター」をリニューアルした「アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」を9月に鑑賞したので予習もバッチリ。
もちろん2009年当時も「アバター」を映画館で観てはいたものの、当時と現在では映画館の上映設備が段違いだ。HFRでのパンドラの世界を体感できた。
上映方式
今回の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」も鑑賞する映画館によって上映方式に違いがあるので、こちらのツイートを参考に映画館を選んだ方が良い↓
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
おすすめ順の3D上映方式リスト(修正版Ver.2)。多少の誤りがあるかもしれませんがご容赦下さい。
※IMAXレーザーが2K上映と判明し、順位変動があったため旧版のツイートは削除しました。 pic.twitter.com/SUpgA6QgWl— n cinema (@mr_n_cinema) December 18, 2022
最高品質の体験ができるのはDOLBY CINEMAとのこと。ただ、DOLBY CINEMAの劇場はIMAXよりもスクリーンが小さいので座席選びがシビアになりそうだな。
体験を重視した作品なのに、上映方式の違いについて公式がちゃんと説明してくれないのはいかがなものか。上映設備の都合で微妙な体験になっちゃうのはもったいない。
満席の映画館はかなり人が密集した空間なので、なるべくマスクをつけて鑑賞したい。
今までマスクをしたまま3Dメガネをかけると息で曇って気が散ってしまったけど、こちらのマスクを使うようになってからそのストレスは無くなった↓
パンフレット
本作のパンフレットは価格が1,650円と高額だが、いわゆる映画パンフレットではないので注意。
劇中の舞台となる惑星パンドラの生態や文化をまとめた辞典「AVATAR:THE WAY OF WATER THEVISUAL DICTIONARY」の翻訳版がパンフレットとして劇場で販売されているのだ。
感想
前作「アバター」の最後で主人公は人間の身体を捨てナビィ達の中で暮らす道を選んだ。今作は彼がナビィの中で家族を築いた後の物語。
前作が原住民と侵略者(開拓者)を壮大なSF映像で描いた物語だったとすると、今作は移民の物語だろうか。血のルーツと育った文化の違いからくる葛藤。たとえ新たな文化に順応してもルーツは消えない。
ストーリーのネタバレで楽しみが減るタイプの映画ではなく、映像体験に労力を注いでいる作品。なので、後に配信や映像ソフトで鑑賞しても微妙な気がする。体感がかなり違うはずだ。
映画館での鑑賞でも、映像表現に興味の無い人にとって3時間の上映時間はしんどく感じるかもしれない。パンドラの風景、特に今作では海中を体感させるゆったりとした映像が多く、近年のマーベル映画的なテンポや軽快なジョークに慣れている人にとってはじれったい時間の流れだろう。
主人公一家がナビィの中で生活しているのもあり、前作よりも人間の登場シーンが減っている印象。人間以外のパンドラの風景や生き物はほとんどCGのはずなのに、もはやそんな事を忘れて「ロケ地:パンドラ」の映像を見ている気分になってくる。
冷静に考えれば、この映像は「撮っている」というより「ゼロから作っている」のだろうけど、パンドラの生態系・文化が長い尺で丁寧に描写されるので、作り物であることを忘れてしまう。人工的なテクノロジーとは無縁に思える生態系と密接な文化風習が、最新の映像テクノロジーを駆使して映像化されているのも不思議な感覚だ。
海の描写がCGとは思えないほど見事で、現地をライブカメラで撮影したようにしか見えなかった。ひと昔前なら、CGで描かれる水の表現は、超引きの画で細部をごまかすか、逆に小さいスケールの寄りの画でごまかすぐらいしか無かったのに、今作では登場人物が潜った目線、海上の小型船から海面を眺めるスケールでも見事。
https://beforesandafters.com/2022/12/21/why-the-cg-water-in-the-way-of-water-looks-so-good/
追記:水の描写については、クローズアップで一部実写も使われているようだ↓
All right, you asked for it!! Here is #AvatarTheWayOfTheWater VFX supervisor Eric Saindon of @WetaFXofficial breaking down a lot of the shots IN DETAIL with some never-before-seen VFX breakdowns, including the infamous shot from the trailer… https://t.co/XtRy6s9sKG pic.twitter.com/vMcvMLpj3o
— Zachary Berger (@artofzachary) February 11, 2023
前作でもそうだったが、パンドラを侵略する人間側のキャストがマジョリティ側の人種(白人)だけで構成されているのは意図的だろうか。
捕鯨する人間にはアジア人が含まれているあたりにやや悪意にも近い意図は感じた。
観終わった後に調べて知ったが、養女キリ(14)を演じたのはシガニー・ウィーバー(73)だったのか!
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1363611
思い出
「アバター」以前、3D映像といえば普通の映画館で鑑賞するものではなく、特別な施設で体験するアトラクションという位置づけだった。それまでの3D映像は「画面から飛び出す」をウリにした極端な視差で目が疲れるものだったので、「短編映像」の尺にとどまり、映画のように2時間を超える尺の映像を鑑賞できるものではなかった。
「アバター」で初めて「奥行きのある3D映像」を見せつけられた衝撃は大きかった。映画館のスクリーンの向こうに広大な世界が広がっていた。「アバター」以降、ハリウッドの大作映画は3D上映されるものが増えた。東映ヒーローの劇場版も一時期3D版が制作・上映されていたな。
3D映画を体験して以降、映画館で座る座席位置を選ぶ基準が変わった。それ以前は中央より少し後ろ寄りの、スクリーンの縁まで全部視界に入るぐらいの距離がベストだと思っていたが、3D映画ではスクリーンの縁が見えると没入感の妨げとなる。視野の全てをスクリーンが占め、縁が見えないぐらい近づいた方が良い鑑賞体験を得られる。
家庭で3D映像を体験できる3DテレビやBlu-ray 3Dも登場し、一時期はせっせと購入していた。映画館の3D上映設備も徐々に品質が底上げされ、極端に品質の低い劇場は無くなっていった。
という3D映画ブームも近年ではだいぶ廃れてきて、現在は3D版が制作されている映画作品であっても、日本で3D上映してくれる劇場は少なくなった気がする。最近はIMAXか4Dシアターでしか3Dで鑑賞できないケースが多い。
今や3Dテレビは販売されておらず、3D映画もあまりBlu-ray 3Dで発売されなくなった。今は4K ULTRA HD Blu-rayでのソフト化の方が主流。
昔購入した3Dテレビはもう壊れてしまったので、過去に購入したBlu-ray 3DはHMDで無理矢理鑑賞している。

アバターのアトラクション
映画本編上映前に流れるCMで知ったが、アメリカのディズニーワールドには「アバター」の世界を体験できるアトラクションがあるのね。
https://disneyworld.disney.go.com/destinations/animal-kingdom/pandora-world-of-avatar/
https://disneyparks.disney.go.com/jp/disneyworld/attractions/avatar-flight-of-passage/
20世紀フォックスがディズニーに買収されていたことを思い出した。
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