ここ最近のロボットブームでは、いわゆる作業機械的な産業用ロボットではなく、キャラクターのようなコミュニケーションロボットというジャンルが人気のようだ。
その中でも、ロボットクリエーターの高橋智隆さんが手がけるロボットは、販売メーカーが違っても一目で高橋さんのロボットだとわかる独特なデザイン・コンセプトをしている。
DeAGOSTINIの週刊ロビは、その人気ゆえに何度も再刊行されたらしい。
シャープのRoBoHoN、トヨタのKIROBO miniなど、CEATEC JAPANの目玉となったロボットはみんな高橋さんの手がけたもの。
https://www.youtube.com/watch?v=68p2-KK7WKw
こんなところにも高橋さんデザインのロボットが↓
【1階 Books on Japan売場】昨日から紀伊國屋書店新宿本店に住み込みで働いてくれているSOTA君です。「紀伊國屋書店の歴史」「イチオシ商品」「フロア案内」など、楽しく案内してくれます。最後は記念写真も撮れるので、前を通ったら気軽に話しかけて下さい。10/31まで。HM pic.twitter.com/T68ZZW7kc2
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— 紀伊國屋書店新宿本店 (@KinoShinjuku) 2016年10月12日
先日、NHKで放送された「東北発 未来塾」の、高橋さんの研究室を訪ねる回を見た。
http://www.nhk.or.jp/ashita/miraijuku/archives/161003.html
その中で、高橋さんがロボットの制作過程を一部紹介していた。高橋さんは設計図を書かずに1人でロボットを作っているとのことで、大まかなスケッチを描いたらすぐに実制作に取り掛かるらしい。
木で作った型に熱したプラ版を押し当てる、模型でお馴染みの「ヒートプレス」あるいは「バキュームフォーム」でロボットの中空の外装を作っているという。
何となく、模型少年の延長見えて楽しかった。
番組中で高橋さんは「独りで創り出せ」ということを説いていた。ロボット開発は様々なジャンルの複合的な知識がなければなかなか成立しないと思うが、コミュニケーションロボットは個人の尖ったコンセプトこそが価値になるジャンルなのかも。そのポリシーこそが、ロボットがどんなメーカーの商品であっても高橋さんらしさを失わない理由なのかもしれない。
それがやがて皆が期待するテイストとなる。「ロボット開発者」ではなく「ロボットクリエーター」を名乗るのもそのポリシーの表れだろうか。
ところで、ロボットクリエーターという人は世界で他にもいるんですかね?
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