3Dグラフィックスの入門書

3Dグラフィックス入門者用の新しい書籍が出た。

Javaによる簡単実習3次元CG入門

まあ、新刊というかほとんど以前C++で出てた本のJava版。(多少ボリュームアップしてる)
C++による簡単実習 3次元CG入門 第2版

ということで(?)以下、なんとなく思うことをつらつらと。

まず、こういう入門書を読む場合の注意点。
グラフィックスは初心者だけど、そのプログラミング言語はある程度使えるってのが前提だよね。(当たり前ではあるけど)

それから、この手の本の構成に関して思うこと。
サンプルコードを重視するあまり、手続きベースの解説になっていることが多い。(フローチャートはしっかり載ってる)
個人的に、ずっとコードを追ってかないとプログラムの全体像を把握できない仕様が嫌。(オブジェクト指向言語使ってるならクラスの関係図くらい載せれば良いのに)
3Dグラフィックスの仕組みを教える方法としてはちょっと酷だと思うんだ。(コード内のコメントで十分だと思ったら大間違いさ)
初心者に説明する気があるのか疑問が残るわけですよ。

とはいえ、何も情報が無いより絶対良いので、自分が一番良く知ってるプログラミング言語で書かれた本を選べば何とかなるとは思う。

ところでこの本、分散レイトレーシングの描画例で影のエッジがまるでぼやけてない。(画像の掲載間違い?)
ついでに言っておくと、ラジオシティ法を紹介するなら実装例も載せてよ。(申し訳程度に載せてるけど、誰の圧力?)

関連記事

「ベンジャミン·バトン数奇な人生」でどうやってCGの顔を作っ...

3Dスキャンしたテクスチャから照明を除去するUnityツール...

Rerun:マルチモーダルデータの可視化アプリとSDK

ZBrush4新機能ハイライト 3DCG CAMP 2010

ZBrushと液晶ペンタブレットでドラゴンをモデリングするチ...

オープンソースの取引プラットフォーム

Unity Scriptコーディング→Unreal Engi...

天体写真の3D動画

3DCG Meetup #4に行ってきた

Paul Debevec

Google Chromecast

Mayaのシェーディングノードの区分

TorchStudio:PyTorchのための統合開発環境と...

デザインのリファイン再び

このブログのデザインに飽きてきた

Deep Fluids:流体シミュレーションをディープラーニ...

OpenAR:OpenCVベースのマーカーARライブラリ

布のモデリング

フォトンの放射から格納までを可視化した動画

書籍『仕事ではじめる機械学習』を読みました

ZBrush 4R8 リリース!

オープンソースの人体モデリングツール『MakeHuman』の...

この本読むよ

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 下アゴの付け根を...

MeshroomでPhotogrammetry

組み込み向けのWindows OS 『Windows Emb...

ZBrushCore

ZBrushで人型クリーチャー

libigl:軽量なジオメトリ処理ライブラリ

ManuelBastioniLAB:人体モデリングできるBl...

リアルタイム レイトレーシングAPI『DirectX Ray...

レンダラ制作はOpenGL とか DirectX を使わなく...

ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる 口内の微調整・身...

サンプルコードにも間違いはある?

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』"あのキャラク...

科学技術計算向けスクリプト言語『Julia』

Mayaのレンダリング アトリビュート

Unityをレンダラとして活用する

ファンの力

HD画質の無駄遣い

IronPythonを使ってUnity上でPythonのコー...

ポリ男をリファイン

コメント