2020年10月 振り返り

10月も振り返り。手間はかかるけど、これをやらないとスッキリしない。



気温が下がってきているのもあり、朝なかなか起きられなくなってきた。目覚ましが鳴った1時間後にようやく布団から這い出ている。寒いと活動が鈍る。布団の中でダラダラとTwitterを眺めている時間がやたら長くなっていることに気づいた。
出社する時の通勤ラッシュも完全に復活しているので、もう朝型の生活リズムは続けられそうにない。

過ごしやすい気温を下回り、ウォーキングやジョギングに時間を割くのが億劫になってきた。もう運動不足についてはあまり気にしなくなってしまったな。緊急事態宣言後にウォーキング用に買ったジャージはこの半年でいつのまにか部屋着になり、今では寝間着にもなっている。
テレワーク中の服装はかなりいい加減。もともとファッションに疎かったが、以前にも増して服を買うモチベーションが下がった。ただ、変な話だが、ビデオ会議用にそこそこ恥ずかしくない部屋着を考えたいと思い始めている。

加湿器を買おうか毎年悩んでは結局買わずに冬が過ぎていたけど、今年はテレワークで家にいる時間が長いので、風邪やインフルエンザ予防のためにもさっさと導入したほうが良さそうだ。

iPhoneのソフトカバーが緩くなって、iPhoneを落として保護ガラスにヒビが入ってしまった。購入後1年にしてソフトカバーと保護ガラスを新調。

仕事

仕事では10月が期の変わり目。異動の希望を出していたが叶わず、新しい期も同じ上司の下でスタートした。
上司が雑にばら撒く言動の意図を理解するために、他の関係者に聞いて回るのがだいぶアホらしくなってきた。やる気に左右されずに淡々と仕事をこなせるようになったと思っていたのに、最近は気持ちの変化で仕事にムラが出始めている。
没頭できる類の仕事ではないので、雑念ですぐに手が止まってしまう。

雑な言葉を放り投げられるとしんどいので、自分から誰かへ伝える際にはかなり慎重に言葉を選ぶようになった。メールもチャットも、いったんテキストエディタで下書きしてから送るのが習慣になってしまった。
自分の頭の混乱を鎮めてから人に伝えないと、混乱が広がってしまうだけな気がして。
よく仕事の鉄則のように言われる「ボールを長く持たずにすぐに他人へパスを出す」習慣は、時として混乱を素早く広げる結果にもつながる。コミュニケーション負荷の割に、集団のアウトプットの質は低下してしまう。
各自が薄く手広く関わるズレたマルチタスク信仰が依存関係を強め、コミュニケーションコストだけが増大している。

期初で少しだけ新しい仕事が加わり、初めて関わる人も。定年まであと2年の人で、今まで仕事で直接関わった人の中では最高齢だ。
世代のギャップによる仕事感覚の違いなのか、関係構築にかなり労力を割いている印象を受ける。


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転職活動

10月は転職活動で気持ちが全然落ち着かなかった。ザワついた気持ちを落ち着けたくて、Evernoteに沢山書き出した。自分の気持ちに正直でいるためには、今の気分を的確に言い表す表現力を身に着けておく必要もある。

面接を受ける度に、結果が気になって仕事が全然手につかなかった。
とはいえ10月中に一応ひと段落したので、今はある程度冷静に振り返ることができる。そう、内定をもらえたのだ。面接は全部リモートで済ませた。

2社面接まで進んで、その内第一志望の会社は結局落ちてしまい、第二志望の会社から内定をもらった。
第一志望の会社は3年前から入りたいと思っていた会社だった。転職を意識し始めたのが実はそれぐらい前だったのである。

第二志望の方は、実を言うとその会社の事業にはさほど興味が無かったのだけど、エージェントから紹介された部署の求人内容がちょっと特殊で記憶に残った。
第一志望の会社だけに応募して面接まで進んでいたが、他社の選考状況を尋ねられた際に咄嗟に第二志望の会社名を口走ってしまった。その発言を嘘にしないために後から第二志望に応募したのだった(笑)

第一志望の結果よりも第二志望の内定が先に出てしまったので複雑な気分になった。第一志望は結果が出るまで1ヶ月近く待った。それもエージェントを通じて催促してやっと得た結果通知だった。
第一志望の会社の別の求人にトライしてみても良かったのでは?なんて思ったりもしている。
第一志望の面接官は本名でInstagramをやっていたので、結果待ちの間何度もインスタを覗いてしまった。

新卒就活の頃も、内定をもらえたのは志望度の低い会社(今の会社)だけだった。志望度が低いから変に気負わずに自然体で受け答えできたのがよかったのだろうか。
仕事とは結局コミュニティに属することだ。昔から、オイラは志望度の高い憧れのコミュニティには承認されない。
新卒就活の頃から、志望動機を問われると話が薄っぺらくなって上手くいかない。自分の欲求を素直に語れず、少なからず嘘が混じってしまう。

理想とは違うけど、どこかで踏ん切りをつけて前に踏み出さないと、ずっと世界が変わらない。
新卒の就活の頃も結局1社しか内定が得られず、選択肢はなかった。望んでいなかった会社の割には長く続いたものだと思う。

転職活動のきっかけ

転職しようと思い始めたきっかけはかなり前で、2017年の9月頃だった。
会社の代表電話にとある転職エージェントから電話がかかってきた。何かの展示会の登録情報や名刺など、どこからか入手した情報を手掛かりに手あたり次第電話をかけているようだった。
職場に電話をかけられるのは困るので、とりあえずプライベートの連絡先を伝えていったん会ってみた。電話口の人とは別の人で、割と若いエージェントだった。
そこでいくつか会社を紹介され、後に第一志望となる会社の情報に興味を持った。

初めて職務経歴書というものの存在を知り、いったん書いてみたが全然上手く書けなかった。エージェントは「精一杯サポートさせていただきます」と言っていたが、応募書類の添削という点ではあまり身になるフィードバックが得られなかった。「もっと具体的に」と言われても、具体化の方向性は無限にある。
この時、自分が過去の記憶を要約して取り出しやすい形にインデックスしている事実に気づいた。具体的な情報をたどることもできるが、それにはここのエピソードを掘る必要があった。

そうこうしているうちにオイラ自身はインフルエンザにかかってしまい、そのエージェントとの関係はうやむやに。その後も同じエージェント会社の別の担当者から全く別経路で何度か連絡が来たことがあった。そういう業態の会社なのだろう。
会社名で検索してみると、割と悪名高い会社のようだった。

2018年度には他の会社の人達と合同で研修を受けられる機会があり、転職のことはいったん保留にした。

転職エージェント選び

結局、転職を決めるまでに3社の転職エージェントを利用したことになる。

2017年に初めて転職エージェントに接触して以来、再び転職活動に本腰を入れようと思い始めたのが2019年の夏。この頃は第一志望の会社に直接応募しようかと考えていた。
転職系の口コミサイトで情報を得ようと思い、口コミサイトのキャリコネに登録したら、自動的に複数の転職エージェントに登録された。
1人で応募書類を書くのはやっぱりしんどくて、応募できないまま何ヶ月か経過してしまった。


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2社目のエージェント

やはり自分1人の力では無理だと諦め、自動的に登録された転職エージェントの1つを利用することにした。
2020年1月にエージェントと面談。ここでも若いエージェントが応対してくれた。職務経歴書を書くのと並行して求人を紹介してもらったが、的外れなものが多く紹介されていたように思う。自分から第一志望の会社の求人を調べてもらうよう伝えた。
このエージェントでも職務経歴書を満足に添削してもらえず、第一志望の会社に流れ作業のように応募され、書類選考で落ちてしまった。それが2020年2月頃。
このエージェントとのやり取りに何となくやりづらさを感じ、仕事が忙しくなったのもあり転職活動はしばらくお休みした。

3社目のエージェント

仕事が落ち着いて時間が取れるようになったので、転職活動に別の視点を取り入れたくて別のエージェント会社を利用することにした。もう2020年7月になっていた。
すでにコロナ後だったので、このエージェント会社の人とは1度も対面せず、メールと電話のみの関係だった。電話で声を聴いただけだが、そこそこに経験のあるエージェントのようだった。

応募書類の作成が苦手なこと、前のエージェント会社で上手く行かなかったことを伝え、再び職務経歴書の添削から始めた。
オイラが書いた職務経歴書に対して、エージェントがそれを読んでどう解釈したかをフィードバックしてもらいながら修正していった。
自分が興味のないことを無理にウリにしようとしている部分はバッサリと切り捨て、推したい内容を最初に記載するなど、自分が仕事でやりたいことを際立たせる内容に変わっていった。

応募書類の添削と並行して求人も紹介してもらい、その中に第一志望の会社の新しい求人を見つけ、応募に至った。このエージェントを経由して応募したのは2社だけだったが、書類選考で落ちることは無かった。

3社目のエージェント会社は、エージェントが色々な相談に乗ってくれた。応募書類についてもそうだが、内定後の対応についてもエージェントのアドバイスが無ければ上手くできなかっただろう。
退職の段取りは1人だと何も進められなかったと思う。直属の上長への伝え方もエージェントのアドバイスが無ければズルズルと時間だけが経っていたと思う。
そして、エージェント会社が提供するインフラ・各種ツールがとても使いやすかった。

雑多な経歴

職務経歴書を書くのに苦労した大きな理由は、オイラの経歴が雑多過ぎたこと。
1つの分野を長く続けているわけでもなく、眼を見張る実績があるわけでもなく、経歴から何の専門家なのか読み取れない。端的に自分が何者なのか表現できなかったのだ。これも会社に流されてきた結果。自分の意思でキャリアを積み上げてこなかった負の面。

職務経歴書はあくまで仕事で何をしてきたかを記載する書類なので、趣味で何をしていか、何を目指しているかといった情報は記載できない。書いたところであまり根拠がない。

そして、どうやら「志望動機」が重要視されるらしいと知り、ウジウジと自己分析をしていた。常日頃から言葉にしておかないと、口からは何も出てこない。
経歴で自分を上手く語れないから、やたらと自己分析に時間をかけてしまった。

転職活動の振り返り

新卒の頃の就活、転職活動を振り返ってみると、「適性」とか「ご縁」といった言葉が出てくる。
第一志望の会社に落ちてしまったことに対してエージェント会社からは「その会社への適性」という説明をされた。その会社に好まれるキャラクターというのがあるらしい。そしてオイラは第一志望の会社のキャラクターでは無かったと。
1回の面接で自分のキャラクターが伝わったとは思えないのだが、面接官は読み取れたのだろうか。

外から見た会社全体の傾向で捉えるか、求人部署の業務内容だけでピンポイントで捉えるか。第一志望の会社は、全体の傾向から興味を持った。第二志望の会社は、求人部署の業務内容だけで捉えた。
どっちの捉え方が良いのか未だに分からない。

Amazonプライムビデオで映画「何者」を観た。

何者

退職の準備

今の会社に12月末で退職することを伝えた。まずは直属の上長に伝え、上へとエスカレーションされた。円満に退社したいので、嫌いな上司に退職を穏便に伝えるだけでかなり消耗して胃が痛くなった。まだ同僚達には伝わっていない。
自分のメンタルの弱さを再確認した。会社員になってからメンタルが強くなったわけではなく、単に感情に触れる機会が減っていただけなんだ。

出社した日にたまたま別の部署の人と雑談できたりすると、コロナ前はこれが日常だったことを思い出す。コロナ禍で他部署の人との雑談が減ったことも転職を後押ししたような気がしてくる。頻繁に雑談できれば居場所を変えようという気持ちはそこまで強くならなかったかもしれない。
一方、仕事で人数ばかり多いグダグダな会議に参加する度に、退職の決断は間違っていなかったと感じる(笑)
嫌いな上司の下で1年過ごしたのもかなり影響している。

話を切り出す

今回の転職活動を通じて、自分の苦手なこと、今までずっと避けてきたことに気づいた。他人に自分の話を切り出すのが苦手なのだ。
新卒の就活の頃も、応募する会社やエントリーシートの内容は誰にも相談できなかった。身近な人達は別に敵じゃないのに、やたら孤独に活動していた。
味方のフィードバックがあればもう少しどうにかなったんじゃないか。あんなにしんどい思いをせずに済んだのではないか。当時の辛さが蘇ってきてかなり苦しかった。

常日頃から小さな相談事を積み重ねていないと、急に大きな相談は難しい。
物事の決断にも似ている。大きな決断を迫られる時点でちょっとおかしくて、なるべく小さな決断に分割して日々済ませていないといけない。

今回、転職エージェントを利用したことで初めて他人の力を借りて就活をした。それでもかなり心にダメージを負った。1人でなんて絶対に無理だった。

新卒・転職どちらも親の力を上手く借りれなかった。新卒の頃の就活は内定後に事後報告したし、今回の転職も内定を得てからの事後報告になった。父はオイラよりも社会を知っているはずだから、きっと頼りになるはずなのに。

今後

この転職で、以前から言っている「なりたい自分」に近づけるかは分からないけど、後から振り返って「良い決断だった」と思えるようにしたい。
キャリアに自分の意志が反映されるように、自分の決断で歩んで行きたい。

退職を決めてから、今の仕事がただの思い出作りのように感じる(笑)
残っている有給休暇を消化すれば1ヶ月強はお休みできるはずなので、やりたいことをやってみる時間にしたい。
今やりたいことというよりも、昔から自分の中に燻っていたものをちゃんと吐き出してリセットしたい。

彫刻セミナーを受けてみようかな。
http://chokokuseminar.com/


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