2019年ももう終わるので1年の振り返り。
「振り返り」とはつまり反省だろうか。
毎年毎年、「変わりたい」的な抱負を語っている割には今年もちっとも変わらない1年だった気がする。
気恥ずかしくて自分の願望・目標をやや遠回しな言い方にしていたのも良くなかった。
仕事
何か変えてみたくて部署異動した節はあるものの、正直プラスになるような変化ではなかった。もともと評判の悪い上長がいる部署なのは知っていたけど、食わず嫌いも良くないかと思って飛び込んでみたのだった。分野的には自分の専門性が活かせるかと思って。(結局あんまり関係なかったけど)
異動後のストレスから、自分の嫌いな働き方が何なのかを意識して観察するようになった。ストレスに晒されている時ほど気づきとして得るものは多い。ストレスが少ないに越したことはないはずだけど、気づきを促すのは充実よりも違和感なのだろう。
一緒に昼食を取っている隣の部署の人からは「部署異動してからの方が話が面白くなった」と言われた。
仕事の愚痴を好き好んで聞いてくれる人はそう多くないと思ったので、話すときはなるべく面白くまとめるようにはしていた。仕事でのストレスを笑い話に昇華することで自分自身の気持ちが楽にもなった。傍からは、今の環境を楽しんでいるように見えるらしい。
ここ数年ずっと、世の中の大勢の人達が仕事でのストレスを笑い飛ばせるような物語を執筆してみたいと思っている。オイラは何か物事を整理・理解しようとする時に自分なりに例え話を作る癖があり、それが結果として物語みたいになっていく。職場での人間関係を怪獣映画のように現象として捉えると、急に滑稽で他人事のように笑えるものになる気がする。
ブログの効果
オイラは思考が発散しがちだが、身体は1つしかない。
時系列で1記事ずつしか更新できないブログというアウトプット形式が、ほどよい制約になってくれている。
学生の頃は何か頭に浮かんだら即座にTwitterに書き留めていたが、今はこのブログ。常に色々なことが頭に浮かんでいて、すぐに揮発していく。それをメモしておくだけでもかなり頭がスッキリする。
思考過程もアウトプットと捉えることができるので、何も生産しないよりはマシと思うことができる。
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勉強
今年はディープラーニング手法について知識体系を順を追ってちゃんと勉強してみたつもり。
かなり無理矢理だったが、年内にGANの勉強がPix2Pixまで行けて良かった。たぶん後から結構追記するとは思うけど。
オイラは1人遊びが好きな性分なので、独学が性に合っているようだ。誰かと一緒に学ぶのがあまり上手くないのは、自分が抱いた疑問への回答を自分で探すように勉強を進める傾向があるからだろう。疑問点が他の人と揃わない。
オイラが勉強する上での心構えは「情報を自分で受け止めて自分の頭で抽象化したい」ということ。それはデッサンなどと同じような感覚で「形を捉える」訓練が自分の血肉になるような気がして。自分のアウトプットを眺めて、抽象化が適切なのかを自分で測る。
今年はお金を払ってHoudiniの講習を受けた割に、自分で試すのは結局Blenderばかりになった。
そういえば、一時期集中して読書の感想を書いてみたけど、それ以外にも読んだのに読書の記録をあんまりしていなかったな。
自己分析
今年の終わりは特に自己分析に時間をかけた。
自分の経歴を整理したところで自分には大した価値が無いことも明らかになりつつあるが、苦手なこと、嫌いなことはだいぶハッキリした。
オイラは工夫の余地の無い仕事が苦痛。反射的な働き方も向いていない。
そして、頭でっかちで行動力が無い自覚もある。うじうじと思い悩んでそのまま立ち止まり続けてしまう。目安で期限を決めても結局それを守れずズルズルと同じ状態を続けてしまう。
思考を長く続けて遠い結論・気づきに到達できるのは自分の長所でもあるけど、とても時間がかかり、納得するまで身体が動かない。
先に他人が絡むような予定を入れて、そこに合わせるように行動した方が良さげ。測る尺度を自分から切り離して、時間と他人に委ねるのだ。自分の中だけの決意表明は上手くいかない。
苦手なことは人の力を借りるべきである。仕事では何年か前からだいぶ他人に頼れるようになったが、プライベートでは未だに1人で何でも抱え込みがちだ。来年はプライベートでも「人の力を借りる」ができるようになりなりたい。
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自分のキャリア
自己分析するにあたって、自分のキャリアも振り返ることとなった。
会社員なりたての頃の最も体力があった時期を無駄にしてしまったような気がする。今は徹夜なんてしたら次の日は全然活動できなくなる。
ただ、何だかんだで今の環境にダラダラと居続けてしまったのは、自分なりの楽しみ方を見出せていたからかもしれない。
プライベートでの活動とその時期関わっていた仕事の相関関係を振り返ってみると、仕事が計画的に進められる環境の方がプライベートが活発になっているようだ。逆に、仕事が場当たり的な環境だと、仕事という鎖に縛られたようにプライベートがすごく保守的になっている。
2年おきぐらいのペースで仕事が変わっていて、1つの仕事を続けられないことに少しコンプレックスもあった。
だが、考えてみれば今の時代、人間の寿命が伸びるのとは逆に、職業の寿命はどんどん短くなっているのではないか。同じ仕事を生涯続けられる時代ではない。同じ会社に長くいる代わりに仕事はどんどん変わってきた人も多いんじゃないだろうか。
なので、これは時代の流れに則した変化なのではないか、と肯定的に捉えられるようになってきた。
身体のこと
年齢のせいなのか生活習慣のせいなのか、昔に比べてトイレに行く頻度が高くなった気がする。
すぐにお腹が痛くなってしまうから、いつでもトイレに行ける環境でないと気持ちが落ち着かない。今年は映画鑑賞中に腹痛で途中退席してしまったのが結構ショックだった。
2019年の各振り返り記事を振り返る
この1年間で書いた振り返り記事を振り返る。
今年のはじめ頃は2ヶ月ごとに振り返り記事を書いていた。
途中で行動にフォーカスして1ヶ月ペースに変えて、
そうだ、7月中に履歴書を書き上げると宣言したんだった。全然進まずにそのまま年末まで来てしまった。
10月からは部署異動によるストレスで結局気持ちの整理がメインの振り返り記事になった。
記事がどんどん長文になってきているのはその時のストレスに比例しているのだろうか。
月ごとの振り返り記事を書くようになったのは2017年からだったので、とりあえず3年間は日々の言語化を続けた。言語化にエネルギーを注ぎ過ぎて日々の停滞感が増したような気もする。
振り返り記事を書くことでストレスを理性的に捉えることができた反面、記録・整理の時間を優先し過ぎて、創る時間を確保できていなかった。もっと思いつくままに作り散らかして発散しても良かったのに。
2020年の抱負
オイラはアウトプットでしか充実を得られない人間のようだ。ここ2年ほど、アウトプットが少なくなってきていたが、来年はもっと興味だけで軽率なアウトプットを増やして行こう。興味のままに書き散らかし、創り散らかす。
そして、苦手なことは他人の力を借り、うじうじと1人で悩まずに先にスケジュールを決める。
自分の気持ちにもっと正直になろう。来年こそ仕事を変えたい。
映像関係のR&Dをしたいんだ。公私混同というか、やっぱり仕事で自己実現したいんだ。
人の価値観を揺さぶるような仕事をしたい。
年始の休みは最近気になった書籍を読んでみようかな。
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