2021年12月 振り返り

12月に入ってからの時間経過が速く感じる。



昨年と同じように、2021年の仕事納めのタイミングで12月の振り返り記事を書いておく。
2020年12月 振り返り
今年の12月31日は1年間の振り返り記事を書くことにして、12月の振り返り記事を少し早めに書く。 12月25日に最終出社・仕事納めしたけど、それ以外の日はずっと有給休暇を消化していた。つまり、12月はほとんど自由時間だった。 これまで、毎月...


昨年の12月は有給休暇消化期間だったので、全く労働していなかったな。

デルタ株よりも感染力が強いと言われるオミクロン株はもう日本に入って来ているようだ。10月から1日の新規感染者数が少ないままだったが、また少しずつ増え始めているようだ。年末からまた感染が拡大して第6波が始まるのだろうか。

気温がだいぶ寒くて、夜寝る時は電気毛布を使うようになった。靴下も履いている。

この振り返り記事を書くのに時間がかかってしまうのは、毎日書き散らかしたバラバラの断片をクラスタリングして、上手く分類できる定型枠を探っているからだろうな。字数制限してほどほどで切り上げるようにしたい。断片が全てまとまるまで遂行し続けると時間を使い過ぎてしまう。
文章の編集を補助するツールが作れないだろうか。話題でクラスタリングして文を並べ替えて、章立てを自動で提案するとか。

仕事に関しての振り返りは、単なる愚痴を何かしらの「学び」に昇華させて書き記したいところではある。体験をちゃんと学びにしないと。
最近なんとなく自覚し始めたけど、オイラは「反省」が好きなのかもしれない。1度言葉にしておくと思考の材料にもしやすい。


スポンサーリンク

仕事

12月も1度も出社せず在宅勤務だった。
冬のボーナスが支給された。夏のボーナスは在籍期間が短くて半分だけだったので、初めて満額もらえた。評価もまあそんなに悪くなかった。

コロナ禍なのでもちろん忘年会も無く、皆有給休暇を使ってバラバラと早めに冬休みに入ったので納会も無し。今の会社には2021年の1月に入社したから、これでこの会社での最初の1年が終わったわけだ。この1年で出社した回数は本当に数えるほどだった。

定型化

前の会社での経験も含めて、会社員の仕事のほとんどは「定型化」であると実感した。



整えるのがオイラの仕事。

定型化によって具体化・伝達できるようになり、大勢の力を借りて事を成せる。既存のリソースを利用して具体化・具現化するには、多くの場合そのベースに定型化が必要だ。そして重要なのは、無闇に定型化する前に不定形な思考を丁寧に解きほぐして分解し、相応しい定型枠に当てはめていくことだ。もちろん、上手く当てはまらない要素も出てくるだろうが、それこそが新たな枠を必要とする「先進的な要素」ということだ。定型化し、 新たなものを1つだけ積み上げる。
「定型の階段に1段追加するだけ」の形にアレンジするのがオイラの仕事。
既存の定型枠を知っているからこそ、その枠に従って分解して階段を作ることができるのだ。

1人だけのパフォーマンスを考えるならプロセスなんて規定せずに本人がやりたいようにやれば良いのだが、他人を巻き込んでいるならそうもいかない。プロセスを整理して定型化する必要がある。プロセスとは集団のパフォーマンスを一定以上に保つための定型化だ。プロセスが規定されていなくて困るのは組織内の弱者。

計画とはチームワークのための定型化

そうやって考えると、大勢で事を成すために立てる「計画」も、協力関係を築くための定型化と言える。そして、計画とは常に状況の変化・実態に合わせて修正が必要になるものだ。それが長期プランになればなるほど当初の計画と実態の乖離も大きくなる。
当初の計画は「理想」だが、計画そのものを絶対視してはいけない。守るべきは「目的」だ。変な話、計画にはリスクが考慮されているべきだが、修正しにくい精緻なスケジュールを立ててはいけない。修正することが前提なのだ。
現時点で分かる情報だけで目的を定型枠に当てはめた結果が「計画」なのであって、「計画」とは常に暫定だ。
ただ、計画も無しに「やり遂げる」のは難しい。計画を立てることの効果は「成し遂げたい対象についてよく考える」ことにある気がしてきた。
計画を立てる過程で個々の要素の依存関係が整理され、結果として修正に対応しやすくなる。

本当の目的

一方、本当の目的を伏せて他人を動かそうとする人がいる。曰く、「目的を知ってしまうと手を抜くから」と。
10月からリーダーを任された仕事では、すでに結論が決まっているのを伏せられたまま「調査」させられていたことが後から分かった。
調査の結果論理的に結論が導き出されるのではなく、あらかじめ決定していた結論を補強する論理武装の材料集めをさせられていた。
(結論ありきなのは嫌だけど)目的が分かっていれば別の方法も考えられたのに。これではオイラがただリーダーごっこしてただけじゃないか。
目的を共有することで多くの協力を得られるとは考えないのだろうか。情報統制によって他人をコントロールしようとする人が苦手だ。

雑談

部署の人員がだいぶ増えたこともあり、自己紹介+αでお互いのことを知るために何度か雑談の時間を設けることになった。
オイラは抱えているタスクを優先しがちでこの手の会を催すのに消極的なので、開いてもらえて有難い。
リモート仕事でコミュニケーションが疎になった分を補充していると考えると、直接のアウトプットが少なくても効果はあると思える。
12月は雑談会を開く頻度が増えて、逆にタスクを2の次と考えられるようになった。タスクをこなす以外で自分の居場所を確認できる感覚を得られると、少し気持ちが楽になる。
前の会社でも、積極的に雑談を持ちかけてくれる人がそばにいてくれた時の方が安心して仕事に取り組めたことを思い出した。

アウトプットだけを見ればとても優秀に思える人でも、雑談してみると仕事上の悩みを結構抱えていることが分かった。

この会社に入ってそろそろ1年経つけど、ここ人間関係においてオイラはまだコミュニケーションの初期化フェーズにいるのだと実感した。
前の会社でも、配属1年目はそんな感じだった。お互いに伝わる言葉、噛み合う方法が分からないとあまり会話に入っていけないし、自分から話しかけることも躊躇してしまう。これが「人見知り」の正体のような気がする。「伝わる表現」を意識し過ぎて萎縮してしまうのだ。
相手にとって価値のありそうな伝え方が癖になっていて、相手との接点が見出せない話題は控えてしまう。自分の興味だけで好き勝手に語れない。

自分も含め、ほとんどの人が今の部署に在籍してまだ1年未満ではあるものの、上長への不満・悪口は話題が弾みやすかった(笑)
皆が共通して抱いていた上長への不満は、

  1. 指示・要求が下手
  2. 会議時間が長過ぎる

というもの。色々聞いてみて、上長の人望の無さがよく分かった(笑)

1. 指示・要求が下手

これは入社した当初からストレスの種になりそうだと思っていたもので、実際今最も大きなストレスの原因となっている。



オイラがまだ不慣れだからというわけでもなく、上長との付き合いが長い人でもそう感じているという。
雑な指示を察してアウトプットしても、後から根本も含めて必ずダメ出しされるのが毎度のパターンらしい。要求をまともに言語化できず、アウトプットを見てから初めて情報を伝えてくる。ある人はこれを「批評家」と呼んでいた。アウトプットに対して文句を言うスタイルが癖になっているらしい。そして、これはある意味パワハラだと。
要求を言語化できない人の意図を反映したアウトプットを目指そうとすると、結局マイクロマネジメントしか手段が無い。フィードバックがない限り、いくら時間をかけても完成度は上がらない。だが、密なフィードバックはメンタルを殺す。
他責な人が権力側になるととても厄介。指示が悪い自覚もなく、部下が無能だと思い込ませる。

2. 会議時間が長過ぎる

上長が同席する会議は予定時間を超過しても会議が続行する傾向にあり、それも数分・数十分ではなく、1時間単位で長引くことも多い。
これは指示が下手で目的が後出しであることも影響している。部下は目的が掴めないままアウトプットしているので、建設的なレビューにならない。
上長は話を短くまとめることができず、また長く話していると話題が脱線してしまうので余計に要求がぼやけていく。上長の一方的な演説になるので、タスクを抱えている人は会議中に内職を始めてしまう。

コロナ前、つまりリモート化する前はどうだったのか聞いてみると、意外なことにリモート化する前は会議時間がもっと短かったらしい。対面の場合は会議室の使用時間の問題もあって、予定時間内で強制的に終了できていたようだ。

権力の弊害

今の会社の評価制度の実態をまだ把握できていないものの、オイラの見える範囲で判断すると十分に年功序列だ。
前の会社の最後の部署もそうだったが、1度出世して権力を持った人の横暴は集団の生産性を殺してしまう。それでも当人1人の生産性よりは上だから体感で満足してしまう。
たとえマネージャーに不向きな人だったとしても、1度マネージャー職になった人を今更実務には戻せない。実務で使い物にならない。

これまでの会社員経験で、会社員とは失敗を他人のせいにして出世する生き物なのか? と思ってしまうほど、ナチュラルに他人のせいにする人達に多数遭遇して来た。
今の部署で権力者側にいる上長やベテランの振る舞いを見ていると、その実感が補強される。

失敗を他人のせいにした方がメンタルが安定するのは理解できる。意図的ではなく無自覚なまま全能感に浸っている人もいる。今の部署で接している人達は自覚が無さそうなので厄介だ。
前の会社も今の会社も、いわゆる昇進試験という制度が無いので、権力・立場の変化に備える訓練を積む機会が無いのかもしれない。

自分側に非があると考えがちな人と、常に他人のせいにしてきた人の相性は最悪だよな。
部下からアラートが出て初めてやり方を見直すタイプの人が上司なのであれば、積極的に事故を起こした方が良いような気もする。だが、よほど大きな事故でもない限り、客観的に原因分析されることは稀で、部下側の非で片付けられそう。権力者の歪んだ主観で悪者が決まる。

最近、オイラが任された仕事のアウトプットが期待に添えていなくて、下された結論は「モチベーションが無い」というものだった。
「モチベーション」や「主体性」って、なんとなく相手の非にしたい時に便利な言葉だ。下手な要求が棚上げされて全てがオイラの非として片付けられるのが我慢ならない。

一般論として、部下から見ると上司とは無能に見えるものだが、実際出世して部下ができても、個人の能力が上がるわけじゃない。成功したプロジェクトは、リーダーの力というより、チームの中の誰かの底力が結実したものという印象。失敗を他人のせいにして手柄だけ掲げて出世していく世界。
会社員は役職がつかないと年収が上がらないけど、役職者に全く憧れない。そもそも、会社で出世する人の中に立派な人なんていないのかもしれないけど。


スポンサーリンク

老害化しやすい人

まだそこまで偉くないはずなのに、すでに下々から嫌われ、情報を隠されて現場が分からない人になってしまう原因は何だろうか。
これは年齢的なものでも時間をかけて徐々に変わっていくものでもなく、立場が上がることで露呈していく根本の性質のように思う。老害化しやすい人はコミュニケーションに似た傾向がある。前の会社で後輩にも感じた。
権力勾配を利用して言うことを聞かせる・従わせるのだ。そこに対話は無く「納得させる」こともない。本人はそのことに無自覚で、権力勾配を利用して察してもらっていることに気づかない。

ナチュラルに失礼な人は、権力者側に回るともうその失礼さを修正するチャンスを失う。自分の能力の範囲を過大評価してそう。
オイラも仕事上の役割を盾にしないと人と会話ができないタイプなので、仕事上の役割や先輩後輩という関係無しにオイラに構ってくれる人はいるだろうかと心配にはなる。

在宅勤務

少し新しい役割を振ってもらえたのに、引き続き在宅勤務なので景色は変わらない。このもどかしさをちゃんと言語化したいけど、まだモヤモヤしている。
在宅勤務になったことで犠牲にしたものが案外多いのかも。
気分を変えるためにまた仕事スペースのレイアウトを変えてみようか。無線のキーボード・マウスを買うか。

なんとなく、オイラは自分の人生を変えてくれる出会いを期待している気がする。自分を変えたいという欲求が根底にある。今そのきっかけになりそうなことは仕事にしかない。

労働のストレス

1年でだいぶストレスが溜まった。転職してからも、早く週末が来て欲しいと思う感覚は変わってない。労働から解放されたいんだ。
オイラが仕事で使っているスキルは、もともと自分の思い描いた妄想を具現化したくて身に付けたスキルだ。そのスキルを他人のために使っている日々に疑問がわいてきた。自分の体力・時間を他人に捧げている。自分の人生を他人に捧げている。

もっと自分のために時間・体力・スキルを使いたい。このまま働き続けるのは嫌だ。自己表現したい。
あんまりセカセカ働きたくないと思う反面、仕事で何か自分なりの爪痕を残したいと思って無理をしてしまうのは、自己表現したいからだろうか。
色々リセットしたい。自分のペースを取り戻そう。

好きな仕事なら収入が低くても構わないか、って問い、好きなジャンルの仕事だとしても労働者である以上不本意なことやらされるわけで、好きなことがズバリ仕事になることは無いと考えた方が良さそう。

意外と役立つ過去の経験

学生の頃、興味本位で受けて結局単位を落とした選択科目の知識が意外と効いている。検索時代、その分野の入り口を知っているのは強い。検索エンジンは知識を使って知識を得る仕組み。検索エンジンで情報を得るのって資産運用に似ている。すでに持っている知識資産を使って新たな知識を得る仕組みなので、知識格差は広がる一方だ。

前の会社での経験から身についていたスキルも案外多い。
関わる人がコロコロ変わっていたから、人を説得するための方法論を沢山身につけていたことに気づいた。狙った人に情報が伝わるか伝わらないかで物事を測る癖がついた。
色々とやってみたことがあるから、手順を省略してもある程度の質のアウトプットを出すことができる。未経験ならきちんと手順を踏んだ方が良い。

前の会社では「いてもいなくてもいい仕事。むしろ存在そのものが悪」ぐらいに思っていた役割が、大きいことを成すには意外と必要なのかもしれないと気づいた。人数が増えると、コミュニケーション専任者って大事。オイラは仕事をスケールさせる上で必要なスキルを身につけているのかもしれない。

今の会社に転職して、初めてやることも多いけど、スキルアップしてる実感は無い。この物足りなさはなんだろう。
今の職場では、何を鍛えたらいいのかいまいち分からない。この環境でしか学べない要素が何なのかもいまいち分からない。
最近「リスキリング(Reskilling)」という言い方を聞くようになった。仕事を通じて新しいスキルを学びたかったけど、そういうのを許容する上長では無さそうだ。経験者から学び取る要素がもっとあると良いのに。
オイラは過去の経験を売って新しい職を得たのかな。ここは何かを学べる環境では無いのかもな。腰掛けとして実績作りをしたい。

昔から憧れていた仕事に関わるチャンスがありそうだったけど、結局直接の接点が無いまま1年経ってしまった。来年チャンスがあれば良いのだが。

その他

できない理由が知識不足なのであれば、補充するしかないし、補充すれば良い。

既存の分業体制って、大体一方が得するように出来てる。やりたくない事を押し付ける役割が生み出される。

イラッとしても、感情的な奴と思われたら負けかと思って冷静になろうとしちゃうけど、そのせいで不満を言うタイミングを逃している気もする。

どうしても、接触回数の多い関係の人達の間で話がまとまっていく。

仕組みを考えながらデザインを進めるのは割と楽しい。

ある枷によって人は鍛えられる。枷は成果の妨げにもなるけど。

関わるからには何か自分なりの爪痕を残したいと思ってしまう。自分のオリジナリティを示したいんだ。アイディアマンでありたい願望がある。
自分の頭の中に溜まった知識・経験・アイディアを外に送出するのはかなりのスキルが必要だ。経験を人に伝えるだけでも相当な訓練になる。

仕事ではなるべく自分の尺度で測らない代わりに、他人の尺度を類推する癖がついた。自分のこだわりを別の視点で測れるようになるのがビジネスマンの第一歩かもな。

オイラは納得できないと進めない。

オイラは考える時間を長く取らないと何もできない。十分な時間考えられれば、良い結論が出せると信じてる節がある。

取り掛かりの衝動を殺さないことと、成果が出るまでの根気を維持すること。フェーズによって意識すべきことが異なる。

いい歳して、未だに頑張れば成果が出せるような気がしている。一目置かれたい。

生活

ここしばらく、左目に違和感。乱視のせいだろうか。なんとなく左目が霞んでいるように感じる。

もう1年ぐらい全然読書していないことに気づいた。仕事に直結する情報ではなく、雑学・教養という意味で。年末年始で読書を再開したい。
そして今年も生成モデリングの記事は投稿できずに終わる。最近はNeRF(Neural Radiance Fields)についても勉強したくなってきた。
とりあえず創刊した雑誌を購入したものの、またしばらく積むんだろうな↓

コンピュータビジョン最前線 Winter 2021

大きな買い物

使っていたワイヤレスイヤホンのバッテリーが全く持たなくなった件は、



結局新しいイヤホンを購入して解決↓

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM4 : 完全ワイヤレス/Amazon Alexa搭載/Bluetooth/LDAC対応/ハイレゾ相当 最大8時間連続再生/高精度通話品質/IPX4防滴性能/ ワイヤレス充電対応/2021年モデル / マイク付き 360 Reality Audio認定モデル ブラック WF-1000XM4 BM

2年半も使ったし、バッテリー交換はどちらにしても保証の対象外のようなので。

そして、先月から目に見えて調子の悪かった洗濯機がついに壊れた。途中でエラーで止まったり、注水中も排水され続けて一向に水が溜まらなくなったり。
購入してから10年弱経過しているので十分に役目は全うしている。

【NA-VD200L-CK】 パナソニック ななめドラム式洗濯乾燥機 左開き [洗濯:6kg]

https://panasonic.jp/wash/p-db/NA-VD200L-CK.html

できれば同じメーカーの後続機種に買い替えたかったが、相場がだいぶ高くなっていたので、別メーカーの近いサイズの機種を購入↓

シャープ ドラム式 洗濯乾燥機 ES-S7F-WL ヒーターセンサー乾燥 左開き(ヒンジ左) 洗濯7kg/乾燥3.5kg ホワイト系 幅640mm 奥行600mm DDインバーター搭載 2021年春モデル

それでも10年前と違い、15万円はかかった。10年前は10万円未満で購入できたのに。
なんだかんだで日々の出費が減らない。


スポンサーリンク

関連記事

コメント