ここ半年あまり気力が無く、無計画にプラモデルに手を着けてダラダラとパチ組みしていた。
1つのキットをとりあえずパチ組みで最後まで完成させるわけでもなく、途中で別のキットに手を着け始めては放置したりと、かなりダラダラと過ごした。
仕事で疲れて、模型に全く触れずに1ヶ月ぐらい過ごした時期もあった。作業する気が起きなかったのは冬になって特に寒さが厳しかったのもあるかもな。
なんとなく手を着けたキットの内の1つが、長らく積んでいたコトブキヤのエヴァ初号機(TV版)だ↓
https://www.kotobukiya.co.jp/product/product-0000002200/
積んでいる間に再販されたりもしてた(笑)
仮組み
何も考えずに説明書の手順に沿ってランナーから切り離してパチ組みし始めたけど、それを後から眺めて「仮組み」的に捉えることにする。
ランナーから切り出したゲート跡処理もあまり気にせずパチパチと組んでいく。
このキットは基本的に色プラでパーツの塗り分けが表現されており、目の白色、アゴの先端の緑色など一部のパーツは塗装済みになっている↓
内部骨格や腕、膝などの黒いパーツはABS樹脂で、関節の軸受けはポリパーツでできている。最近手を着けたアオシマの機龍と似た構成だな。
パーツのダボの接続ピンを少し短く切断して緩めて、後からバラしやすいようにしながら全体を組み上げた↓
ガンプラのような(やや過剰な)ディティールアップ解釈を加えるわけでもなく、純粋にアニメに登場するエヴァ初号機を立体化しているように見える。
以前組んだバンダイのLMHGと比べると、カラーリングこそTV版だけど、全体のプロポーションは新劇場版でリファインされた肩幅の狭いイメージに近い。
後ハメ加工
何も考えずにパチ組みするのは楽だけど、プラそのままの質感はやっぱりショボいので塗装したい。
キットの全体像が分かったので、塗装しやすいように後ハメ加工していく。
胴・腰
胴と腰の紫色のパーツは、ABS製の黒い内部フレームを左右から挟み込む形式。そのままだと正面に紫のパーツの合わせ目が出てしまう。
そこで、左右分割になっている紫のパーツをいったん接着し、側面のモールドラインに沿って切断して前後分割に変更した↓
と、簡単に言っているけど割と慎重に作業を進めた。
内部フレーム側にマスキングテープを貼り、紫のパーツをハメてタミヤセメント(流し込みタイプ) 速乾で仮止めして角度がズレないように接着した。
ある程度固まったら裏からタミヤ リモネンセメントでべったりと接着した。
肩
エヴァの特徴的な肩パーツは、黒いABSパーツで紫のプラパーツを挟み込む作りだったので、黒いABSパーツを接着・合わせ目消し後に紫のパーツをハメ込めるように後ハメ加工↓
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前腕
前腕は黒いABSパーツで紫のヒレ(?)を挟み込む作りになっている↓
ABSパーツに塗装するかは別として、黒い前腕パーツの合わせ目は消したいので、接着後に紫のヒレパーツを差し込めるように後ハメ加工する↓
左右逆のパーツの写真撮っちゃったな。
ABS製の前腕パーツ(とついでに肩パーツ)はABS用接着剤で接着して、乾いたら合わせ目を400番のヤスリスティックで削って均す。
ヤスリスティックは本当に便利だ。ゲート跡の処理や、接着の合わせ目を均すのが短時間で済む↓
膝関節
脚は、プラの脚パーツがABSの膝関節パーツを左右から挟み込む作りになっている↓
紫の脚パーツを接着して合わせ目を消してから膝関節パーツをハメ込めるように後ハメ加工する。
バンダイのLMHGも膝関節は大体同じ構造だったけど、LMHGを組んだ時は脚パーツ側の軸を短く削って対応したら、関節がユルユルになって自立できなくなってしまったので、今回は黒い膝関節パーツ側を切り込んで後ハメにする。
これで後からパチッとハメられるはず↓
膝の何て読んだら良いのかよく分からないパーツも、脚パーツで挟み込む形式になっているので後ハメ加工しよう↓
このパーツはLMHGを組んだ時と同様の後ハメ加工で大丈夫なはず↓
ん、ABSパーツへの塗装は推奨されないはずなのに、このパーツのオレンジ色の部分は塗装しないと再現できないぞ。
ついでに、緑色のパーツも後からハメられるように受け側の紫パーツのダボを切り込んでおいた↓
膝部分の後ハメ加工がこのキットの工作の山場なのではないだろうか↓
まだ胸と頭のパーツの構成をちゃんと見てないけど、たぶん大きく後ハメ工作が必要なのはこれぐらいじゃないだろうか。
ボチボチ表面処理を進めていこうと思う。
実はエヴァでずっと試したいと思っている塗料を買っているのだ。ガイアノーツのプリズムメタリック ブルーバイオレット。曲面の多い形状ほどこの手の塗料は栄えるはず。下地をグロスブラックで整えればキレイに仕上がるだろうか。
ところで、実は並行してバンダイスピリッツのRGエヴァ初号機にも手を着け始めてたりする↓
しばらく模型記事を書かないでいたので忘れかけていたけど、自分が作業した手順をちゃんと言語化して記録しておくと、自分の中で方法論として引き出しが増える実感があるな。
まとめページ↓
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