サイトアイコン NegativeMindException

ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 失敗のリカバー

作業メモです。

また随分と時間が空いてしまったZBrushで仮面ライダー3号を造る件ですが、はい、ちっとも進んでいません(笑)
そもそも前回の時点でさっそくつまずいてしまっていたので、リカバー方法を調べていたのです。


左右対称に失敗

前回の作業でマスクの概形を作るはずが、最初の設定を間違えて左右対称が崩れてしまった。
モデリング作業はほとんど進んでいない状態だったから、0から作り直しても大した被害はないのだけど、良い機会なのでこういう場合のリカバー方法を調べた。↓

【ZBrush】左右非対称のモデルをシンメトリー化する方法

左右ズレてしまったモデルを左右対称化するには、ミラーする軸を決めてMirror and Weldを実行すればOK。ただ、サブディビジョン(sDiv)階層があると実行できないので、Del Lowerで下位sDivを削除しておくことが必須。

ということで、さっそく「Mirror and Weld」のボタンを押す。

“Mirror and Weld”はGeometryの中にある



おお、頭の形が左右対称になったぞ!

まだ全然進んでいない頭部


リファレンス画像の加工

さて、ここで概形を造る際のちょっと小技というか、目標となる形状を上手く捉えるためのTipsを書いておく。
モデリングする際、完全オリジナルでない限りは何かしらの資料写真を用意するわけだけど、ある程度「形状を捉える訓練」を積んでいないと、写真のディティールに引きずられて上手くできないものだ。
そんな場合、Photoshopを使って機械的に写真のディティールをそぎ落としてしまうという手がある。
リファレンス画像に対して


スポンサーリンク

フィルター → ノイズ → 明るさの中間値…

と操作して、ディティールを見えなくしてしまうのです。
そうすると、自ずと全体の形状構成に目が行くようになるので、スカルプト系のモデリングのような「概形から徐々に細部を詰めていく」という対象の見方ができるようになります。

このやり方、何かで読んだテクニックだったような気がするんだけど、ちょっと情報源が思い出せない。もちろんPhotoshopでなくても、画像に対していわゆる「メディアンフィルタ」をかけることができるツールなら何でもいいです。

MacにBootCampで入れたWindowsでのスクリーンショットの撮り方

唐突ですが、オイラの現在のZBrush作業環境がWondows8.1 on Mac + Intuos5なので、スクリーンショットを撮る操作がちょっと混乱する。
忘れないようにメモしておく。ここで押すShiftキーは左側のもの。

fn + shift + F11

作業はちっとも進んでいないけど、そろそろ「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」のBlu-Ray発売日だ。「資料が増える」と前向きに考えておこう。

過去記事

https://blog.negativemind.com/2015/05/03/zbrush-kamen-rider-third-base/
https://blog.negativemind.com/2015/06/21/zbrush-kamen-rider-third-mask/


スポンサーリンク

関連記事

  • NeRF (Neural Radiance Fields):深層学習による新規視点合成
  • ZBrushでアヴァン・ガメラを作ってみる
  • 2022年 観に行った映画振り返り
  • 書籍『開田裕治 怪獣イラストテクニック』
  • Digital Emily Project:人間の顔をそっくりそのままCGで復元する
  • ZBrushCoreのTransposeとGizmo 3D
  • Unity ARKitプラグインサンプルのドキュメントを読む
  • 布のモデリング
  • ZBrushでゴジラ2001を作ってみる 頭の概形作り
  • 自前Shaderの件 解決しました
  • Adobe Photoshop CS5の新機能
  • ZBrush 2018での作業環境を整える
  • SIGGRAPH ASIA 2009で学生ボランティア募集してるみたい
  • トランスフォーマーロストエイジのメイキング
  • 仮面ライダーあつめ
  • Maya LTでFBIK(Full Body IK)
  • 映画『ジュラシック・ワールド』のVFXメイキング
  • ゴジラの造形
  • S.H.Figuarts 仮面ライダーアマゾンズ
  • 映画『パワーレンジャー』スーツのメイキング
  • 『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のVFXブレイクダウン まとめ
  • ラクガキの立体化 1年半ぶりの続き
  • オープンソースのテクスチャマッピングシステム『Ptex』
  • Zibra Liquids:Unity向け流体シミュレーションプラグイン
  • 第20回 文化庁メディア芸術祭『3DCG表現と特撮の時代』
  • Unity MonoBehaviourクラスのオーバーライド関数が呼び出される順番
  • ZBrushCore
  • ZBrushで仮面ライダー3号を造る 仮面編 横顔のシルエットをリファレンスに合わせる
  • シフトカーを改造する人達
  • Texturing & Modeling A Procedural ApproachをGoo...
  • プロシージャル手法に特化した本が出てるみたい(まだ買わないけど)
  • ZBrushからBlenderへモデルをインポート
  • サンプルコードにも間違いはある?
  • 写真に3Dオブジェクトを違和感無く合成する『3DPhotoMagic』
  • MeshLab:3Dオブジェクトの確認・変換に便利なフリーウェア
  • Unity ARKitプラグインサンプルのチュートリアルを読む
  • トランスフォーマー :リベンジのメイキング (デジタルドメイン)
  • MPFB2:Blenderの人体モデリングアドオン
  • 無料で使える人体3DCG作成ツール
  • Structure from Motion (多視点画像からの3次元形状復元)
  • 白組による『シン・ゴジラ』CGメイキング映像が公開された!
  • 3Dモデルを立体視で確認できるVRアプリを作っている
  • モバイルバージョンを終了