瞬発力の時代

まだ頭の中で上手くまとまってない話。

何かと瞬発力が必要な時代だと思う。すぐに反応できない人間は相手にされなくなる。
これはオイラ自身の勝手な強迫観念かと思ったこともあったが、以下の増田記事を読むと、会話での受け答えの速さにやっぱりそういう空気が少なからずあるようだ↓
http://anond.hatelabo.jp/20161202221629
http://anond.hatelabo.jp/20161204095016

それが日本とアメリカの文化的な違いなのかどうかは置いといて、即座の返答を暗に要求される場面は多い気がする。

就活の面接もそうだった。グループ面接では驚くほどよどみ無く、ハキハキとした受け答えのできる人間が実際存在する。社会人になってから瞬間芸的なコミュニケーションが増えたような気がする。



テレビやネット動画など、時間軸で縛りのあるメディアが未だに優勢。編集された間・テンポを目にする機会が多いからか、あるいは情報の即時性に慣れたからか?

テレビで活躍するお笑い芸人なら、即座に、しかも面白い返しができるかもしれない。そのために長い下積みを経てきたプロなのだから。
だが、それは万人に要求すべきことではない。誰もが芸人的な「面白い奴」である必要はないし、お笑い芸人と同じ尺度で他人を測ってもしょうがない。

新卒採用の面接でなんとなく感じたのは、「こんな瞬間芸で人を選別して大丈夫なのだろうか」ということだった。
多少言葉に詰まったり、口数が少なくても、着実に仕事をこなす人達は昔から一定数いるはずだ。瞬間芸が偏重されて、じっくり考えるタイプの人達が居場所を失っていないだろうか。特に、長期間雇用関係が続く正社員に必要なのはむしろそういう人達ではないだろうか。
ゆっくりだが確実に前進していくタイプの人間がチャンスを得にくい時代になってはいないだろうか。
http://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20141114/p1

オイラ自身も面接のような瞬間芸の場はちょっと苦手。採用面接で上手く返答できずに終わることが多かった。
そんなこともあり、会話ではなるべく相手を待たせないよう、とにかく速く返事をする変な癖がついた。これは結構緊張というか、頭もフルに使うので、会話を終える頃には脇に大量の汗をかいていたりする。

最近は、誰かがじっくり時間をかけて辿り着いた答えに触れる機会が減っている。長く触れないでいると、その価値がだんだん分からなくなっていく。

コミュ障は治らなくても大丈夫 コミックエッセイでわかるマイナスからの会話力 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

関連記事

2020年8月 振り返り

2020年11月 振り返り

2017年11月 振り返り

2019年10月 行動振り返り

2022年3月 振り返り

2020年2月 振り返り

ストレングス・ファインダー

2020年の振り返り

TOHOシネマズ新宿

2019年7月 行動振り返り

2021年11月 振り返り

分業とコミュニケーション 情報伝達網の設計

書籍『メモの魔力』読了

2022年1月 振り返り

2023年の振り返り その2 仕事編

2018年4月〜5月 振り返り

2022年7月 振り返り

デジタル写真のRAW現像と銀塩写真の現像の感覚

2024年6月 振り返り

ZBrushのお勉強

2021年7月 振り返り

2019年の振り返り

2019年11月 行動振り返り

インフラがアウトプットの質を左右する

情報の編集

『今年の新入社員』入社年度別新入社員タイプ一覧

PCの自作

感じたことを言語化する

2020年6月 振り返り

まだまだ続く空想科学読本

書籍『医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン』読了

書籍『天才を殺す凡人』読了

Googleが求める『スマート・クリエイティブ』と言われる人材

2023年の振り返り

2020年4月 振り返り

ヘッドマウントディスプレイとビジュアリゼーションの未来

2023年6月 振り返り

ハードルの下げ方を学べば続けられる

2023年7月 振り返り

インターフェイスは世界を規定する

書籍『ピクサー流 創造するちから』読了

他人に水面下の苦労は見えない

コメント