平成ガメラ三部作の4K Ultra HD Blu-rayの発売を記念して2020年11月にDOLBY CINEMAの劇場で期間限定上映された4K HDR版「ガメラ 大怪獣空中決戦」
好評を受けてその後アンコール上映も行われ、2月11日からは2作目の「ガメラ2 レギオン襲来」も期間限定上映が始まった。
ガメラ2 レギオン襲来
ということでさっそく観てきたわけです。
昨年の緊急事態宣言中はそもそも映画館が営業していなかったので、今の緊急事態宣言は娯楽に触れられて有難い。
G1に続き、オイラはG2も映画館で鑑賞するのが初めて。
映画公開当時、テレビで流れた予告編のプラズマ火球を吐くカットを見て、炎がとてもリアルで合成カットとは思えなかったな。
感想
携帯電話を使用する際にコンピューターへの電磁波の影響を考慮して離れる描写に時代を感じる。もう25年前の作品だから当然だけど、自衛隊の装備に関しても詳しい人が見れば時代性を感じるのだろうか。
初めて見た頃は、説明台詞が多くビジュアル的にも暗くて地味で、なんとなくじれったくて閉塞感を抱いていたんだけど、今の目線で見ると意外とテンポが速く感じた。これはオイラが年齢を重ねて、小学生の頃よりも言葉から色々な知識を受け容れられる下地が整ったということだろうか。
テンポが速すぎて、むしろもう少し余韻に浸る間があっても良いのではと思うぐらい。
「閉塞感」については、平成ガメラ三部作の特撮の特長でもあるアオリ中心の画作りと、今作のロケーションによるものもあると思う。小型レギオンが姿を現すのは地下からですしね。
アオリのカメラを中心にミニチュアを飾り込むスタイルの画作りは、1枚画の密度が高い反面、カメラワークの自由度が下がってどうしても空間的な躍動感が乏しくなる。そういう点では、川北特撮のカメラワークはダイナミックで気持ちよくはあった。(その分特撮の粗は目立ったけど)
今作では「ガメラ 大怪獣空中決戦」のような空中戦が無かったのでバトルの画的な躍動感が物足りなかったのかもな。ガメラ、レギオンそれぞれ単独でカッコいいCGの飛行シーンがあっただけに、そこはちょっともったいない。
この作品に限らず、怪獣映画は基本的に未知の脅威に遭遇した人類が翻弄される物語になるから、コロナ禍の今の時代に見ると色々な思いがわいてくる。
政府機関に所属していない民間人の専門知識・行動が戦況を左右する描写は、ネット時代の今の方がリアリティを感じる。国の機関から外れたところにも専門家がいて、事象への洞察や対処方法を提案できることが現在は可視化されている。
スポンサーリンク
再販で買ってからずっと積んでるソフビキットにそろそろ手を着けようかな。
レギオンのキットも欲しくなってきたぞ。バンダイのムービーモンスターシリーズで発売されらしいけど、
やっぱりガレージキットが欲しいぞ。できればソフビで。(大きいキットはレジンだと取り回しがしんどくて…)
ちなみに、予約していた「ガメラ 大怪獣空中決戦」のUHD Blu-rayは届いたけれど、まだ鑑賞環境が整っていないのであります。。。
スポンサーリンク
いい加減テレビを買い替えようかと考えてはいるものの。
同時期に発売される予定だった「ガメラ2 レギオン襲来」の4K Ultra HD Blu-rayは当初の予定からズレて2021年3月26日発売に変更になったけど、全然待ちますよ。
「ガメラ3 邪神覚醒」のUHD Blu-rayも同じく2021年3月26日発売になったけど、この流れでガメラ3の上映は無しなんてことはないよな。
追記:ガメラ3は4月16日(金)からだそうです↓
『#ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』ドルビーシネマ(DC)での上映決定🎉
4月16日(金)から丸の内と梅田にて先行上映。他5劇場は準備が整い次第、期間限定上映いたします(DCのない地域での上映のご要望理解しておりますが、暫しお時間を…)。https://t.co/eX6KsgidRU
引き続き応援お願いします‼ pic.twitter.com/YOSeBdaRXu
— 【公式】ガメラ55周年プロジェクト (@gamera_info) March 11, 2021
スポンサーリンク
コメント