共通の「思い出のコンテンツ」がない世代

NHKで定期的に「思い出のメロディ」を放送しているのを見て、自分に思い出のメロディなんてあるかなぁ、ってちょっと考えて、この記事を思い出した。
ちょっと前の記事だけど。新聞が終わる前に音楽業界が先に終わりそうな件という記事に対しての反応。

音楽業界が衰退しているのは「プラットフォーム」をちゃんと確保できてないからだよ

知らない音楽を聞かせる場所が減った
読んでいて気づいたが「車離れ=CD離れ」なら、同時に「車離れ=ラジオ離れ」でもある。ラジオなんかCDやラジオのプレーヤーを買わなくなった現在では車でのほうが聞くんだから。
「ラジオ」というメディアは音楽業界にとってかなり重要なプラットフォームで、どの時間でも音楽を流してくれる枠があるため、興味が無い人に流行りの音楽を聞かせる数少ないチャンスが「ラジオ」だ。

ラジオをよく聞いていた(聞くと想定されていた)主な層としては
・ドライバー(自家用車/業務用車両問わず)
・主婦(一部主夫も含む)
・受験生/中高生
なんだけど…この中でも特に離れているのが自家用車のドライバーと中高生だ。

なんだかんだで音楽市場って、購入よりもただで耳に入る環境に満たされることで成り立ってたんだろうね。


大学出てけっこう経過してるはずなのに、大学出る前と流行があんまり変わってないんだよ!カラオケには影響は少ないが、AKB48が入ったことを除けばほとんどカラオケで歌われるポップスの流行は変わってない!

どうしてこうなったかというと「流行が上書きされなくなったから」だ。
かつては「音楽番組」だけではなく、「ラジオ」が若者の流行をかなりの頻度で上書きしてた。音楽番組は興味がある人しか見ないのに対し、ラジオは受験生が音楽に興味がなくても聞いてるのがとても良い!

知らない音楽を聞かせる場所が減り、流行が上書きされなくなったから」という捉え方は非常に納得感がある。
最近は知らない曲を1曲まるまる聴くことってほとんどなくて、TVも録画で見ることが多く、CMを飛ばしてしまう。今は興味の無い情報を簡単に避けて通れる。逆に興味はより濃くなりオタク化する。

ちなみに個人的な話だと、レリゴーは映画館で予告編として丸々1曲流れていて耳に残ったんで、iTunesで購入しちゃった。MayJ版も買ってしまったね。実際良い曲なんだろうけど、聴く機会が無ければ存在に気づかなかったわけだ。

https://www.youtube.com/watch?v=V9JJyztJLLA

ただ、アナ雪の映画自体は観に行ってない。音楽業界の衰退とは別に、映像も含めたコンテンツというやつの特性として、当時逃したとしても、少しのお金ですぐに後追いできてしまう。映画なんてリメイクだらけだ。ちょっと待てばTSUTAYAに並ぶし、Youtubeにアップされることだってある。

思い出」ってなんだろう。

関連記事

本屋の棚に「本日発売」の本が並んでない

2019年の振り返り

Amazon Video Direct:自作の映像をAmazonで配信

プログラミングスキルとは何か?

昨日これ見てきた 東京ゲームショウ2009

ゴジラのスマホゲーム『Godzilla: Strike Zone』

2022年 観に行った映画振り返り

ミニ四駆を赤外線制御したりUnityと連携したり

機械学習での「回帰」とは?

統計学に入門したい

iOSデバイスのためのフィジカル・コンピューティングツールキット『konashi(こなし)』

透明標本

HDDの温度

書籍『映画監督 坂本浩一 全仕事』読了

ubuntuでサーバー作るよ

中学3年生が制作した短編映像作品『2045』

iPhone・iPod touchで動作する知育ロボット『ROMO』

パルクール(Parkour)

2024年1月 振り返り

天体写真の3D動画

2017年の振り返り

アメブロをしばらく放置してみた

あの頃で止まった時間

偏愛マップ

東京オリンピックと案内表示

手を動かしながら学ぶデータマイニング

必見!就活リサーチ

猫背の巨人・ウルトラマンベリアル

書籍『ピクサー流 創造するちから』読了

CM

『ピクサー展』へ行ってきた

発想は素敵、でも今は役立たずだったり…

人材輩出企業

Deep Learningとその他の機械学習手法の性能比較

デジタル写真のRAW現像と銀塩写真の現像の感覚

Mr.ビーン

犬が電柱におしっこするように、僕はセカイカメラでエアタグを貼る(初日の感想)

2021年8月 振り返り

二次創作というやつ

ギター曲向けの作曲ツール『TuxGuitar』

HaskellのAPI検索サイト 『Hoogle』

Windows←切替→Mac

コメント