調べものは得意なのかもしれない

2019年は、期間を決めた定期的な振り返りではなるべく具体的な行動に目を向けることにして、日常で感じたことや気持ちの整理は別の記事としてまとめていくことにする。

リサーチスキル?

仕事で周りの人に言われて初めて気づいたんだけど、どうやらオイラは身近な人達と比べると調べものが得意な方らしい。オイラ自身の体感的にはただ本を読んだりWeb検索しているだけなのだが、特技ってのは周りの人から見出されるものなんだろうな。

「リサーチスキル」と呼ぶとちょっとカッコイイけど、要するにオイラは他の人達よりも調べものに時間をかけているということなのだろう。それは業務時間中だけでなく、普段の生活の中でも。
そういう点では公私の区別が曖昧。このブログにまとめている情報も趣味ではあるけど、仕事と完全に無関係のジャンルというわけでもない。こういう知識がいずれ仕事で役に立つかも、という期待はある。

たぶん読書もこれと似た話で、知識の補充を重要視しているから続けるし、他の人達とその総量の差が開いていく。そして続けているうちに手段や時間のかけ方も洗練されてくる。

ここ最近、久しぶりにのんびり本を読んでいる。技術書でもなく、模型誌でも特撮誌でもない本をのんびりと。仕事があるから、本を読むペースは落ちてるのに、買うペースがあんまり落ちてないから結構な積読状態だった。少し前まで、(というか社会人にな...


粗い調査ならWeb検索で手早くできる時代だから、何か考えたり作る際にもリファレンスを大事にするようになった。ちょっと調べれば手に入る程度のことにはなるべく時間をかけないように。すでに存在することならそれを流用し、それ以外のことに注力する。


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1人遊びの延長

教えられていないことを独学したり、自分なりに道具を揃えて試したり、追求する系のオタク趣味が仕事での「リサーチスキル」に影響している気がする。
オイラのオタク趣味の始まりは情報への「飢え」みたいなものだったんだけど、そのおかげで目当てのものを探し出すのが上手くなったみたい。

オイラ自身はどうやって調べものしているのか、もう少し形式知にしておきたい。暗黙知を形式知へ持っていく訓練も兼ねて。

自分流の調べ方

もう何度も同じことを言ってるけど、Web検索時代の調べもので特に重要なのはボキャブラリーだ。検索キーワードが適切でないと欲しい情報にたどり着けない。
まずは知りたいジャンルのボキャブラリーの獲得が最優先。ここでは特に書籍や学会、展示会など、Web検索以外の手段が効果的だ。情報を得るために必要な基本的な知識を補充しなければならない。
それが数千円程度の書籍で済むなら安いものだ。全くの初心者なら無料の展示会もアリ。

そのジャンルのボキャブラリーをある程度獲得すると、Web検索で適切なキーワード選びができるようになる。そうすると、Web検索で芋づる式にどんどんボキャブラリーが増えていく。
これである程度深い情報、最新の情報にもアクセスできるようになる。(それが理解できるかは別問題ですが)
これは、その分野のルールを知る、価値観を受け入れるというのに近いかもしれない。

仕事で調べものをするなら、ある程度決めた期間内に徹底的に調査して、時間でいったん区切りをつける。というのも、ボキャブラリーを獲得した後だといくらでも深く調べられるようになっているので、切り際が分からなくなってしまうのだ。
また、このやり方の副産物として、調査するのをやめた後でもその分野の情報が目に入りやすくなってしまうというのがある。

調べる時の心構え(?)

オイラが調べもので特に意識しているのは、当初の目的や枠組みを変えてくれる情報を見つけることだ。
調べる前に想定した枠組みを重視し過ぎると、調べものが穴埋め問題の答えを探すだけの行為になってしまい、枠に当てはまらない情報が視界から消えてしまう。上手く分類できない情報を頭が拒絶してしまう現象が無意識下で起こるので、それを上手く抑制したいのだ。
目的から脱線し過ぎない程度に枠を緩くして、想定外の情報を受け止められるようにしているつもり。多少目的がブレても、それは知識が増えた結果だからOKだと思っている。

あとは、過去の知識と上手く繋げて捉えることだろうか。過去の情報と新しい情報を繋げることでその変化に意味を見出す。ベクトルみたいな考え方でしょうか。
感覚として、最新の動向から半年とか1年遅れるのはまずいけど、数日~数週間遅れる程度なら大した問題ではないかな、と思っている。それは情報の変化をベクトルで捉えた時に、そのベクトルの向きが大きく変化するスパンは大体数ヶ月程度かかるから。

もちろん、突然大きな変化が訪れることはありうるので、常に新しい情報を受け止められるだけの余裕を持っておくこと。毎日カツカツだと受け止められない。暇を維持しておくのも大事なことだ。


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学生の頃

学生の頃、授業で教えられたことを吸収するのは周りよりむしろ遅い方だったけど、昔から自分で勝手に調べたり探して色々と集めてくるのは好きだったのは確かだ。オタクの片鱗というか、オタクそのものというか。

高校生の頃は学校帰りに大きな図書館へ寄るのが好きだった。オイラは本格的にインターネットに触れるようになったのが大学生以降でだいぶ遅かったこともあり、その名残で今でも情報を得る際はWebだけでなく書籍にかなり頼っている。
最近はWeb検索しても「いかがでしたか?」系のまとめ記事が邪魔をして大した情報にたどり着けないという話も聞くけど、オイラ自身はその不便さをあんまり体感していない。(「ブログの中身が薄い」というコメントを頂いたことはありますが…)

大学の学部生の頃までは、みんな横一列によーいドンでスタートして教えられたことを習得していくから、そのスピードの違い、つまり周りの速さが結構な劣等感だった。必修科目の単位を落として再履修するはめにもなった。講義や筆記試験の成績はあまり良くなかったし、仮に今やったとしても同じように低い点数だと思う。
多くの人にとって「分かりやすい」とか「教えるのが上手い」と言われる先生の講義でもたぶんオイラには合わなかったんじゃないだろうか。

大学院からは、横一列に他の誰かと競争することも無く、自分で勝手に情報を探してどんどん追及すれば良いのが心地よかった。自分で設定した研究テーマなら、自分と同じ情報を選ぶ人は周りにいないので吸収するスピードを比べられることもない。他の誰かが決めたゴールに到達するのを急かされることもない。

仕事の向き不向き

同じ教材を使って同じゴールを目指す習得競争だとオイラは全然ダメなんだと思う。そういう方向の要領は昔から悪い。変な疑問や執着がわいてしまって、情報を素早く処理できない。

会社員になって最初の頃の仕事は業務システムの開発プロジェクトで、割り振られたタスクを期限までにこなしていくことだった。日々進捗を急かされ、他のメンバーと横一列に競争するような仕事はやっぱりあんまり得意じゃなかった。

やっている作業の根本が気になったり、仕様に納得がいかなかったり、手が止まることも多かった。変更箇所の情報共有よりも作業を優先するメンバーと折り合いがつかなかったのもある。
コミットメッセージに「コードの修正」としか書いてくれないので、実際の変更の差分を毎度毎度見比べて確かめてから自分の作業をしていた。

その後仕事が変わって、評価軸が変わったことがオイラにとってプラスに働いた。期限までに割り振られたタスクを完了させる仕事ではなく、自分でやり方を調べながら進められる仕事になった。
(仕事が変わったというより、裁量の範囲が大きくなったということかもしれない)

独学や1人遊びの延長でできるので、師を必要としないやり方が性に合っていた。その代わり、自分から報告しなきゃいけないことは増えたけど、「情報を他の人へ伝達すること」が自分の役割だと思えばそれほど苦ではなかった。
調べたらこうだったから、自分はこういうやり方を採用して、これくらいの時間をかければ、こういうアウトプットを出せるはず。ということを自分で考えて決めれば良いのでストレスが少ない。
仕事で自分の収集癖やこだわりを満たそうとしている側面もあるのかもしれない。

伝え方

仕事で報告を重視しない人も結構いる。仕事は成果が大事で報告は二の次という考え方も分からなくはないし、個人技としては確かにそうだろうと思う。
ただ、組織的に働くということを考えると、情報の伝達って大事なことだと思う。
オイラが仕事で調べものスキルを評価されている理由を想像してみると、調べた方云々よりも、その情報の伝達を重要視しているという点が大きいように思う。
情報をちゃんと他人に伝わる形にまとめるスキルって、集団で成果を上げるためには必要なことだと思うのです。議事録とかも。


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