宣伝ポスターの飛行物体が巨大な「ばかうけ」に見える、というやや歪んだ話題性で興味を持ったので観てきた。
メッセージ
映画の原題は”Arrival“で、原作はSF短編小説「あなたの人生の物語」(“Story of Your Life“)
派手な戦闘シーンがあるタイプの映画ではなく、登場人物も少ない。
異星からやってきた知的生命体との接触という、全地球規模の大事件が主人公とその周り数人の視点で描かれる。
エンディング曲も相まって、鑑賞後に不思議な余韻が残る。
言語学者の主人公が異星人の言語を解読していくうちに、彼女自身も少しずつ変化していく。
映画を観る前に予告編を見て多少刷り込みがあったので、本作の演出のカラクリにしばらく気づかなかった。その辺はキャスティングの上手さもあって、無理なく成立している。
言語学の分野では、「使う言語が思考に影響する」という説があるらしく、それが本作のSF的ギミックとなっている。本作では「思考・概念」と「感覚」を似たものとして描いたのでしょうか。未知の言語を理解することが新たな思考・概念の獲得につながり、それが人生観にも影響する。そんな物語。継次的な感覚から同時的な感覚へ。
ところで、監督自身が「ばかうけ」の話題に乗っかってる(笑)
関連記事
重いコンテンツとゆるいコンテンツ
映画『ドラえもん のび太と雲の王国』を観た
映画『妖星ゴラス』 4Kデジタルリマスター
書籍『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』読了
機械から情報の時代へ
1/7 サイズのゴジラが六本木に登場『MIDTOWN mee...
映画から想像するVR・AR時代のGUIデザイン
シン・ゴジラのDVD＆Blu-ray発売
書籍『OpenCV 3 プログラミングブック』を購入
映画『カメラを止めるな！』を観た (ネタバレあり)
小説『仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~』読了
Amazon プライム・ビデオでゴジラシリーズが全作見れるぞ...
2018年に購入したiPad Proのその後
2018年 観に行った映画振り返り
映画『ゴジラ-1.0』を観た (ネタバレ無し)
2024年 観に行った映画振り返り
「ベンジャミン·バトン数奇な人生」でどうやってCGの顔を作っ...
書籍『自分の強みを見つけよう』読了
映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観た
ジュラシック・パークのメイキング
ゴジラの造形
映画『ピーターラビット』を観た
仮面ライダーBLACK SUNの配信が始まった！
『ピクサー展』へ行ってきた
バットマンビギンズに学ぶブランディング戦略
ゴジラの音楽
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』を見た (ややネタバレ)
仕事の速いファンアート
トランスフォーマー/ロストエイジのメイキング
映画『仮面ライダー1号』を観て来た(ネタバレあり)
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』"あのキャラク...
映画『GODZILLA x KONG : THE NEW E...
モバイルに最適なBluetoothワイヤレスマウス 『CAP...
映画『シン・仮面ライダー』 メイキング情報まとめ
映画『ゴジラ-1.0』を4DX SCREENで鑑賞 (ネタバ...
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観た
『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』のVFXブレイクダウン ...
映画『アバター：ウェイ・オブ・ウォーター』を観た
映画『アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン』をMX4Dで...
2500件以上の応募があれば『シン・ゴジラ』フィギュア付きM...
ふなっしーのプラモデル
3D映画のポストプロダクション 2D-3D変換
コメント