2025年9月 振り返り

暑い日が続く。



9月になっても猛暑日が続いた。残暑というわけではなく、9月はまだ秋ではなく夏のままなのだ。

自民党の総裁選はほぼイコール日本の総理大臣を決める選挙なわけだが、自民党員以外はただ傍から眺めているしかできない。

国勢調査

5年に1度の国勢調査。前回はパソコンからオンライン回答した記憶があるが、今回はスマホでQRコードを読んでそのままスマホでオンライン回答できた。紙に手書きで記入して手渡しで提出しなきゃいけかなった時代の面倒さを思うととても便利になった。

前回の国勢調査はコロナ禍1年目だったんだな。もう5年も経っているのに、体感ではつい最近な気がしてしまう。年齢的に時間経過に鈍感になってきたのだろうか。


AI

AIチャットは電気・水道・ガス・通信のように生活インフラの1つとなっていくのだろうか。
デジタルデバイドという言葉が登場する以前から、そもそもデジタル・アナログ関係なく書類手続きの認知負荷を乗り越える余裕のない状態の人は一定数いたはず。AIによる補助・代行によってそのハードルが下がれば、弱っている時に助けを求めることができる。
それとも、AIは弱者に寄り添うよりも強者がさらに有利な世界を作ってしまうだろうか。

長く付き合うことで文脈を共有しサービス品質が上がるのは接客業とよく似ている。接客や接待の品質とはプロファイリングの比重が大きいということだろう。資本主義で進化するAIは最終的に「支援」よりも「接待」に収束しそうな気はする。

アメリカではどうやらAIが生成したソースコードを人間のエンジニアが直す仕事が増えているらしい。
他人が書いたコードを引き継いでクリーンナップするのはオイラも仕事でやった経験がある。複雑化した既存リソースを使用する前提で始まる仕事は昔から多い。


活動

今年の目標をしつこく再掲。

  • 運動習慣の継続
  • 転職
  • アウトプット(創作)の習慣化

目標を毎月再掲しないと、月単位の記録だけに気を取られてだんだん文脈が逸れていく。意識的に再掲し続けることで直近1ヶ月よりも前からのことに目を向けることができる。ロングコンテキストみたいなもの。
最近「ジャーナリング」という言葉を知ったが、オイラが日記のようにメモを書き続けているのもジャーナリングの一種ということか。

「運動習慣」について、一時期よりもジム通いのペースは復活したものの、有酸素運動をかなりサボっている。1度にそんなに長時間ランニングはしないものの、食事と入浴のタイミングとの兼ね合いが難しいのだ。

「転職」については社内で希望が通って10月に異動することが確定。これ以上はしばらく考えないことにした。「転職」と比べて「異動」はとても少ない労力で実現できると実感。達成したのは「職場環境を変える」くらい。

「アウトプット(創作)の習慣化」については、先月に引き続き色々ともがいて作り散らかそうとしてみた。大きな成果を目指すなら、作り散らかすよりも1つの対象に積み上げていくサイクルを作るべきだと分かってはいるのだが。
ブログをWordPressで再スタートしてからもう10年以上経っている。その間手を着けた作りかけのものもスタート時から数えると5年以上経っている。時間感覚がズレているというか、時間解像度が粗くなっている危機感。

Vibecoding

先月GitHub Copilotの力を借りてそこそこ形にしたWeb Turntable Viewer Widgetだが、



たかだか1000行程度のコードを書くだけなのに、今のやり方だとGitHub Copilotの1ヶ月分のリクエストを1週間ほどで使い切ってしまう。もっと計画的にプロンプトを作文しないとダメなのだろうか。
しかし、ある程度議論してからコーティングに入ってもらわないと、人間には読めないレベルの大量のコードがドカッと増えてしまう。

Vibecodingは、ある種の集中力が不要な分、疲労が少なく先へ進むことができる体感。作ってる最中は、ここ最近の退屈感を忘れることができた。
AIのおかげであまり詳しくない分野でも粗く全体像をコーディングできるメリットは大きくて、入門時にある程度の定石を知れる。今回はWebフロントエンドについて調べる足がかりにはなった。今後の修正はもっと自分の知識を高めてから取り掛かろう。

自分で作ったものを他人がすぐに利用できる形で公開したのは初めての経験だ。誰かからリアクションが返ってくればさらに経験値が増えるのだが。
よく考えたら、今は個人の発信がSNS中心の時代。今時自由に埋め込みコードを貼れるようなサイトを持ってる人は少ないかも。特にバズるわけでもなく、誰にも注目されずに流れていくだけだろうか。

Node.js環境でプロフィールページを5年ぶりにリニューアルしてみた。VibecodingのおかげでGitHub上でのアクティビティが活発になってきた。

模型

少しずつ模型記事の投稿を再開している。


SMP 宇宙ロボット キングジョー 仮組み
もう何年も、新発売のガンプラが転売屋に買い占められてなかなか入手できない中、バンダイの食玩シリーズSMPは割と入手しやすい。SMPでは、ガンダム以外のロボットアニメや特撮モノのキャラクターが続々プラモデル化されている。このSMP 宇宙ロボッ...

超音波カッター

X(旧Twitter)で見かけた安い超音波カッターを購入してみた。



届いたパッケージはEU版電源アダプターのものだったが、追加で日本(US)のコンセントプラグへ変換するアダプターが入っていた。
これでメカゴジラの頭部を改造して後ハメ的に電飾を仕込める。(はず)


アクリジョン

初めてアクリジョンをエアブラシで吹いてみた。希釈具合が他の塗料とは違うのでまだ感覚が掴めていない。そもそも、今までエア圧を厳密に数値で測って設定したことがなく、なんとなくでやっていた。



作業場環境を片付けてスペースを作ると、少しずつ、何かやってみようと気力が湧いてくる。広々した場所にいれば、自然と活動的になるということか。

妄想

4年前に気力が低下してプラモデルをパチ組みするまでしかやらなくなっていたが、また何かオリジナルの制作に時間を割きたい欲求が芽生えてきた。



何かオリジナルの技法や改造パーツを発明するとか。
ロボットプラモデルの関節部の挟み込み式のパーツ構成に対して、3Dプリンターのデュラブル素材で軸受けを作ってみたくなってきた。
挟み込みタイプのパーツの関節軸のダボの、外径と内径、軸の長さに合わせて、弾力のある素材で軸を作る。バネ一体構造の軸と、その外側となるパーツ。外側は真鍮のパイプとか金属でも良さそう。既存の金属パーツの組み合わせて作れればそれが1番良いか?

玩具

今月も玩具の予約合戦。ガンプラやS.H.Figuartsは投機対象のブランド品になったということだろうか。
プレミアムバンダイ側で何か対策が入ったのか単に人気が無い商品なのか、サイトがダウンすることがなくなってきた体感。

今はハイターゲット層向けでもS.H.Figuartsのような関節可動アクションフィギュアが主流のようだけど、全身に渡って伸びるラインが入ったデザインの昭和・平成のヒーローは、可動ギミックによってそのラインが分割され途切れてしまう違和感が気になる。商品写真でもポーズ優先でラインがパーツ分割で途切れてまるで繋がっていない状態をまるで隠そうとしていない。

そして、アクションフィギュアが発売される前提となった現在放送中の「仮面ライダーゼッツ」が未だに全身に伸びるラインの入ったデザインになっている不思議。

勉強

なんとなくVGGTを精読している。近々記事にまとめたい。
AIツールの登場で精読方法もだいぶ様変わりしたけど、論文を読む過程で作る勉強ノートでは毎度数式がネックになる。


生活

9月の最終週になってやっと冷房をつけなくても過ごせる日がチラホラ。寝る時は相変わらず枕元の扇風機をつけている。

8月下旬の時点で10月1日付で異動すると確定したため、9月は今の部署での仕事が消化試合みたいになった。頑張る必要はないけど、先行して次の部署に備えた何かをするわけにもいかず、微妙な期間を過ごした。今の部署で追加の仕事はもう任されないので、業務からフェードアウトしていくような感覚。

朝型業務サイクルが極まって、業務終了時間も早くなったが、その後の時間の過ごし方が定まらず変な時間に寝てしまうことが増えた。

出社した日は帰りになるべく寄り道してみるようになった。行ったことのない場所にとりあえず訪れてみて、「実績解除」だけカウントしてみる。オイラはすぐに内容や質に目を向けてマイナスな記憶にしがちな性格。

休日は混みそうなイベントも、平日の夜ならそこそこ空いている。


娯楽

先月から、可処分時間を映画館通いに使い過ぎていることに少し疑問を抱きつつ、今月映画館で鑑賞した映画は11本。ミニシアター系の作品を躊躇するようになり、シネコン系の作品やリバイバル上映中心。
ミニシアター系は「大統領暗殺裁判 16日間の真実」「キムズビデオ」「ふつうの子ども」の3作。

配信でチェンソーマン総集篇を視聴してから劇場版「チェンソーマン レゼ篇」を観に行った。原作マンガは未読。



以前CGアニメの方を映画館で鑑賞した記憶のある「ヒックとドラゴン」の実写版をIMAXで鑑賞。こんなに怪獣映画だったっけ?


リバイバル上映

毎月のゴジラ・シアターで「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」を鑑賞。4Kリマスターによってカマキラスのディティールが鮮明になり、すごい巨大感だった。



新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇」のDolby Cinema版上映を鑑賞して、まだアニメに3DCGが使われる前の、セル画という手段でそれを超える表現を目指していた時代の作画を堪能。現在は3DCGでセル画のテイストに近づけようとしている節があるけど、セル画の制約をどうにか越えようとしていた時代のメカ作画の質感表現は独特の豪華さがある。

テレビ放送

今月から放送が始まった「仮面ライダーゼッツ」にまだハマれていない。



過去振り返ってみると、第1話から引き込まれたライダーってそんなに多くはない。前作にとことんハマっていた場合は尚更だ。アギト、龍騎、ファイズあたりは前作のハマっていたのもあり、ジワジワとハマっていった。序盤から強く魅かれたのはカブト、電王、ディケイドあたりだったか。前作にあまりハマれなかった時は期待が高まった気はする。エグゼイドやゼロワンは割と早い段階からハマった。

しかし、世間的には評価が高かったらしいガヴには個人的にあまりハマらなかった。オイラはデザインや映像のビジュアルに魅かれる傾向が強いので、ライダーがカッコよくないとダメだ。
そして、物語の舞台設定が最初から説明され過ぎていると興味が持続しにくい。箱庭感に冷めてしまうのだ。

マンガ

夜なかなか寝つけず、SNSでたまたま知ったマンガ「みいちゃんと山田さん」Kindleで購入して一気読み。



オイラは、社会的弱者や搾取される側の姿に興味があるのだろうか。マンガだからマイルドに受け入れられるけど、現実そのままだったらかなり嫌悪感やストレスを伴う話ではある。

podcast

移動中やジムにいる時は、とりあえずpodcastやAmazon Audibleで何かしらの情報を耳から入れるようにしている。情報に接していれば、時間を損した気分が薄れる。

以前に話題になったものの読めずに放置していた「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」をオーディオブックで聴くことができた。

働き始めると箇所分時間が大きく減ってしまうものだが、オイラは学生の頃よりも今の方が映画館で映画をたくさん鑑賞している。
住む場所が変わって、映画館へ行くハードルが下がった影響が大きいのだろうか。

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