ゴジラの日

11月3日はゴジラの日らしい。(一作目が1954年の11月3日に封切られたそうです)
ゴジラほどキャラクターの知名度と作品の認知度がかけ離れてる存在も珍しいよね。
ということで(?)1作目を改めて観賞してみた。以下、感想とか。

  • 一作目の時点で、怪獣映画の定番の画作りがほぼ完成している。(近景に逃げる人々、遠景に街を破壊する怪獣、みたいな画ね)
  • 怪獣映画のカット割り手法みたいなものもほぼ出来上がってる気がする。(主人公たちが高台から怪獣を眺めるというアレ)

もう、全ての怪獣映画がここから派生してるとしか思えない。(まあ、実際そうなんだけど)
当時の技術的な制約が、結果的にその後の怪獣映画の文法になってしまった印象を受ける。
それで思ったのは、ある種の『怪獣映画らしさ』って要するに『その時代らしさ』なんじゃないかということ。今の時代に怪獣映画が流行らない原因の一つもここにある気がする。(流行ってた時代があるのか知らんが)


スポンサーリンク


新作が作られても、光沢のある高層ビルが乱立する時代でありながら、ミニチュアセットは艶消しの世界で固定カメラ(カメラが回りこむということもほとんど無い)という定番の画に落ち着く。(なぜかCGカットと棲み分けして共存するんだよね)
と、ここまでは画的な話。

最近気持ち悪いと思うのは、いつの間にかゴジラが『日本が誇る伝統文化』みたいなカテゴリーになってて、わざわざ観賞の敷居を上げてること。(伝統っていうほど作り続けてないはずだけど…)
とか考えながらwikipediaのゴジラ記事見てみたら、こっちもなかなか気持ち悪い。


スポンサーリンク

身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表した作品となった。

中二寄りの解説が炸裂している。読み進めたらシリーズの考察みたいなのも書いてあった。(誰が書いてんだよこれ)
つまり何が言いたいかっていうと、ゴジラファンは若干キモいってことです。

なんか長くなっちゃった、やっぱキモいな自分。

ゴジラ(昭和29年度作品)【60周年記念版】 [Blu-ray]


スポンサーリンク

関連記事

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』のVFXブレイクダウン まとめ
海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 遮光塗装
映画『シン・仮面ライダー』のデザインとキャストが発表されたぞ!
映画『この世界の片隅に』を観た
映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観た
夕刊ゴジラ
MPC社によるゴジラ(2014)のVFXブレイクダウン
プラモデルのパチ組み
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 表面処理
S.H.MonsterArts ゴジラ (2016) 発売
海洋堂 20cmシリーズ『84ゴジラ』 背びれ・下アゴパーツの軸打ち加工
ビリケン商会 メカゴジラⅡ 眼の注型
『スターウォーズ フォースの覚醒』の最新予告編
三丁目ゴジラ
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を観た (ネタバレ無し)
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 頭の概形作り
猫背の巨人・ウルトラマンベリアル
映画『シン・ウルトラマン』 メイキング記事まとめ
黒澤映画
ワンダーフェスティバル2024[夏]に行ってきた
9月15日(木)に全国26劇場で『シン・ゴジラ』一斉発声可能上映の開催決定!
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 パーツの接着・気泡埋め
映画『シン・仮面ライダー』が発表された!
実写版『進撃の巨人』を観た (ネタバレあり)
映画『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ』を観てきた
酒井ゆうじ造形コレクション ゴジラ(2016) の予約受付開始
映像ビジネスの未来
『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』を観てきた
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を観た (ネタバレ無し)
シン・ゴジラの雛型レプリカの予約受付開始
酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 爪の塗装
ゴジラ三昧
酒井ゆうじ造型工房 23cm シン・ゴジラ レジンキットが届いた!
TOHOシネマズ新宿
ゴジラ 2000 ミレニアムの背びれの塗装
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 背びれ・眼の塗装
酒井ゆうじ造型工房『20cm ビオゴジ出現』 眼の周りのレタッチ
ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 姿勢の変更
海洋堂 20cmシリーズ『モスゴジ』 全身のグラデーション塗装
映画『ブレードランナー 2049』を観た (ネタバレ無し)
海洋堂 20cmシリーズ『キンゴジ』 口の塗装と接着
海洋堂 20cmシリーズ『デスゴジ』 クリアーオレンジVer. 口内の塗装

コメント