裾野を広げる「○○カフェ」という存在

あんまりまとまりの無い話。

前にも書いたけど、FabCafeみたいな存在って、日本でどれくらい効果があるんだろうか。という疑問はあるけど、カフェという場を作って裾野を広げようというのは共感できる。大衆化のための一手段として、敷居を下げて気負いせずに触れらる「○○カフェ」という場を用意するのは第一歩だろう。

いずれ考えなければならないのは、その後のフォローをどうやるか、ということだと思う。見渡してみれば、どのジャンルでも入門書の類は結構数が出回るけど、入門後、中級者の独学をフォローする情報を得るのが途端に難しくなる。裾野が広いと思ったら突然急斜面が現れるような感じ。頂上までの散歩コースを作れとは言わないけど、中腹まで獣道程度のものがあっても良い気がする。

ところで、この○○カフェというやつ、上手く流行るものとそうでないものの違いは何だろうか。ものづくり系で言うと、はんだづけカフェや海洋堂ワンフェスカフェなんてのもある(あった)けど、FabCafeほどの話題性が無かったのは、何故だろう。

FabCafeは海外サービスの日本上陸という点で、日本発のものとはかなり異質だけど、海外で流行ったものを有難がる日本人の性質というだけだったら残念だ。FabCafeには海外展開に優れたプロデューサーがいるとかだけならまだ救いようがある。それぞれの分野による内発的な○○カフェの欠点が「プロデューサーがいない」という点だけなら、この辺は上手くノウハウを共有すれば段階的に大衆化を実現できるのではないだろうか。

まあ、秋葉原発のものは基本的に、濃い人から徐々に浸透させていくパターンだから、ミーハーから順に訴えかける大衆化プランとは相反するのかもしれないけど。


スポンサーリンク

関連記事

3DCGのモデルを立体化するサービス
こんなところで身体を壊している場合じゃない
to do listって結構大事だよね
2023年の振り返り
「考える」と「調べる」は違う(と思う)
ファンの力
2017年8月 振り返り
書籍『ジョージ・ルーカスのSFX工房』
2019年12月 行動振り返り
すてる英語学習本『ずるいえいご』
2018年10月~11月 振り返り
手軽な娯楽
ヘッドマウントディスプレイとビジュアリゼーションの未来
1週間のサイクル
中学3年生が制作した短編映像作品『2045』
タイトルが記事の見出しみたい
2022年1月 振り返り
2022年5月 振り返り
ゆるキャラ
ラクガキの立体化 3D出力物の表面処理
自分の書いたコードは行数の3分の1ぐらいがコメントだったりする(さすがに極端かもしれない)
2023年10月 振り返り
HDDの温度
調べものは得意なのかもしれない
エヴァのネタバレがこわい
Mr.ビーン
日本はアニメ大国(笑)
自分を育てる技術
2017年4月 振り返り
バットマンビギンズに学ぶブランディング戦略
遺伝子検査で自己分析
2023年9月 振り返り
インターフェイスは世界を規定する
2023年5月 振り返り
2021年9月 振り返り
犬が電柱におしっこするように、僕はセカイカメラでエアタグを貼る(初日の感想)
スクラッチとマッシュアップ
アスペルガー症候群 WEB自己診断
ミニ四駆のラジコン化情報
界王拳って実は必須スキルなのかも
PowerPointによるプレゼン
リメイクコンテンツにお金を払う歳になった

コメント