2021年8月 振り返り

緊急事態宣言下の中でも7月の終わりから東京オリンピックが開催され、



8月の後半からはパラリンピックも始まった。無観客とはいえ、1日の新規感染者が5千人を超え始めても中止にならずに強行されてしまった。
8月31日までに延長された緊急事態宣言の期限はさらに延長され、9月12日までに。(さらに延びそうだとなんとなく予想できる)
2021年になってからを振り返ると、東京はほとんど緊急事態宣言下だったんだよな。今年はもはや緊急事態が日常。戦時中の空襲警報が日常化した頃もこんな感じだったのだろうか。
東京の1日の新規感染者数が100人を超えただけで騒いでいた頃が少し懐かしい。

ワクチン接種

先月に引き続き、職域接種で2回目のワクチンも打ち終えた。副反応に備えて、念のためワクチン接種の翌日以降は有給休暇を使ってそのまま夏休みとした。

1回目を打った時は腕の痛みが結構辛かったので、2回目では念のため早めにロキソニンを飲んでおいた。
そのせいなのか、あまり大きな副反応は出ずに終わった。多くの場合、2回目はかなりきつい副反応が出やすいと聞いていたので、事前に経口補水液はゼリー飲料、保冷剤などを準備していたのでちょっと拍子抜け。
熱は微熱程度だったものの、打った側の腕がいわゆる「モデルナアーム」になって数日間赤くなり、少し痒みがあった。

後から知ったが、ワクチン接種の副反応が出る前に消炎鎮痛剤を飲んでおくのはあまり推奨されない行為らしい。ちゃんと免疫ができてると良いのだが。

住んでる地域でワクチン接種できるようになるのを待っていたら、いつまで経っても打ち終わらなかった気がする。会社員で良かった。

夏休み

夏休みを利用して、新しい眼鏡を作り、運転免許証とパスポートを更新した。8月の終わりと共にコロナ禍2度目の夏も終わる。

ここ数ヶ月、なんだか疲れて、毎月の振り返り記事を書くのがちょっと面倒になってきている。言葉にして整理するのは結構疲れる。でも、面倒だけどちゃんと向き合わないとストレスの正体が分からない。

デルタ株が怖いので、以前にも増して外出を控えるようになった結果、気分転換が難しくなっている。7,8月はなるべくブログを多めに更新するようにしてみたのだけど、毎日眺める景色が変わらないのでやはり閉塞感。
交友関係が狭いからか、今のところまだ知人に感染者が出たという話は聞いていない。


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仕事

先月から、就業時間中でもちょっとした休憩でベッドに横になることが増えた。混乱した頭を整理するために横になったりもしている。
1回目のワクチン接種後、副反応を理由に少し仕事をセーブしたのをきっかけに、ダラダラしたリズムに味を占めてしまった。
仕事用に会社から貸与されているパソコンはノートPCなので、長時間ずっと仕事を続けると無理な姿勢で身体も疲れてくる。そしてベッドに横になってしまう。

2つのストレス

今の仕事で感じているストレスを整理してみると、大きく以下2つだ。

  • 要求が理解できない(コミュニケーションの問題)
  • 自分のスキル不足(不慣れな分野)

要求が理解できないストレス

コミュニケーションの問題については、違う会社に入ったので、会社ごとのルール・文化の違いに起因する齟齬は当然あるのだが、それはここ半年でだいぶ埋まってきた。(と思う)
今問題なのはもっと小さい範囲で、付き合いが短いことによる文脈の欠落と、文脈に頼り切った「雑な伝え方」だ。

主担当として任された仕事について自分なりに要求を解釈して、調べた情報も踏まえて今後の進め方を説明する機会があった。今の職場で要求されていること、同僚達に上手く伝える方法が分からなくてなかなかまとまらず、内緒で徹夜してしまった。
そして、多少予測はしていたものの、やはり食い違いがあった。
だが、そこで要求が正しく修正されるわけでは無く、「違う」というフィードバックだけで本来の要求が何だったのかが分からずに会が終わる。

この件に限らず、今の職場では「要求する側の伝え方が疎か」というケースがとても多い。オイラだけの早とちり・勘違いというわけでもなく他の同僚も日々同じ目にあっている。
要求が曖昧なまま押し切られ、こっちが必死に解釈・整理してアウトプットしても、後から否定されることが多い。
一方的に「認識のすり合わせ」と雑な話で余計に時間を奪われるので、会議にどんどん消極的になっている。「分からないことがあったら何でも聞いて」と親切のように言ってくるが、こちらから察するしかないのでまずはその雑な伝え方をどうにかしてほしい。
伝え方が雑なのを棚に上げて、要求を理解できないこちらに非があるかのような構造がここ最近のイライラの種。だんだん、自分であまり考えずに何か出して情報を引き出すようにした方がマシなんじゃないかと思い始めている。

アイディアの価値

関連する先行事例を調べて伝えても「それは昔考えた」とリアクションが返ってくる。前の会社ではこういう発言を「アレオレ詐欺」と呼んでいたな。
前の会社でも感じたことだが、企画職のような仕事をアイディア勝負だと思っている人に多い認知の歪みがある。
他人のアウトプット・アイディアを評する際は捉える解像度がとても荒く、自身のアイディアを評する時だけとても解像度が高くなる。自分の発想がユニークだと信じて疑わず、他の事例との違いを客観的に比較できない。
そして、世の中の事例に興味が無いので、自分にしか理解できない言葉選びで持論を語り続ける。自分の考えに似た事例から言葉を借りてくることを嫌う傾向にあり、発する言葉と実体の乖離が激しい。実態よりも言葉が大きくなりがちだ。
って、これは前職での体験も含めた愚痴であるな(笑)

オイラ自身はアイディア勝負の仕事に憧れていたものの、「伝え方」を疎かにされるのが我慢ならないのかもしれない。アイディア自体に価値があるわけではなく、具現化して初めて価値を持つ、価値を測られる土俵に上るのだ。
伝えるのが下手なら自分で具現化するしかないし、自分で具現化する力が無いのなら伝え方を工夫して人の力を借りるしかないのだ。伝え下手なアイディアマンなんて成立しない。

「疎かな伝え方」が改善されないまま察することを要求されるわけで、ちょっと不毛に感じる。採用面接の時点でその傾向は感じていたものの、守秘義務があるから情報をぼかしているのだと半分思っていた。
曖昧な要素を整理して具体的なタスクへ分解していくのが仕事と言われればそれまでだが、少なくとも意図はちゃんと伝えてほしい。
思い返すと、前の会社でも初めて配属された部署で会話が嚙み合うまで1年ぐらいかかったんだよな。文脈が分かってくると意図がくみ取れるようになってくるだろうか。

日本政府の新型コロナウイルス対応や東京オリンピックをめぐるゴタゴタでも感じたが、伝え方が疎かだと目の前に見えるものしかコントロールできない。こういうやり方は極めて日本的な文化に感じる。


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自分のスキル不足によるストレス

今1番時間を割いている仕事は、2月から急遽ヘルプで入ったプロジェクト。オイラはその分野に精通しているわけでは無いものの、任された仕事をなんとかこなそうと必死にキャッチアップした。2,3月中に必死になって勉強して、どうにか役に立てるレベルのアウトプットをひねり出した。
だが、1度その分野で貢献してしまうと、それが得意だと思われて次も似た仕事を任されてしまう負のループに入り始めた。正直かなりしんどい。
苦手なことを任されて、「いつまでにできます」と返事をするものの、本当にその期日に間に合うのか不安で仕方がない。詳しくない分野なのでタスクの総量が見積もれず、ほとんど賭けのようなスケジュールを立てている。不安で夜中にもこっそり調べものを続けていた。
すぐにアウトプットにつながる情報が欲しくて、手あたり次第書籍を購入してしまった。追いつめられると、調べものに直接答えを求めてしまう。
「調べものはヒント程度で、答えは自分の頭で出す」なんて余裕が全く無かった。幸い、なんとか期日には間に合ったけど、こんなやり方は継続できない。苦手なことで貢献するなんて無理だ。どうにか方向転換しないと。

1年前を思い返すと、前の会社での最後の1年は、好きではないけどできなくはない仕事をしていた。



嫌だったけど、スキル面で苦労はしていなかった。まあ、だから成長を実感できずに不安になったのだけど。
前の会社と比べて、今の仕事に(自分の希望に沿った)成長の機会はあるだろうか。
転職したことを少し後悔しているかも。何かを成すには能動的な行動が必要だと思っていたけど、むしろ状況に流された方が大きなことを成せるのかもしれない。

転職してみて、自分がこれまで身に着けてきたスキルが何だったのか気づき始めた。「作るスキル」というよりも「外から調達してくるスキル」だったような気がする。
外から調達したものを短期間で使いこなすことばかりだった。

今の会社に来てから習得した知識のほとんどは、会社の環境から学んだというより独学の延長だ。リモートワークでは職場から得られる情報がどうしても限られてしまう。

その他

ここ最近は給料日以外に楽しみが無い。
賃金って、別にスキルに対しての評価というわけでもない。賃金が安い仕事ほど、「手軽に職務内容を変更できる」尊重されない仕事になっていく気がする。賃金が高いほど守られる。

コロナ禍の終わりが見えず、もはや在宅勤務は一時的な措置ではなく今後ずっと続く働き方のような気がする。さすがにずっとこのままの働き方だとメンタル的にきついものがあるかも。
仕事だけでなく暮らしの不安も付きまとう中、リモートワークでは必要最低限のメッセージのやり取りだけになりがちで、日々自分で自分を励ますスキルの重要性を感じる。

仕事の愚痴を気軽に話せる自部署以外のつながりが欲しい。業務上の利害関係とはと少し離れたコミュニティに属したいところだ。
まあ、雑談として話したいことは沢山あるけど、人が増えると話したい話題を差し込みづらくなっちゃうんだけど。

生活

また1つ年をとった。もう間違いなくおっさんの年齢。結構白髪が増えているけど、まばらなので遠目からは目立たない。リモート越しだと分からないだろう。

始業時間ギリギリに起きるスタイルが定着し、夜寝つく時間が2,3時台になってしまった。昼食を摂らずにお昼寝する生活が続いている。
ちゃんと昼食を摂らない代わりに、間食は増えた。ストレスのせいか、やたら甘いものを食べてしまう。

コロナ前よりも外出が減った割には、出費はあまり減っていない。光熱費がかさむようになったのと、家で食事を摂るようになった分逆に食費もかかるようになった。(以前は安い外食で済ませることが多かった)

日が沈んでも気温が30度近いままなので、もうジョギングなんて絶対に無理。不織布マスクをして少し歩くだけで汗びっしょり。感染力の強いデルタ株にスポーツ用の薄いマスクなんて効果無いだろうから、気温が下がってももう走るのは諦めた方が良さそうだ。

出歩くと、未だにウレタンマスクを使っている人や、不織布マスクでも鼻だけ露出している人を多く見かける。

娯楽

模型

最近、プラモデルの仮組みばかりしている。ランナーから切り離したものを組み立てるだけでまた別のキットに手を出す。繊細な作業をする元気が無いので、大雑把な工作だけ楽しんでいる。
Figure-rise Standard 仮面ライダーアギト グランドフォームHG 1/144 ガンダムバルバトスルプスレクスHGFC 1/144 GF13-017NJ シャイニングガンダム
長らく積んでいたキットに手を着けたという点では良いことかな。

ワンフェス秋が幕張メッセでの開催は中止となった。関東の感染者数の増加を考えれば当然そうだろうと思っていたので大して驚かない。代わりに、初のオンライン開催になるらしい。
たまたまiPhoneの過去数年分のカメラロールをざっと見返して、この1年半で生活が変わってしまったのを実感。前は定期的に展示イベントに行ってたんだよな。

映画

映画館から足が遠のき過ぎて、新作の公開日をあまりチェックしなくなってしまった。
Amazonプライム・ビデオで「復活の日」を見た。パンデミックが起こった後の物語。

復活の日

国立映画アーカイブで開催されている円谷英二展には行きたいところだが、人混みに出るを躊躇している。人が少なそうなタイミングを狙うか。

ブログ

8月中にブログが2度もダウンした。

  • 8月1日1:20頃から約13分
  • 8月17日13:59頃から約36分

レンタルサーバのメンテナンスや障害報告は無かったので、DNSの問題だったのだろうか。

その他

最近はTwitterよりもGravityに投稿することが増えた。全く知り合いがいないのが気楽だからだろうか。

最近「ちみたん」がお気に入り。



毎月の振り返りにイラストを添えようかと思いながら、結局4月以来描いていないな。



今年中にはオリジナルで何かアウトプットしたいのだけど。


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