2020年度が始まってもう1ヶ月経った。
3月は振り返り記事を書くのに時間をかけ過ぎてしまったので、4月の振り返りは割とアッサリ行きたい。
新型コロナウィルスの影響で世界がどんどん変わっていく。
東日本大震災後の福島原発の件でも思ったが、素人目では分からない脅威は人々を不安にさせる。日々アップデートされる情報も、専門家でないとデータの読み方が分からない。
東日本大震災の頃はまだ学生だったのであまり気にしていなかったが、非常時であっても仕事などの日々の営みを継続しないと経済的に暮らしていけない。いつもと同じような生活はできないのに、暮らしていくためにはいつもの仕事を止められない。
金銭的な問題がなければ今すぐにでも仕事を止めて家で別のことをしていたい。東日本大震災後、それまで積んでいたガレージキットに手をつけ始めたのを思い出した。
4月は新生活を始める人が多い月だ。このご時世に新入生、新入社員になる人達は大変だろうと思う。まだ頼る人もいない土地で蓄えも無く過ごす不安。
仕事
国の緊急事態宣言を受け、オイラの職場も4月8日から一気にテレワーク化した。(その2日前までは普通に客先訪問してたのだが…)
それまでに少しずつテレワークのための設備の準備は進めていたので、形としてはスムーズにテレワークを始められた。
スポンサーリンク
テレワーク化による変化
オイラの職場はメンバーシップ型なので、「仕事を家に持ち帰る」というより「職場が家に侵食してくる」という感覚だ。家にいるのに頻繁に上司と会話しなければならない。
個人的にテレワーク化で1番懸念していたのは、頻繁にビデオ会議させられるのではないか、ということだった。試験的にビデオ会議をやってみた時、上司はやたらと顔を出すように強要していた。部下の業務の管理=顔を見ることらしい。
幸い(?)みんな一斉にテレワークを始めたことでVPNが重くなり、動画を送受信できないので音声通話のみに止まった。相手に自宅を見せたくないし、嫌いな上司の顔なんか見たくない。音声通話は頻繁にあるけど。
普段の対面会議では資料を見ながら行うことが多いので、ビデオ会議でも顔よりまず資料の表示を重視している。
今までも一方的に電話で指示を飛ばしていた人達は、テレワークになっても案外普段と変わらないのかもしれない。返ってくる反応の遅さがストレスになっているようだが。
ビデオ会議はもともと対面の代替ではなく、遠距離の移動を解消するツールでしかないのだと実感する。割とすぐに会える距離にいる者同士が対面の代わりに使うものではない。
コミュニケーションツールがアップデートされると、自分と他人の境界の認識も改めなければならない。ツールのアーキテクチャだけでは規定できない、人と人との「距離」の取り方の問題。ツールのアーキテクチャとは別の境界を人間が設定して、マナーのような形で共通認識として浸透させるしかない。
人によって自宅のネットワーク環境はバラバラで、光回線の人もいればモバイルルーターだけの人もいる。中にはADSL(!)の人もいた。デスクワークできるような机と椅子が家に無い人もいるようだ。
テレワークを始めた最初の週は、いつ連絡が入るかソワソワして妙に疲れてしまった。週の終わりに激しい頭痛に襲われた。家を働く場所として整備していなかったのもあり、無理な姿勢を長時間続けていたのもある。
家で働くストレスと向き合う
翌週から少しずつ家具の配置を変えたり、働く時間を変えたりして肉体的に疲れない環境やペースを模索した。結局、L字の机を部屋の真ん中に配置する形に落ち着いた。働く時間は、職場の他の人達に合わせるしかなかった。頻繁に会議しますからね。。。
休憩の取り方も改めて考え直してみた。職場にいる時は、物理的に席を離れて頭を切り替えたり息抜きしていたが、似たことを自宅でできないかと。近所のスーパーへ買い物に行ったり、ベッドに横になったり色々試したが、要するに上司の割り込みを受けないことが重要だと気づいた(笑)
設備投資
テレワーク化にかこつけて色々と物を購入してしまった。新しく棚を買って、ヘッドセットも買ってみた。(音質が悪くて結局使い物にならなかったけど)
4年前にデスクトップPCを新調した際に合わせて4Kディスプレイも購入していたけど
新たにもう1枚4Kディスプレイを購入。
横長のExcelファイルを見るのに重宝します(笑)
別に経費で落とせるわけではないけれど、自腹で解決できる範囲でストレス軽減・生産性向上できるなら躊躇するのはやめようと思って。給付金10万円を少し当てにしているところもある。
そろそろPCも新調したい。特にGPU周り。新製品が出るタイミングで構成を考えよう。
そして、業務効率とは全然関係なく、Fire TV Stickも購入(笑)
AmazonプライムビデオやNetflixを見ながら仕事できないかと思ったけど、全然そんな余裕はなかった。
今は適応するための時間
急に働き方を変えざるを得ない状況なので、無理に今まで通りのパフォーマンスを維持しようとするのではなく、今は新しいやり方に適応する時間なのだと割り切っている。
今は新しいツールを覚えたり、効果的な使い方を工夫するタイミングなのだ。なるべく色々なことを試して、失敗を積み重ねてみれば良い。ここで蓄えた知見が後に役立つはず。
ストレス無く続ける工夫も必要だ。ずっと緊張状態ではすぐに潰れてしまう。変化を楽しめるようになろう。
スポンサーリンク
業務の進め方が気に食わない
テレワーク化と関係なく、今の部署の業務の進め方が嫌いだ。みんなで手を繋いで、各人が複数の仕事に薄く雑に関わるマルチタスクごっこに嫌気がさしている。
人を集めてどんどん密な依存関係を作っていく割に、アウトプットの質が上がらない。人手が増えるほど情報が断片化していき、コミュニケーションの質が下がる一方なのだ。
上長はよく「1人で仕事してるわけじゃないんだ」と口にするが、「それぐらい1人で完結しろよ」と感じることが多い。
パズルのピースを1つずつ1人が隠し持っていて、ハマるピースを見つけるには関係者全員に問い合わせなければならない感じ。必然的にコミュニケーションコストが上がっていく。「密にコミュニケーションを取る」ことをポジティブな意味と捉えている人も多いが、オイラは密結合に嫌悪感がある。
今の部署の業務の進め方は、オイラが会社員になって初めて配属された部署との共通点が多く、当時と今の自分の視点の変化を感じる。当時は仕事をこなせない自分の無能さに落ち込んでいたが、今の視点で見るとバカな業務の進め方がパフォーマンスを下げていただけだ。
不思議なことに、オイラの興味のある分野の仕事は何故か仕切りが悪い人が幅をきかせている。この会社特有の現象だろうか。
自分達の仕事を「不定形業務」と呼ぶ人もいる。だが、不定形業務と呼ばれるものの正体は案外「誰に頼むか決める」のを放棄して手当たり次第人を集めた結果、収集がつかなくなった混乱の状態のことではないか?
今の部署に来てから、業務報告をまとめづらくなった。
細切れになったタスクだけが流れてきて、それぞれの目的は全てバラバラだ。タスクが継続せずに単発で終わるならそれでもこなせるのだが、継続するとそれぞれが別々の方向へ向かって動いていく。それぞれの向かう方向に引っ張られてタスクが変容してく。
目的から個々のタスクへブレイクダウンしたわけではないから、日々それぞれのタスクに引っ張られているだけでまとまりがない。自分では何もコントロールしていない。
目的よりも数値目標が絶対視されているので、散らばったタスクをかき集めて合算で達成しようとしてる。数値目標とは、目指すゴールまでの道程を無理やり1次元に投影して簡略化した目安に過ぎないはずなのに。
その日、その週のうちに追加される会議が多く、準備不足のまま会議を迎え、すぐにまた別の会議へと急ぐ。時間もどんどん細切れにされていく。
オイラが時間や手間のかかることを趣味にしがちなのは、集中してアウトプットを積み重ねるのが好きだからなのだと気づいた。
一方で、世の中には細切れで色々と雑に捨てていくのが好きな人もいるのだろうか。
習慣の乱れ
通勤が無くなったことで時間的に余裕が生まれるかというとそうでもなく、仕事の区切りが曖昧になってしまった。仕事のアウトプットが大したことなくても、いつもより時間がかかるし疲れを感じる。ずっと家でパソコンに向かっていて目が疲れるし、テキストの読み書き仕事の比重が増しているので頭が疲れる。
生活と業務開始・終了の境目がシームレスになったことで、朝食を取りながらメールをチェックしたり、平日昼間に宅配便を受け取れるメリットもあるが、今までのペースは崩れて色々なことがスタックしている。
これまでは外出中に無意識に受け取っていた外からの刺激・情報が、今は能動的に取りに行かなければ得られない。もともと行動範囲はそれほど広くないけど、映画館やジムへ行くことが無くなり、空間的な体験で気持ちを区切ることができなくなっている。
自分で情報を探して選別するのは結構エネルギーを使う。今は情報の更新に敏感になるべき時期だけど、スクリーニングできるほどの専門知識が無いので消耗する。
自分の生活が何に依存していたか、嫌でも意識することになる。今までは通勤時間でやるようにしていた読書や勉強が全然進まなくなってしまった。仕事とプライベートの境目を定義し直さないといけない気がする。
英語学習
通勤時間を利用して使っていたabceedを全然触らなくなってしまった。
2月の終わりから2ヶ月弱続けていたけど、ここでストップ。。。とりあえず20時間は続けるつもりだったのだけど。。。
TOEICの予想点数は順調に伸びていたのだが、受験を申し込んでいた5月のTOEICテストも中止になってしまい、目標があやふや。6月開催予定だった試験まで中止が決定していて、次に受験できるのは今のところ早くても9月の試験らしい。
この機会にオンライン英会話を始めてみようかな。NativeCampとかどうだろう。
どうせなら良いマイクとか買って。仕事でも使えるし。オイラの場合、形から入った方が気分が高揚する。
運動不足
ジムに行くのを自粛していたところに、通勤まで無くなってしまったのでますます運動不足。
業務終了後にウォーキングを始めてみたが、時間あたりのカロリー消費は大したことない。マスクをしたままジョギングは難しそうなので悩んでいる。
元々運動するのが好きというわけでもないので、できれば時短で疲れの残らない方法を取りたい。1日分の運動を夜にまとめてやろうとすると、疲れてその後何もする気になれないのだ。
在宅とはいえ、平日の朝から労働していることに変わりはないので、次の日が休みでないとあんまり無理な運動はできない。朝ちゃんと起きれるかが心配で体力をセーブしてしまう。
朝起きてからラジオ体操やってみたけど、そのまま寝たくなってしまうのでダメだ。
ブログの停滞
4月は全然ブログを更新できなかった。
Evernoteに記録するようになって、結構細かいことも書き記せるようになった代わりに、収拾が付かなくなって振り返り記事を書くのに手間取るようになった。
CycleGANの記事を年度内に書き上げたかったけど、結局書き上がらなくて4月も使ってしまった。
3月の振り返り記事を書くのに手間取って4月はほとんど他の記事を書けていない。Evernoteに記録した文量が多過ぎて編集しきれなかった。細かいことも切り捨てられず、締め日を守れなくなってしまった。(締め日?) ブログ記事としてまとめるならせいぜい4000〜5000字程度が限度だろう。
写真でも映像でもそうだが、オイラは撮ってる時よりもその後の編集作業の方が楽しくて好きだ。気づくと編集の方が時間をかけていることが多い。
書き殴った文章は量が多くなると全体像を捉えにくくなる。特に文章は、映像と違って俯瞰で捉えるのが難しい。Evernoteに記録すること自体は悪くないと思うけど、振り返り記事のまとめ方はもう少し考えた方が良さそうだ。
Evernoteに書いた記録から大まかにその月の話題をグルーピング(サムネイルのようなイメージ)して、そのグループ単位で改めて記事を書き起こすかなぁ。
1度構成を決めてしまえば、後からちょこちょこ追記もしやすいし。他のことをスタックしないために、早めに記事を投稿することを心がけよう。
2000字程度でいったん投稿して、ちょこちょこ追記すれば結局5000字ぐらいになりそう。
スポンサーリンク
コメント