NVIDIA Quadro OpenGL DriverのDeep Color不具合の対処方法

去年の中頃からAdobe PremiereやAfter Effectsを起動する度にNVIDIA OpenGL Driverのエラーが発生して使い物にならなくなった。



オイラが使っているグラフィックスカードはNVIDIA Quadro K2200で、どうやらQuadroのドライバの不具合らしい。


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NVIDIA公式でも既知の不具合で、最新版のドライバがリリースされる度にリリースノートに以下の一文が添えられていた。

[Assimilate Scratch]: The application may crash due to a kernel exception in the NVIDIA OpenGL driver.
If you encounter this issue, roll back the driver to version 385.90, or disable Deep Color within the application as follows:
From the startup screen choose System Settings.
– In the System Settings Dialog, choose the Advanced tab.
– From the list (under Graphics) select “OpenGL: Disable ‘deep color’
– Click the boolean button to turn the setting on.

要するに、NVIDIA OpenGL Driverの不具合でアプリケーションがクラッシュするなら以下2通りのどちらかで対処しろ、と。

  • Quadroドライバのバージョンを385.90へロールバックする
  • アプリケーションのDeep Colorを無効にする

で、いったんバージョン385.90へのロールバックを試してみたけど、変わらずAdobe Premiereはクラッシュしてしまう。
しかし、Deep Colorを無効にする方法を試そうにも、やり方が分からずにいた。リリースノートに添えられている方法が全然理解できない。NVIDIAコントロールパネル?

で、最近やっとやり方が分かった。


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nvidia inspector

フリーのnvidia inspectorというツールを使えば簡単にできるらしい↓
https://www.guru3d.com/files-details/nvidia-inspector-download,3.html

nvidia inspectorはNVIDIA公式のツールではなく、個人が開発した便利ツール。

ダウンロードしたzipを適当な場所に展開し、nvidiaInspector.exeを実行すると以下のようなウィンドウが表示されるので、赤枠で囲っているボタンを押す。



すると、nvidiaProfileInspectorのウィンドウが開き、Profileの設定を変更できる。
Deep color for 3D applicationsで赤枠のようにOGL_DEEP_COLOR_SCANOUT_DISABLEに設定すればDeep Colorを無効にできる↓



ここではBase Profileの設定を変更したけど、もちろんアプリケーションごとのプロファイルを設定できます。(Adobe Premiere用のプロファイルも存在する)


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