ZBrsuh(というかスカルプトモデリングツール)の普及で、3DCGモデリング操作のパラダイムもだいぶ変わってきた気がする。それに3Dプリンターの普及も加わって、3DCGのモデリングが映像に限らず、造形や工業製品のプロトタイピングへ応用できるようになった。もともと工業製品の設計は曲面を用いたCADがあったけど、ポリゴンモデリングツールが高解像度化したことで、その差が埋まってきたのかも。(その辺の真意は不明だけど)
今は3Dのモデリングのスキルがあるだけで、さっさと手に触れられる実物を出力できてしまう。製品開発のコミュニケーションコストが下がり、どんどんスピードアップするんだろうな。
アメリカのクリエイティヴ環境はなぜ作品を「安定供給」できるのか:労働環境と教育と、つくり手へのリスペクト
現在このグノーモンが特に力を注いでいるのが、「ZBrush」という3Dモデリング用の画像処理ソフトの習得だ。実際、ZBrushでモデリングし、それをすぐに3Dプリンターで印刷して撮影に反映させる、という高次元のラピッドプロトタイピングが、ハリウッドのヴィジュアルエフェクトには欠かせなくなってきているそうだ。
これからCGデビューする人は、幸せである。ZBrushがあるのだから
「CGにはさまざまなプロセスがあって、それぞれに適したツールがたくさんあります。でも、ZBrushはあくまでアートのためのツール。だからコンセプトアートの現場で好まれています。アーティストという人種はとにかく探究心が旺盛で…見たこともない場所へ行きたいと常に願っている。例えるなら、大きな高速道路を走るのではなく、細く曲がりくねった田舎道を走りたいと考えている。われわれはそっちの味方なんです」
とは思っているんだけど、何だかんだ言ってちっともZBrush習得が進まない。ZBrushを持っていながら、情報を集める割にはちっとも自分で手を動かしてモデリングしてないことをだいぶ反省。
Web系の開発の勉強を進めるのは割と簡単で、結果もすぐにわかるのでどうしてもそっちばかりに時間を割いてしまう。手軽な無料ツールが山ほどあるので、今やWebプログラミングの方が敷居が低いのだ。
この連休こそ勉強を!ということで、短期間で達成感を得るための課題設定をしてしまおうと思う。雑誌「CGWORLD」で2014年8月号〜2015年1月号(192〜197号)まで全6回で連載していた「ハードサーフェスモデリング講座」を一通り真似して演習という形でトライしてみる。
第2回だけ特別に動画と共にwebに掲載されている。↓
ModelingCafe ハードサーフェスモデリング講座〜第2回:デザインアプローチ
何を隠そう、オイラはCGWORLDを高校生の頃から購読し続けている。CGとかあんまり関係ない会社員になってからあんまり熱心にチュートリアル記事を読まなくはなっちゃったけど、それでも未練で買い続けているわけです。バックナンバーを捨てずに取って置いてるからえらいかさばります。
さあ、バックナンバーを読み返すぞ!
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